事業開発機能強化コンサルティングとは
- 新ビジネスを創造する「事業開発」は最重要な経営テーマの1つです。「事業開発機能強化コンサルティング」は、「事業開発」を再現性のある仕組みに落とし、持続可能な成長ドライバーとして機能させる取組みです。次世代幹部を中心に実施することで、幹部育成の効果も狙います。
事業開発のプロセス
アイデア創出・探査
アイデア絞り込み(仮説構築)
事業計画策定
検証・実証
事業化
事業開発機能強化 コンサルティング
- 事業開発プロジェクトに伴走しながら、現経営者の知見とコンサルティングスキルの落とし込みをおこない、貴社の事業開発機能を強化します
仕組み化による再現性の担保
現経営者の知見をベースに、必要な各種調査・検討を、体系化されたフレームワークを活用し、“型”への落とし込み(=組織知化)することで再現可能な仕組みとして整備できる
経営幹部の育成
次世代経営幹部が、上記「ポイント1」を踏まえた事業開発を実践することで、組織知化された現経営者の知見と、事業開発の“型”を備えられ、事業開発力が向上する
よくあるご相談内容
- 事業開発機能強化コンサルティングはこのような方におすすめです。
No.
対象
主な状況
1
既存事業だのみで、成長に課題を抱える企業
- 新規事業を試すものの、目立った成果が出ない
- 新規事業が既存事業の延長線から抜け出せない
- フレームワークが分析だけで終わり、事業化に繋がらない
- 事業開発を推進する専門人材が不足している
2
事業承継を控え、次世代幹部を育成したい企業
- やり方が属人化し、組織としての開発力が育っていない
- 経営トップの経験やノウハウが暗黙知のままで、継承できない
- 次世代幹部が自律的に動けず、指示待ちになっている
- 失敗を恐れず挑戦させられる「育成の場」がない
3
機能不全の新規事業部門を抱える企業
- 専門部署を設置したが、社内で孤立し形骸化している
- 事業開発の方針が曖昧で、担当者が混乱している
- 既存事業部との間に壁があり、連携が進まない
- 短期的な評価制度が、中長期的な挑戦を阻害している
4
"宝の持ち腐れ"で技術を事業化できていない企業
- 優れた技術やアセットはあるが、それを「稼ぐ方法」がわからない
- プロダクトアウトの発想から抜け出せず、顧客ニーズを掴めていない
- 収益を生むビジネスモデルを描ける人材がいない
- アイデアを検証し、事業化するプロセスを知らない
5
M&Aで多角化したが、グループがバラバラな企業
- 各社が独立独歩で、グループとしての新たな価値を生み出せていない
- グループ全体の視点で成長戦略を描けていない
- グループを横断して事業を創れるリーダーがいない
- グループ内の情報やアセットが共有されず、活用されない
事業開発機能強化コンサルティングの支援概要
- 新規事業開発に必要な要素を棚卸し、各種フレームワークを活用した、再現性のあるプロセスとして整理し、次世代経営幹部の育成と組織知への落とし込みを実現します。
事業開発のプロセス
アイデア創出・探査
アイデア絞り込み(仮説構築)
事業計画策定
検証・実証
事業化
事業開発機能強化コンサルティングの提供価値
- 1. 事業開発に必要な要素の棚卸し
- 2. 事業開発フレームワークと検討方法の提供
- 3. 絞り込みの方法・ポイントを提示
- 4. 事業化後のモニタリング・運営ルールの整備
- 5. 1~4を再現性のある組織知へ落とし込み
現経営トップの経験・知見をベースとして構築
経営トップのプロジェクト参加による効果
- 事業開発は、経営トップ(知見や情報、権限を有する)の関与で、アイデア創出の幅出しや的確な判断、事業の実効性、事業化速度が高まります。
- 一方で、経営トップへの依存度が高くなると、仕組化や次世代幹部育成への効果は限られます。
事業開発のプロセス
アイデア創出・探査
アイデア絞り込み(仮説構築)
事業計画策定
検証・実証
事業化
プロジェクトへの経営トップの関与による効果
質の高い情報、的確な判断
トップ固有の情報源(業界、パートナー他)や経験と洞察力に基づき、市場性を素早く、的確に判断できる
リソース確保による実行性
必要なリソース(予算、人材、部門横断の協力)を迅速に確保でき、事業計画の実行が高まる
事業化速度
責任の所在がトップにあることから、承認プロセス他が円滑に進み事業化速度が速まる
関与が強すぎる場合、
仕組化・次世代幹部育成の
効果が希薄化されることに注意が必要
事業開発機能強化コンサルティングの主な流れ
- コンサルティングの一例です。企業の状況に応じたカスタマイズを行います。
- 1.事業(ビジネスモデル)仮説構築
- 内部・外部環境分析事業仮設構築・検証
検討内容
- - 誰に売るか?
- - どのように売るか?
- - 何を売るか?
- - 想定リスクは?
- - どのくらい稼ぐか?
目的
- - どういった商品・サービスで、ターゲット顧客のどのようなニーズを満たせるのか?どれくらい収益を上げられそうか?を明らかにする
- - 市場の機会やリスクを理解する
- - 競合・自社のポジショニングを明らかにする
主な実施事項
- - デスク調査(PEST、バリューチェーン分析、SWOT分析、STP分析)
- - 顧客ニーズの洗い出し
- - 収益シミュレーション
- 2.事業戦略・計画策定
- 事業戦略策定ビジョン・
ロードマップ策定検討内容
- - 何を実現するか?
- - どのように実現するか?
- - いつまでに実現するか?
目的
- - 事業コンセプト、ビジネスモデルを言語化、図式化して共有可能な状態にする
- - 事業目標を言語化、定量化して、目指す状態と実現プロセスを明らかにする
主な実施事項
- - 事業戦略、事業ビジョン、ロードマップ策定
- - マーケティング戦略の策定
- - 事業目標、KPIの策定
- 3.推進体制・運用構築
- 組織・行動計画
検討内容
- - 誰が何をいつまでにするか?
- - どのような仕組みで管理するか?
目的
- - 自走可能な事業開発推進に必要な体制を明らかにする
- - 業務内容、業務フローを明らかにする
主な実施事項
- - 組織体制、行動計画の策定
- - 経営企画部推進体制/運用ルールの策定
ビジネスモデルの仮説構築
- 各種フレームワークを活用しながら、ビジネスモデルの素材集め、内容固めを行います。
- 同時に事業・サービスの仮説を作成し、再調査/検討を繰り返すことで仮説の精度を上げ、より実効性の高いビジネスモデルへ具体化させていきます。

ビジネスモデルの仮説構築(仮説構築後の検証)
- 仮説構築されたビジネスモデルに対して、①仮説検証、②必要事項の再調査・検討を実施します。
- 必要に応じて③仮説の再検証を行い、ビジネスモデルを固めたうえで、事業戦略・事業計画に落とし込みます。

事業戦略・事業計画に落とし込む
(更に詳細化)
事業戦略・事業計画策定
- 検証を踏まえたビジネスモデルを新規事業戦略として、経営戦略全体の枠組みに組み込みます。その際には、グループ全体としてのパーパスやミッションなどとの整合性の確認が必要になります。
- 同時に、数値計画にはKPIの設定なども必要になります。
パーパス
ミッション・ビジョン・バリュー

中長期経営計画
(ビジョン達成のためのロードマップ、数値目標、重点施策)
(新ビジネスモデル)
・事業概要
・ターゲット顧客
・サービス内容
他

数値計画・アクションプラン
KPI
・営業・チャネル戦略
・マーケティング戦略
・調達戦略
・エリア戦略
他

数値計画・アクションプラン
KPI
・人材戦略
・財務戦略
・IT・DX戦略
他

数値計画・アクションプラン
KPI
推進体制・運用構築
- ビジネスモデル仮説構築から新規事業戦略・事業計画策定までのプロセスを言語化・明示化します。
- そして組織運営体制、業務手順書、業務フローに落とし込むことで、再現性を担保します。

船井総研の特徴
- 経験豊富なグループ経営に関するコンサルタントと船井総研の業種専門のコンサルタントがチームを構成しサポートいたします。
豊富な経験・実績
中堅企業の戦略(グループビジョン・グループ戦略策定)、組織(グループ組織構造改革、グループ本部機能整備)、人事(経営幹部人材キャリアパス・育成プログラム設計)の、企画・立案から現場への落とし込みまでを、20年超の対応実績を有するコンサルタントを中心としたコンサルティング体制でご支援します
高い専門性
中堅企業・大企業の多種多様な企業様とお取引いただいております。豊富な経験・実績に裏打ちされた、グループ経営コンサルティングの品質を備えており、グループ経営に関わる様々なニーズに即したソリューションを提供できます
一気通貫のサポート
グループ経営を俯瞰し全体を統括するコンサルタントを中心に、テーマ・ソリューションごとの専門コンサルタントが一体となり、グループ経営の全工程で専門性×一貫性を担保した対応ができます
経営層・現場レベルとの合意形成を重視した推進プロセス
戦略立案から現場への落とし込みまでの実績・経験を有しており、トップダウン、ボトムアップ両面からのアプローチへの対応が可能です。落としどころを見据えた合意形成を図ることで納得感のあるプロジェクト推進を行います
継続利用できる仕組みの提供
グループ経営の戦略、組織、人事それぞれの重要性の高いテーマの改善の仕組みを整備しており、その仕組みをコンサルティングプロジェクトを通じてインストールします
“ワンストップ型” グループ経営コンサルティングサービスを実現
机上の空論ではない、
成果創出にこだわったコンサルティングが実現可能な体制を構築
資料ダウンロード
- 本ページの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
① 事業開発機能強化コンサルティングとは
② よくあるご相談内容
③ 事業開発機能強化コンサルティングの支援概要
④ 経営トップのプロジェクト参加による効果
⑤ 事業開発機能強化コンサルティングの主な流れ
⑥ ビジネスモデルの仮説構築
⑦ 事業戦略・事業計画策定
⑧ 推進体制・運用構築
⑨ 船井総研の特長
⑩ ご相談の流れ