エコキュート専門店 新規参入で1.2億円達成レポート
1拠点50件のエコキュート案件を集客・施工する省人化モデル
概要
エコキュート専門店は、対応スピードをコンセプトにした機器交換リフォームの専門店です。
お客様の「お湯が出ない」という緊急の問題をスピード対応と地域密着型で解決し、競合他社との差別化を図ることが市場で勝つための重要な要素となります。
「地域密着だからこそできる3つのスピード」、すなわち訪問、見積もり、契約(クロージング)の各ステップを迅速に行うことが、エコキュート専門店としての強みをさらに磨き上げることにつながります。
このようなコンセプトと戦略により、エコキュート専門店は顧客からの信頼を獲得し、市場において独自のポジションを築くことが可能です。
なぜ、エコキュート専門店が時流なのか
①景気の波に左右されない安定性
リフォーム工事は必需品としての性質上、安定した需要が見込まれます。奢侈品としての性質を持つ塗装工事と絡めることにより、強い事業基盤を作ることができます。また、塗装工事の集客が落ち込む冬場にリフォーム工事の需要が増える点も、参入が魅力的な理由です。
②未経験からでも早期に育成が可能
機器交換(修理に対する提案)に焦点を当てたシンプルな業務プロセスなので、短期間で人材育成ができ、早期に収益化することが可能です。
③複合受注により相見積対策・契約率向上
家の外回りである塗装工事や、お湯を使用するお風呂のリフォームといった類似性を活かし、複合受注のチャンスを生み出すことができます。これにより、利益率の低下に課題を抱えている企業も、粗利率や契約率の向上という面で改善を図ることができます。
エコキュート専門店を成功させるポイント
■エコキュートの補助金について
2024年4月現在、エコキュートには国から補助金が出されており、本体に対して最大13万円という過去に例のない額の補助があります。
このため、多くの企業や消費者から注目されています。この補助金を申請する企業に特別な資格は必要なく、塗装会社でもこの補助金を申請する事業者になることが可能です。
補助金があることで集客数が増えやすくなるため、補助がある今こそがエコキュート専門店への参入時期と言えます。
■商品仕入れ・設計
エコキュートや設備機器には「掛け率」という概念が存在します。
「掛け率」とは、販売価格に対する原価の割合をパーセントで示したもので、販売価格に対してメーカーや卸売業者との仕入れ値や卸値がどの程度の比率であるかを表します。
この掛け率は、仕入れルートやエリアによって変動するため、掛け率をコントロールし、価格優位性を確保することが、エコキュート専門店を成功させるための鍵となります。
船井総研は、この仕入れルートを各エリアで確保することに成功しており、専門店を高い成功率で運営することが可能です。
エコキュート専門店立上げの流れ
■市場調査
事業を始める場所でのエコキュートの市場規模を調査し、想定される売上から逆算して、必要な設備や手続きなどをご提案いたします。
■商品提案
持つべき商品の種類や価格設定など、さまざまな品ぞろえを展開します。
■オープン前販促
オープンに向けて、商品コンセプトの策定、Webページの制作、プレスリリースなどを通じて、意見をすり合わせ、より良いスタートを切れるように伴走いたします。
■マーケティング
Webサイトを主軸としたマーケティングを行います。
Webサイト構築とチラシ集客を組み合わせ、効果的な集客を実現します。これにより、エコキュート専門店の認知度を高め、多くのお客様にサービスを提供できるようサポートします。
参入条件①初期必要人員数
営業1名(兼任可)
参入条件②必要投資額
500万円~800万円
期待できる数値効果
■月間の粗利シュミレーション
現調 | 50件 |
契約率 | 50% |
平均単価 | 40万円 |
粗利率 | 35% |
■売上高と粗利
売上高 | 12,000万円 |
粗利 | 4,200万円 |
粗利率 | 35% |
■販管費合計
販管費合計 | 3,300万円 |
〈内訳〉 | |
人件費 | 900万円(営業1名~2名) |
販促費(チラシ) | 1,300万円(1枚配布コスト5円) |
販促費(WEB) | 300万円(CPA1.5万円) |
営業経費 | 60万円 |
地代家賃 | 250万円 |
その他 | 90万円 |
■営業利益
営業利益 | 900万円 |
営業利益率 | 7.5% |
※数値はあくまでもモデルであり成果を約束するものではありません。
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