製造業DX革命セミナー 第一講座 業績向上につながる「製造業DX」の考え方 ~セミナー特選講演録~

 

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◆開催日時:2021年4月21日(水)

◆講師:船井総合研究所 片山 和也

◆セミナー詳細:【webセミナー】製造業DX革命セミナー

第1講座:業績向上につながる「製造業DX」の考え方

早速、第1講座に入ります。業績向上につながる「製造業DX」の考え方ということで、私、船井総合研究所、ものづくりグループ、片山和也のほうからお伝えさせていただきます。



まず、今年の市況、1月に入りまして、そして去年の11月、12月と、ここのところの市況は、製造業でどうだったのかというと、ずばり一言で申し上げると、7割経済だと思います。
あとでお話しますけれども、今回のコロナ禍でさまざまな需要、例えば移動などが消失しました。例えば私などでも、コンサルティングのご支援先、顧問先というのが、30社前後あります。

全国にお客様いらっしゃいますから、例えば去年の今頃であれば出張で、毎月毎月30万や40万というようなレベルで旅費精算をしていましたが、例えば先月、先々月どうだったかというと、それが3万円や4万円などで、コンサルティングもほぼ100%、Zoomに切り替わりました。今日のセミナーもそうです。今までであればリアルでご参加いただいていたセミナーなのですが、このようなオンラインでやらせていただいています。

したがって、移動が消失したということです。それだけではないです。当然、海外からも人が来なくなった、行けなくなったといったようなことで、さまざまな需要が消失した結果、やはり製造業にも影響がまわりまわって、多くの製造業の皆様が、おそらく、ここ1、2カ月、前年対比でいうと20%ダウンか、そこまでいってないけれど、15%ぐらいダウンか、場合によっては3割ぐらい減っているなど、自動車が去年の10月ぐらいからぐんと上がってきています。しかし、自動車が上がってきているといっても、量産品の話なので、中小製造業は量産品の周りを支えているケースが多く、自動車が上がったという波に乗れている会社もあれば、それを作るための装置を作っているような会社で、しかもその下請けをやっているというようなパターンですと、下手をすると仕事が半分くらいになった会社も、やはりあるわけです。

テキストにも書いていますけれども、非常に多くの会社が雇用調整助成金をもらっていて、これがないと赤字になってしまうような会社、製造業も多いというのが恐らく現在の実態でございます。

ただ、そういう中でも実は、全世界の上場会社のうち、25%は前年対比でプラスです。つまり業績を伸ばしているということです。今日もそういう話が出てきます。75%の会社は、言い換えれば、業績を落としているのですが、では、ここで問題にしたいのは、25%の業績を伸ばしている会社の共通点は何なのかということをお話させていただきたいと思います。


コロナ禍でも業績を伸ばしている会社の共通点は二つです。一つ目に、時流に乗った取引先と付き合っているということです。例えばどういう業界が時流に乗っているのかというと、一つ目はCASE、次世代自動車です。そして、5Gと書いていますが、デジタルの関係です。そして、自動化です。例えば具体的な会社名でいくと、ダイフクなどです。

このような会社は今期決算も過去最高の売り上げだという話になっています。あとはGXです。GXとは何なのかというと、これは言葉遊びではないです。

今日はこちらのDX(デジタル・トランスフォーメーション)がテーマのセミナーですが、言葉遊びをしているわけではなくて、大事なキーワードでGXというのは、グリーン・トランスフォーメーションのことです。例えば、日本においても、もうCO2を出さないということや、脱炭素というのがキーワードになっています。そういう中で、このグリーン・トランスフォーメーションということで、脱炭素を推進するようなビジネスをやっているところで伸びていて、具体的には、有名な話ですと、今非常に忙しいと言っているところでいえば、大阪にシマノという会社があります。シマノという会社は何をやっている会社かというと、自転車の変速機を作っています。しかも、高級な自転車に付く変速機です。これがヨーロッパで飛ぶように売れているそうです。ヨーロッパというのは、私が4年前にオランダに視察に行ったときには、アムステルダムの市内は4,000カ所が既にEVの充電スタンドがあり、ほとんどの人は自転車に乗っています。

今は、やはりコロナなので、みんな「電車を使いたくない」と言っています。しかし、車を使うのも環境に悪いです。オランダ辺りでガソリン車を買うとすごい税金がかかってきますから、逆にEVだったら補助金が出ます。

しかし、そういう中で、ヨーロッパでは自転車を使って移動するということが推奨されていまして、補助金が出ようです。ですので、高い自転車がヨーロッパでは飛ぶように売れており、先ほどの話で、例えば大阪のシマノさんや、下請けさんなども非常に忙しく、残業しなければ、こなせないくらいの仕事量があるわけです。そういったことは、GX(グリーン・トランスフォーメーション)ということです。

したがって、私が言いたいことは、時流に乗った取引先と付き合っているということです。例えば、現在忙しい会社で申し上げると、リチウムイオン電池の製造装置を作っている会社などは2年ぐらい受注残をかかえているそうです。

5Gとは随分漠然とした話ですが、どんな会社があるのかという話になってまいりますが、例えば、実装機などです。スマートフォンや、車載も含めて、基板に実装する機械を作っているような会社は、日本だと大きく2社あって、一つはFUJIという会社で、あとはヤマハのIM事業部というところがあります。

もちろん、車載なのか、スマートフォンなのか、車載でも何なのかということによるから、全部が全部そうではないのだけれど、基本的には、FUJIさんなどでも、非常に忙しいそうです。ここの下請けをやっているところでも大変忙しいという現象があります。

先ほど私が申し上げたリチウムイオン電池のからみというのはCASEだということです。日本人というのは「景気わるいよね、厳しいよね」みたいな話は他人にしますが、「うち、実はすごく忙しくてね」みたいな話はしません。


やはりこの25%は業績を伸ばしているということに関して言うと、恐らくこれは、中小製造業においても一緒ではないかと私は思っています。


2番目に、デジタル・トランスフォーメーションに取り組んで、その取り組みが成功しているということです。これはまさに本日のテーマなのですが、DXに取り組んで、それがうまくいっている会社というのは、業種を問わずみんな業績を伸ばしているというか、業績を落としていないと私は言い切りたいと思います。


では、デジタル・トランスフォーメーションとは何かというと、そんなに難しい話ではなくて、デジタルを使って、仕事の進め方を変えることです。横文字を使わせていただくと、ビジネスプロセスを変えるということです。
その結果、業績を上げる取り組みのことをDXといいます。しかし、デジタルを使って、仕事の進め方を変えるというのは、何か随分難しい話ではないかと思われている方も多いと思いますが、私はこのDXというのは非常にシンプルに考えるべきだと思います。
では、世の中でDXが一番うまくいっている会社はどこなのかというと、少し話が飛びますが、世の中には、バズワードというものがあります。言葉ははやっているけれど、実態があまり伴っていないようなものをバズワードといいます。例えば、私が考えるバズワードで最近のものだと、インダストリー4.0です。

非常に大事な概念だと思いますが、しかし・・・

 

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