よくあるご相談内容
- 戦略人事は以下のようなお悩みをお持ちの企業様に有効なサポートとなります。
- 幹部が育たない。リーダーがプレイヤー止まり
- 新卒や若手が辞める。定着しない
- 採用しても“戦力化”までに時間とコストがかかりすぎる
- 即戦力採用に頼りすぎて、育てる文化が根付かない
- 人事が管理業務中心で、戦略に関われていない
- 評価制度が曖昧で社員のやる気や成長に繋がらない
- 組織の今の状態が感覚でしか把握できていない
- 育成に力を入れたいが、現場に余力がなく動けない
- 理念が形骸化し行動や判断に結びついていない
- 事業は拡大しているのに、人の成長が追いついていない
中堅企業以上に必要となる人事機能とは
- 中堅企業以上になると、企業の人事戦略はこれまでのオペレーション中心の「管理人事」から、人材の価値を最大化させる「戦略人事」へ機能を昇華させていくことが求められます。
- 中小企業=管理人事
人事に関わるオペレーション業務の遂行
- 中堅企業以上=戦略人事
人材の価値を最大化させるための戦略・実行
戦略人事の役割
- 戦略人事は、経営ビジョンの実現に向け、事業戦略と連動した人材戦略の構築をし、PDCAマネジメントを推進する役割を担います。

※ELTV (Employee Lifetime Value)とは、従業員が入社から退職までの期間で生み出した価値の総量。
※EVP (Employee Value Proposition)とは、従業員エンゲージメントを高めるために会社が従業員に提供する価値。「企業文化」「キャリアパス」「職場環境」「報酬」「福利厚生」など
戦略人事機能強化で目指す効果 ①ELTV
- 社員一人ひとりの「ELTV(Employee Lifetime Value:社員の生涯価値)」を最大化し、企業の持続的成長に貢献します
- 社員が「入社」から「損益分岐点」を早期に超え、「投資回収」フェーズを経て「生産性のピーク」に達するまでの育成・定着プロセスにおける課題を特定します。
- 同時に、社員のエンゲージメントが長期的に維持され、高い生産性を発揮し続けるための阻害要因を洗い出します。

戦略人事機能強化で目指す効果 ②EVP
- 社員にとって魅力的な「EVP(Employee Value Proposition:社員への提供価値)」を明確化し、採用競争力・定着率の向上を実現します。
- 自社のパーパスや戦略、文化、制度、人間関係など多面的な観点から、社員が「働き続ける理由」となる価値の源泉を可視化します。
- 現場とのギャップや価値が伝わりづらい要因を特定し、求職者・社員にとって魅力が伝わるストーリーとして再設計します。

戦略人事構築に向けて押さえるべきポイント
- 戦略人事構築のポイントは以下の4つです。社長直轄の戦略人事部門を新設し、社長レビュー及び幹部戦略人事会議を定例化し、経営と人事の連携を強化します。また、2~3年程度のサイクルで戦略人事部門への事業部門人材の戦略的ローテーションをし、浸透を強化します。

戦略人事コンサルティングのご支援概要
- 戦略人事に必要な各機能の強化に向けて、体制構築から実行に至るまで総合的にサポートします。
- 戦略デザイン
- 事業戦略と連動した人材戦略の設計
- 方向性と優先順位を決め時系列で整理した、戦略ロードマップの策定
- ELTV・EVPを高めるための目標指標の設計
- 戦略推進を加速させる周年行事等のコーポレートイベント設計
- 数値計画とマスタスケジュール
- 実行施策策定
- エンゲージメント採用に向けた既存の選考フローのアップデート
- 離職減に向けた幹部育成、配置転換制度と1on1の実施
- 生産性UPに向けたナレッジシェアの仕組みづくり
- エンゲージメント向上に向けた評価・等級・報酬改革
- 働きがい、リスキリングなどによる
EVP強化
- 実行マネジメント
- 経営×人事×幹部による戦略人事会議の整備
- 経営×人事による会議を通じた戦略人事レベルの向上
- 人材データの可視化とモニタリング
- 重点指標の分析とPDCA(Plan・Do・Check・Act)サイクル支援
- 各部門内における人事連携担当者の設置と育成
経営者ビジョン・コアバリューなど明文化したものがない、または形骸化してしまっている場合は
再定義・再構築もサポートさせていただきます。
- 経営ビジョン策定
- 社長が中心となって、経営幹部とともに10年先を見据えた方向感(パーパス・ミッション)策定
- 経営幹部主導で3年後のありたい姿(ビジョン)を明確化
- 各ステークホルダーから期待される価値を整理し、自社の歴史・現状・未来を踏まえた「らしさ」の本質を言語化
- コアバリュー・創業者精神策定
- 社員が中心となって、これから10年先を見据えて大切にするべきコアバリューを策定
- 自社の成功法則を再浸透させるための創業の歴史や創業者精神の整理
戦略人事コンサルティングの流れ
- 戦略人事コンサルティングの流れは以下の通りです。
- 戦略デザイン
■現状把握
- ヒアリング(経営者・幹部・人事責任者)
■人事関連数値の見える化
- 採用、離職、生産性、勤続年数、
従業員サーベイ結果などの
見える化(BI化)
■課題と重点指標の明確化
- 経営課題と改善に向けた目標設定
- 事業戦略と連動した人材戦略作り
- 目標達成に向けたロードマップ作り
- 実行施策策定
■戦略人事部門の設置
- 人材戦略における重点目標の達成に向けて適性な人材を配置
■会議体の設置
- 社長と人事による
「社長レビュー」 - 社長と幹部と人事による
「幹部戦略人事ミーティング」
■人材開発・組織開発施策の整理
- ロードマップに沿った詳細な実行施策、時期、担当者の決定
- 会議体の議題とも連動
- 実行マネジメント
■施策実行と戦略人事の育成
- 組織の数値化と分析による課題発見
- 経営者との連携で課題解決に向けた実行推進
- 幹部との連携体制づくり
- 主体的なPDCA促進
■効果測定・モニタリング
- 各種施策による効果測定を
リアルタイムで確認
■幹部の人材マネジメント意識の醸成
- マネジメント研修の定期開催
- 部門内の人事連携担当者の配置と実務運用の強化
※従業員サーベイとは、船井総合研究所が提供する「組織SANBŌ」のこと。組織マネジメントツールで、組織の課題を可視化し、改善を支援するサービス。
※BIとは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」の略で、デジタルツールの活用により情報を分析して得られる知見などを活用する手法
アウトプットイメージ
- 以下のようなアウトプットをさせていただきます(一部抜粋)
採用数値の見える化
従業員サーベイスコア
人材ポートフォリオ
生産性数値の見える化
育成プログラム構築
人材ロードマップ
定着数値の見える化
面接アセスメントシート
数値計画
船井総研の戦略人事コンサルティングの特長
- 自社経験と伴走型支援で、貴社の人事部門が戦略的に自律し、経営に貢献する組織へと進化するまで徹底的にサポートします。
- 伴走型支援
- 戦略人事の真の価値は、単なる戦略や計画の策定に留まらず、幹部や組織全体を巻き込み、変革を推進することにあります。船井総研のコンサルティングは、そうした最も難易度の高い実務レベルの実行事項に対し、深く伴走することで、確実な成果へと導きます。
- ショールーム経営
- 船井総研は、かつて自らが管理人事から戦略人事への組織変革を経験し、成功と失敗の両事例を蓄積してきました。その豊富な知見とノウハウを「ショールーム」として活用し、実践的で再現性の高い最適な施策とサポートをコンサルティングで提供します。
- 部門育成
- コンサルティング会社への委託は時間や労力を削減できますが、持続的な成長を考慮した場合、それは最善策とは限りません。私たちは、貴社の人事部門が自律的に戦略人事を推進できるよう、実践的なスキルとノウハウを培い、部門そのものを育成するコンサルティングを実施します。
- 包括サポート
- 人事関連施策は個別に実施することも可能ですが、真の効果を出すには、全体として一貫したビジョンと事業との連動が不可欠です。私たちは、貴社の人事部門が「どこに向かって何をどう実施すべきか」を明確に理解し、事業と連携しながら自律的に動けるよう、包括的かつ一貫性のある取り組みをコンサルティングで支援します。
資料ダウンロード
- 本ページの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
① よくあるご相談内容
② 戦略人事とは
③ 中堅企業以上に必要となる人事機能とは
④ 戦略人事の役割
⑤ 戦略人事機能強化で目指す効果
⑥ 戦略人事構築に向けて押さえるべきポイント
⑦ 戦略人事コンサルティングのご支援概要
⑧ 戦略人事コンサルティングの流れ
⑨ アウトプットイメージ
⑩ 船井総研の戦略人事コンサルティングの特長
⑪ ご相談の流れ