AI導入・活用による業務効率化・生産性向上とは
- 近年、日本の社会では少子高齢化や働き方改革が進展し、企業における労働力確保は困難な大きな課題となっています。このような複雑な経営環境において、業務効率化と生産性向上は喫緊の経営課題であり、その解決が強く求められています。
- DX推進といったデジタル化による業務効率化・生産性向上への取り組みは既にさまざまな企業で実行されていますが、最新のテクノロジーである生成AIの登場により、AIを活用した新たな業務効率化・生産性向上が今、大きな注目を集めています。
- AIを活用することで、従来の情報システムでは標準化・効率化が難しいとされてきた複雑な業務までもが標準化・効率化可能となり、飛躍的な生産性向上を実現できます。これは、企業の未来を切り拓き、競争優位性を確立するためのイノベーションの機会を創出するものです。船井総研は、この最先端テクノロジーを最大限に活かし、貴社のビジネス全体を最適化するパートナーとして、次の成長を強力に支援いたします。
【AI導入・活用のポイント】
よくあるご相談内容
- 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。
- 経営・業務への人工知能(AI)活用について気になっているが、具体的にAIで何が出来るのかがわからない
- 自社のどの領域の業務にAIを導入すれば、最も高い効果を受けられるのか、導入に最適な分野や方法がわからない
- 自社でAIを上手く導入・活用できるか不安がある。特に実装における具体的なステップや課題について詳細な知見がほしい
- AIを「使っている」/「使ってみた」が、期待したような結果が得られておらず、その運営方法や活用戦略に課題を持っている
- 生成AIを使える環境は整えているが、あまり活用できておらず、導入効果を最大化するための具体的なアイデアやツールを探している
- AIのPoC(Proof of Concept:概念実証)に取り組んでいるが、なかなか本開発や実装に至らない
- AI導入にかかる費用がどのくらいか詳細に知りたい、あるいは投資対効果の立案を検討している
- AIを導入・活用する上でのリスクや注意点、適切なガバナンス体制について専門知識を求めている
- AI導入による効果をどのように測定すればよいかわからない、評価方法の明確化が必要である
- 業務の属人化を解消し、標準化された効率的な仕組みをつくりたい
- 人の判断に頼る業務やイレギュラー対応が必要な業務が多く、既存のシステムでは自動化や効率化が難しいと感じている
- ベテランスタッフの高いスキル・ノウハウの継承が上手くできておらず、組織全体の能力低下を懸念している
- 業務改善の必要性を感じているが、どこから手をつければよいか具体的な方向性が見えず、戦略的な立案と実行を求めている
AI導入・活用で押さえるポイント
- AIの導入・活用を成功に導くためには、最低限、以下の重要なポイントを押さえて進めることが必須です。これらの複雑な課題に対し、株式会社船井総研の高い専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが、貴社のパートナーとして徹底的にサポートし、効果的な解決策を提案・実行いたします。
- チェックポイント
- 内容
- 1AI導入・活用の
目的は明確か? - - 最もよくある失敗要因は「AI導入・活用の目的が不明確である」ということです。目的が曖昧なままプロジェクトを進めてしまうと、結果的に期待した効果が得られないリスクが高いため、導入目的の明確化は最重要事項と位置づけています。船井総研では、貴社の経営戦略と未来ビジョンに合致する目標を設定し、明確なロードマップを立案します。
- 2「AIが出来ること」を理解しているか?
- - AI導入・活用は、導入・活用は、業務効率化及び、生産性向上に有効な手段ですが、AIが人間の業務を全て代行してくれるわけではありません。最新のテクノロジーであるAIが「何を得意とし、何が苦手か」を深く理解した上で、AIを活用した最適な業務の流れを設計する必要があります。当社の専門知識を活かし、現実的かつ効果的なアイデアを提案します。
- 3自社のデータは
蓄積・整備されて
いるか - - AIは、その性質上、予め学習されたデータに基づき予測や判断を行います。そのため、AIが高精度な予測・判断を行うためには、高品質な学習データを準備する必要があります。学習データが無い場合や不十分な場合は、その蓄積・整備からはじめる必要があり、データ分析の専門知識が求められる領域です。
- 4AI導入・活用導入の
キーマンは決まって
いるか? - - AIの導入・活用を成功させるためには、クライアント企業側にも、プロジェクトを強力に推進するキーマンが不可欠です。プロジェクトの責任体制を明確化し、実務担当者だけでなく、経営層やキーマンが積極的に関与することが重要です。船井総研は、プロジェクトマネジメントの経験と知見を活かし、貴社内の全体的な連携を強化します。
- 5業務や運用ルールの
見直し・整理も
考えているか? - - AI導入を契機として、自社の業務や運営ルールの見直し・整理も併せて実施していくことで、業務プロセスの簡素化・標準化、そして高い生産性向上を実現しやすくなります。
AI導入・活用の流れ(一例)
- 株式会社船井総研が提供するAI導入・活用支援は、クライアント様の個別の状況や課題に合致するよう、柔軟な進め方を提案できることが特長です。標準的には以下の流れでプロジェクトを推進し、着実な結果へと繋げます。
- Phase1
AI導入・活用の目的・範囲・課題などの整理 現状調査・分析
- 業務関連資料の収集・分析
- 業務フローの可視化
- 問題点・課題の抽出
- 改善点・要望の抽出
- 現行システムの調査
- システム関連資料の収集・分析
- システムの課題・問題点の抽出
- データ量・データ品質、データ活用状況の把握
- データ項目の整理
要求定義、AIシステム構想策定
- AI導入・活用の目的・目標の設定
- 必要な機能・性能の定義
- AI導入の対象範囲決定
- ニーズ・要件の優先順位の整理
- 機能要件・非機能要件の整理
AI導入・活用計画・構想策定(ロードマップ)
- 投資対効果シミュレーション
- AI導入・活用計画書の作成
目安:2~6か月
- Phase2
AI開発ベンダーの選定 RFPの作成
- 全体像とAI化概要情報
- 業務要件
- 技術要件
- 運用要件
- 提案要件
- 提案要領
- その他
システムベンダーの比較・検討
- 候補ベンダーの選定支援
- 秘密保持契約の締結
- ベンダーへのRFP提供
- ベンダー選定のための比較表作成
- ベンダー選定基準およびプロセスの検討・決定
- ベンダー選定会議の開催(ディスカッション)
- ベンダーとの契約形態の確認
目安:2~6か月
- Phase3
AIの導入・活用 PoC*
- 計画策定(リソース・検証機関・評価基準)
- プロトタイプ開発
- 検証・評価
- 意思決定
導入
- 計画策定(スケジュール・体制・移行計画)
- 要件定義(機能要件・非機能要件・カスタマイズ)
- 設計(システム設計・業務プロセス設計)
- 開発(プログラム開発・カスタマイズ)
- テスト(単体テスト・結合テスト・受入テスト)
- 移行(データ移行・システム移行)
- 教育(ユーザー教育・管理者教育)
運用
- 本稼働(システム稼働・業務運用)
- 保守(システム監視・トラブル対応・アップデート)
- 改善(業務改善・システム改善)
- 効果検証(業務効率、生産性)
その他
- プロジェクトマネジメント
(進捗管理・課題管理・リスク管理など)
※弊社以外の会社(システム会社)のAIシステム・サービスを導入する場合、弊社がPMOとして開発工程を支援することも可能
目安:3~6か月
*PoCとは、Proof of Concept(概念実証)の略で、本開発・導入前に実現可能性を検証する取り組みです。
アウトプットイメージ
- 各フェーズにおけるアウトプットイメージは以下の通りです(一部抜粋)
- Phase1
AI導入・活用の目的・範囲・課題などの整理 ▲業務フロー
▲課題一覧
▲ロードマップ
- Phase2
AI開発ベンダーの選定 ▲RFP
▲RFP
▲ベンダー比較表
- Phase3
AIの導入・活用 ▲スケジュール
▲仕様書
▲効果検証
船井総研の特長
- 船井総研は支援先企業様のプロジェクトメンバーとして、プロジェクトの成功に向け、各種企画・進捗管理などのコンサルティング~AIシステムの開発・運用支援まで一気通貫でのご支援を実施しています。


- 船井総研のAI導入・活用支援では、以下のような点を大事にしております。
- 独立系の
コンサルティング会社 - 銀行や会計事務所などの出資母体を持たない独立系のコンサルティング会社であることから、特定のプラットフォームや製品に偏らず、中立的な立ち位置でクライアント様の利益を最優先に考えた最適な提案が可能です。特定のグループに属さないため、クライアント様の個別の状況や条件に合わせて、幅広い選択肢の中から最適な解決策(AIソリューション)をご提案します。
- 経営者目線の
コンサルティング - AI導入・活用支援において、経営者ご自身が何に悩まれ、何に課題を持たれているかを経営者目線で深く理解に努め、経営者に徹底的に寄り添うことを大切にサポートしています。すべてを意思決定し責任を負う経営者と同じ目線に立ち、共に成果にこだわり続けることが「経営者コンサルティング」の本質であり、株式会社船井総研のアイデンティティでもあります。
- 専門コンサルタント
による
徹底サポート - AI導入・活用を専門とするコンサルタント及び、各業界・業種の深い知識を持つコンサルタントが多数在籍しています。さまざまな業界・業種へのAI導入・活用支援を行ってきた中で培われた豊富な実績・事例・ノウハウを基に、プロジェクトを迅速かつ確実に進行いたします。また、机上の空論に留まらず、現場にも足を運び、クライアント様の業務プロセスを深く理解することに努めます。単なるシステム導入ではなく、現場業務の抜本的な見直しを手掛けることも含めてご提案できる高い能力を持ちます。
- 具体的な成果創出を目指す伴走型支援
- 私たちは「外部のコンサルタント」という位置づけではなく、「クライアント様と共同のプロジェクトチームの一員」として、AI導入を共に進めていきます。AI導入をゴールとするのではなく、AIを導入した後の具体的な成果の創出に至るまで、クライアント様に徹底的に伴走してサポートさせていただきます。実行から運営、効果検証までを含めた全体的な視点で、未来に向けたイノベーションを実現します。
ご支援実績(一例)
- 様々な支援実績がございます。
- 通信会社
- 通信用鉄塔の保守点検にドローンを用いることで、安全性と効率性の向上を図っていたものの、大量の動画データが取得され、その分析に大きな手間がかかっていた。
- ✓取得された動画から鉄塔の変状認知をAIにより自動化。
- ✓結果として、効率的な保守点検業務全体の自動化を実現し、運営コストの削減に貢献した。
- 公共インフラ
- 道路の保全業務に多大な手間と力がかかり、保全業務で使用していた車のドライブレコーダーの動画を有効活用できないか検討されていた。
- ✓ドライブレコーダーの動画から道路のひび割れ状況を取得。一定以上のひび割れ箇所をAIが自動認識し、数値化することで、従来の属人的な作業を効率化した。
- 公共インフラ
- マンホールの保全管理が人による目視のみで
行われ、非効率になっていた
- ✓道路をドライブレコーダーで撮影することで、マンホールをAIにより自動認識し、周辺の動画と共に保存。効率化されたシステムを構築し、現場の運営効率が大きく向上した。
- マンホールの保全管理が人による目視のみで
- ガス製造メーカー
- 研究開発員のノウハウや研究成果を共有する方法を模索していた
- ✓関連書類を学習させ、チャットからの問合わせに
回答するシステムを構築。 - ✓ChatGPTを安全に利用できるAzure OpenAI
Serviceを利用して研究開発し、専門知識の共有を加速した。
- オフィス機器メーカー
- 社員3,000人へのIT関連ヘルプデスク対応に多くのリソースが取られていた
- ✓社内ポータルサイトの内容をAI(Azure OpenAI Service)に学習させ、チャットボットで
応対できるようにすることで、ヘルプデスク業務に関わる人員を削減した
資料ダウンロード
- 本ページ、AI導入・活用支援の内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
① AI導入・活用による業務効率化・生産性向上とは
② よくあるご相談内容
③ AI導入・活用で押さえるポイント
④ AI導入・活用の流れ
⑤ アウトプットイメージ
⑥ 船井総研の特長
⑦ ご支援実績
⑧ 資料ダウンロード
⑨ ご相談の流れ