企業理念の浸透やビジョン策定は経営戦略において重要です。
企業理念が浸透しないまま経営環境に変化が起こった際、組織内の対立や業績悪化などを招きます。
船井総研では一貫性のある経営ビジョン策定と企業理念の浸透をご支援いたします。
- 経営ビジョン策定コンサルティングについて
- 経営ビジョン策定コンサルティングの関連コラム
経営ビジョンとは?解説
- ビジョンとは、会社がこれから目指すべき未来の姿を表し、その会社にかかわるすべての人が同じイメージを共有・理解するためのものです。 そして、船井総研が策定するのは「共感・情動が起こるビジョン」です。
【ビジョンとは“共に歩む道(Way)”をつくるもの】
- 船井総研では、業績や社員数など定量情報中心の“掲げるビジョン”ではなく、社員とその家族をはじめとしたステークホルダーと“共に歩む道(Way)のビジョン”を策定します。
経営ビジョンの策定サポートはこのような方におすすめ
- 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。
- 現在成長が鈍化した状態であり、停滞感を感じている
- 社員の主体性を発揮する組織づくりに難しさを感じている
- 経営者交代に伴い、会社の方向性をリニューアルしたい
- 組織が大きくなり、組織や社員の一体感が今イチな感じがする
- 社員のエンゲージメントを向上させていい会社づくりをしたい
- 視座の高い経営幹部をどんどん育成・輩出したい
- 自社の持続成長のために経営理念・ビジョンの浸透が必要だと感じている
- 優秀な人材も振り向くビジョンを策定したい
経営ビジョン策定サポートコンサルティングの概要
- 日本国内の経営環境は、人口減少・少子高齢化など長期的な社会構造の変化、産業全体のDX化の加速、SDGsによるサステナビリティ経営への転換など、日々変化しています。
※サステナビリティ経営とは、社会・経済・環境の持続可能性を配慮した経営を行うことを指します - また、このような外的変化だけではなく、企業内部でも社長交代、企業成長による急速な社員数の増加、経営環境悪化に伴う退職者の増加、M&Aによる他社のグループ化なども、経営環境に変化を及ぼします。
- 経営ビジョンや価値観等が整理されていないままにこのような著しい経営環境の変化が起こってしまうと、組織内での対立や従業員のモチベーションの低下などを招きやすくなり、そのため業績悪化を招くことになります。
- 船井総研では変化の著しい経営環境においても持続的な成長ができるよう、時流をとらえながら経営ビジョン策定のご支援を行っています。
船井総研の経営ビジョン策定コンサルティングの特長
- 船井総研の経営ビジョン策定支援では以下のような点を大事にしております。
- 一貫性を重視
- 抽象度が高くなりがちなパーパス(理念)から経営戦略に至るまで一貫性を持って策定します。
単なる標語ではなく、目標とすべき将来へと向かう具体的な行動と成果につながる、価値ある経営ビジョンを策定します。
- 豊富な現場浸透策を保有
- 「現場に伝わらない、腹落ちしない」ビジョンを策定しても意味がありません。
船井総研では上記の一貫性を重視するとともに、現場浸透施策(インナーブランディング)を豊富に有しております。
- ビジョン策定×業種の専門性
- ビジョン策定(PMVV策定)の専門コンサルタントと、業種・業界の深い知見を有する専門コンサルタントチームで、ツボを押さえたビジョン策定を行います。
- 柔軟な対応
- 各企業の状況により、ビジョン策定にかけられる期間は異なります。船井総研では状況に応じた適切な業務設計を行うことで、柔軟に納期対応させていただきます。
- 伴走型支援
- 外部のコンサルという位置づけではなく、「まるで経営メンバーのように」プロジェクトの成果を一番に考え、プロジェクトの推進責任者として参画させていただきます。
船井総研が経営ビジョン策定コンサルティングで大切にしていること
- 船井総研では創業精神を大事にしながら、バックキャスティング発想を取り入れ、パーパスなどの上位概念から経営戦略に至るまで一貫性をもって策定します。
経営ビジョン策定コンサルティングの流れ
- 標準的には以下の手順で策定します。
経営ビジョン策定コンサルティングでお渡しする成果物のイメージ
- 以下のようなアウトプットをさせていただきます(一部抜粋)
- 経営ビジョン
(PMVV)
- ビジョン実現のための
事業戦略
- ビジョン実現のための
人財戦略
経営ビジョン策定コンサルティングのご支援実績(一例)
- 船井総研では業種・業態・規模問わず、ビジョン策定の実績がございます。
- - 売上100億 アパレル卸売企業 -
- 業界が成熟化している上、ビジネスモデル的に収益性が低い
- 次の10年先の明るいビジョンをつくり、いまいる社員のエンゲージメント(ビジョンに共感し、自発的に行動する意欲)を上げたい
- Way(PMVV)の再構築
- ビジョンに基づいた高収益新規事業の立ち上げ
- - 売上40億 EC事業 -
- 体制が整ったいま、第2創業期として、次の成長のシナリオが必要
- いままで作っていた理念・ミッションがバラバラで社員に伝わっていない
- Way(PMVV)の再構築
- ビジョンの具体化および戦略シナリオの解像度アップ
- - 売上120億 地域一番店住宅・不動産 -
- さらなる成長を続けるため、グループ全体でギアを上げた次なるビジョンが必要。創業者が大切にした思いを基に、グループ共通の目的(パーパス)が必要
- 時代に合わせて理念・ミッションをバージョンアップ
- 2030年に向けたビジョンを策定し、既存・新規事業の成長シナリオを精度アップ
- - 売上40億 不動産企業 -
- これから次の世代が活躍できるような事業展開が必要
- 経営者の思いを形にした理念の浸透が必要
- 次世代メンバーを中心にした理念・ミッションの再構築
- 不動産新規事業の立ち上げと計画づくり
- - 売上30億 住宅企業 -
- 創業者が30年間作り上げた住宅事業を次の代に任せるための体制が必要
- 次の代に任せられるような10年間のビジョン及び事業戦略の構築
- HDを生かした事業ポートフォリオの再構築
- - 売上30億 リフォーム中核企業 -
- リフォーム他店舗展開で事業を拡大
- これから先も成長し続けるための新規事業が必要
- 住宅を軸においたビジョンストーリーの構築
- HD化を軸にしたパーパスづくり
- - 売上150億 中古・新車ディーラー -
- 先行き不透明・成熟化している自動車業界におり、次の10年も成長し続けられるビジョンが必要
- M&Aを生かした企業の成長シナリオが必要
- HD化しグループのWay(PMVV)づくり
- M&Aを生かした新規事業の選定・立ち上げ・推進
- - 売上100億 地域一番店ディーラー -
- 5年先までは成長シナリオが見えているが、事業承継を控えているいま、次の代に明るい姿でバトンタッチしたい
- 創業者+次世代幹部で10年先のビジョンづくり
- 自動車業界以外の新規事業の選定・立ち上げ
- - 売上80億 地域一番店ディーラー -
- モビリティを中心に事業を展開し、異業種新規事業にチャレンジしてきた
- 次の代に任せられるよう、次の10年の絵を描きたい
- この先10年間のビジョンと事業展開の絵
- - 売上30億 食品メーカー -
- 持続的な成長のため上場を目指しており、上場前・後のビジョンの整理が必要
- しかし、視座の高い社員が少なく、育成が課題
- IPO実現のためのビジョンの解像度アップ
- Way(PMVV)の再整理時に、視座を高めるため次世代幹部の巻き込みを行う
お客様の声 アーキテックス株式会社様
【次の成長軌道に進むためのPMVV浸透と幹部育成】
会社名 | アーキテックス株式会社 |
代表 | 代表取締役 近藤 剛 様 |
設立 | 1998年 |
従業員数 | 343名 |
事業内容 | 注文住宅、分譲不動産、賃貸住宅リフォーム、住宅リフォーム、土地活用、海外住宅事業 |
- 開始前の状況・ご依頼のきっかけ
現社長が1998年の創業以来、経営トップのリーダーシップで売上133億円、社員数342名まで業容を成長させてきました。
また、次の成長フェーズを見据えると、これまの延長戦上の経営者によるトップダウンでは中長期的な持続的成長は難しい(誰も幸せにならない)と考えました。
現幹部の視座を高めて、次世代の若い幹部を育てる必要性を感じ、今一度、パーパス、PMVVの再構築・バージョンアップを図り、それをベースに経営推進する体制づくりを構築したいと考えました。
- ご支援内容
経営幹部7名によってPMVV・パーパスをバージョンアップ化を図りました。
これは現社長の創業者スピリットをベースにしながらも、現社長はあえて先頭には立たないようにしました。
個別に事前課題をまとめながら、それをベースに7名による長時間にわたるタイヤログ(対話)を徹底的に実施しました。
そうして再構築したPMVVを社内発表を行い、社内浸透策を展開しました。
PMVV再構築の過程で、次世代の若い幹部をダイヤログ(対話)に巻き込み、浸透の輪を組織全体へ広げていく取組みを展開いたしました。
社内浸透策の中心の取組みとして、全社員参加のPMVVカレッジを定期開催をスタートさせました。
経営幹部7名と次世代の若い幹部を浸透の伝染源(コアメンバー)として浸透を加速しています(現在進行形)。
- ご支援の成果・ご支援を通じて得られた変化
パーパス・PMVVの再構築の対話(ダイヤログ)、次世代幹部候補メンバーの巻込み、浸透策の実施展開を進める中で足元・目先の業績アップへの意識に加えて、自社グループの存在意義への意識付けが高まりました(現在進行形)。
経営幹部の判断軸が「経営トップの発言」から「自社のパーパス・PMVV」へ意識が高まりつつあり、以前よりは主体的な判断、意見が出るようになりました。
また、短期的な視点だけでなく、中長期的な視点での議案・提案が上がるようになってきました。
幹部、次世代リーダーの視座が上がりつつあることで、経営トップがより上位概念の経営課題に取り組める余地ができつつあります。
お客様の声 桃栗柿屋グループ(株式会社桃栗柿屋・有限会社桃栗柿屋)様
【事業承継に伴い理念・パーパスの社員1人1人への浸透度を高める】
会社名 | 桃栗柿屋グループ(株式会社桃栗柿屋・有限会社桃栗柿屋) |
代表 | 代表取締役会長 野々村 新治 様 |
設立 | 2004年 |
従業員数 | 43名 |
事業内容 | 新築住宅、中古不動産+リフォーム、不動産仲介・買取再販、住宅リフォーム |
- 開始前の状況
・創業者である経営トップから次期経営者(血縁関係のない幹部)へのバトンタッチを控えて、給与体系、評価制度、組織化を再構築を進めていました。
・中長期的な視点で、最適な制度構築を進めている自負はあったが、短期的には、制度変更における社内の動揺も若干発生しました。
・このタイミングで企業理念による、統一の価値観、企業カルチャーを再度浸透させることで、社内の一体化を図ることが必要だと考えました。
・以前から「理念」の重要性は感じ、社内浸透を図ってきてはいたが、社員への浸透度については今一つ不十分さを感じていました。
- ご支援内容
・全社社員参加の「理念浸透研修」を計7回(各3時間)のカリキュラムを作り実施しました。
・「理念」や「パーパス」は理論、理屈で説明したり、左脳で理解するもの頭で理解するものではなく、価値観、目的であり、1人1人が右脳で体感、感じることが重要です。
・会社の理念を一方通行に伝える形式はタブーです。社員1人1人の人生の働くことに対しての価値観、目的を見つめ直し、グループワークで語り合い、シェアすることとからスタートしました。
・参加者1人1人の価値観、生きる目的や働く目的を明確にした上で、会社の理念の本質的な意図、思いを体感するワークを行う理解浸透させました。
・自分自身の生きる、働く目的と会社の理念・パーパスがどのように一致、重なっているかを整理し、グループワークでシェアする研修を集中実施しました。
- ご支援の成果・ご支援を通じて得られた変化
研修参加の社員の皆様のアンケート(一部紹介)
・「私の人生のテーマと会社の理念が重なっていると実感しました」
・「自分と周りの人をハッピーにするという面が私の人生の目的と全く同じです」
・「会社の目的が達成されれば、自然と自分の人生の目的も達成されます」
・「必要とされる人になる」という部分が自分の目的と同じでした。意識していきたいです」
このように、自分自身の人生の目的(研修で見つめて明確にする)と会社の理念を重ね合わせて考える意識が高まり、浸透が深まります。
お客様の声 株式会社ミック様
【次の成長フェーズのため、社員が奮い立ち、ワクワクする10年ビジョン構築】
会社名 | 株式会社ミック |
代表 | 代表取締役 池田 定治 様 |
設立 | 1972年 |
従業員数 | 153名 |
事業内容 | 車検・整備、自動車販売、保険 |
- 開始前の状況
創業51年、創業者(お父様、現会長)よる市場規模拡大トレンドの中、時流適応した適切な経営手法で業容を拡大して、地域一番企業の地位を磐石なものにされました。
そして、2代目社長(ご子息)に事業が承継される中、国内マーケットの拡大が望まれない環境下で、持続的成長を続けるためには、これまでのトップダウン経営から社員1人1人のエンパワーメント、エンゲージメント(自主的な貢献意欲)の高いボトムアップ経営の必要性を感じていました。
そのためには、経営の上流工程である自社のパーパス、PMVV、そして10年後ビジョン構築が改めて必要だという認識に至られ、そのサポートをさせていただくことになりました。
- ご支援内容
創業者スピリッツをしっかりと押さえながら、現社長の人生観、経営観、未来観などの根本的な価値観をロングインタビューでヒアリングしました。
その上で以下の策定のファシリティト及びコーディネート行いグループビジョンを構築しました。
P(理念、philosophy):【思想】社員1人1人が最上位で重要視したい信条・思 い
M(使命、Mission):【行動】Pの追求のために社員1人1人の行動使命
V(実現像、Vision):10年後の実現したい具体的な姿(全8項目からの切り口からの構成)
V(行動規範:Value):PMVを実現するための日々1人1人がお互いに意識する規範
- ご支援の成果・ご支援を通じて得られた変化
社員数100名前後を超えるステージから、社長1人だけでのトップダウンマネジメントでは限界を感じる方は少なからずいらっしゃると思います。 持続的成長のためには社長の次の経営幹部メンバーの視座を上げることが必須になります。 パーパス、PMVV構築によって経営幹部が自社の価値観に共感して、各人が自律的、自立的に判断する方向性を明確になりました。
創業社長よりトップダウン経営で現在の業容まで伸ばした歴史もあり、社員1人1人の潜在能力、主体性、可能性を十分に引き出せていないもどかしさを感じていました。
社員によるボトムアップ型カルチャーづくりがこれからの時代の持続的成長には必須である確信から、現場、戦略レベルでの様々な取り組みを行ってきました。
これらの取り組みみはそれなりの成果は感じてきましたが、更なるアップグレードのためには、何かが足りないという思いを持っている時に、船井総研のこのテーマ(PMVV)のセミナーを知り、参加しました。
3カ月の船井総研さんによるコーディネイト、ファシリテートにより、心の底から純粋に実現したいこと、今回の構築したPMVVによって整理できました。
そして、一貫性のある、分かりやすいワードに整理ができましたので、幹部社員、社員1人1人落とし込むことを推進しながら、ボトムアップ型のカルチャーづくりを進めたいと考えています。
経営ビジョン策定コンサルティング 資料ダウンロード
- 本ページの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
①経営ビジョンとは
②経営ビジョン策定/理念浸透のご支援概要
③よくある相談内容
④経営ビジョン策定/理念浸透で押さえるポイント
⑤経営ビジョン策定/理念浸透の流れ
⑥アウトプットイメージ
⑦船井総研の特長
⑧ご支援実績(一例)
⑨お客様の声 アーキテックス株式会社様
⑩お客様の声 桃栗柿屋グループ(株式会社桃栗柿屋・有限会社桃栗柿屋)様
⑪お客様の声 株式会社ミック様
⑫ご相談の流れ