人事・経理DXとは
- 企業の持続的な成長を支える上で、バックオフィス業務の効率化と高度化は欠かせません。人事・経理DXとは、人事・経理部門において、デジタル技術を活用することで業務プロセスを改善し、生産性向上、コスト削減、そして従業員満足度向上を実現する取り組みです。
- 従来の人事・経理業務は、紙資料やExcelでの作業が多く、煩雑で時間のかかる作業が中心でした。人事・経理DXでは、これらの作業を自動化するだけでなく、データ分析に基づいた戦略的な意思決定を支援することで、企業の競争力強化に貢献します。

人事・経理DXのご支援概要
- 現状分析と課題抽出
まず、現状における人事・経理業務の課題を明確化します。業務フローの可視化、システム利用状況の調査、担当者へのヒアリングなどを通して、非効率な業務や潜在的なボトルネックを洗い出します。その上で、現状の課題に対する改善策を検討し、実現可能なDX戦略を策定します。 - システム導入支援
DX戦略に基づき、最適なシステムの選定・導入を支援します。人事・給与システム、勤怠・工数管理システム、会計システム、債権債務管理・経費精算システムなど、お客様のニーズに合わせたシステム導入をサポートします。また、既存システムとの連携やデータ移行、運用・保守体制の検討まで、包括的に支援いたします。 - 現状分析で人事・経理業務の課題を明確化し、最適なDX戦略を策定いたします。システム選定・導入から既存システム連携、データ移行、運用・保守まで、お客様のニーズに合わせた包括的な支援を提供することで非効率な業務を解消し、生産性向上を実現通じたバックオフィス組織強化を加速させます。

よくあるご相談内容
- 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。
- 人事・経理部門の業務効率が悪く、残業時間が増えている
- 紙資料が多く、管理コストや保管スペースが課題となっている
- 担当者によって業務の進め方が異なり、属人化している
- 海外拠点・グループ会社の増加に伴い、人事・経理部門を統合したい
- 人材の採用・育成に課題を感じている
- 経理処理のミスが多く、正確性に不安>がある
- リアルタイムに経営状況を把握できていない
- コスト削減が進まず、収益改善に繋がらない
- 法改正への対応が遅れがちで、コンプライアンスリスクがある
- 従業員のエンゲージメントやモチベーションが低い
人事・経理DXを実施するうえで押さえるポイント
- 人事・経理DXにおいては以下のようなポイントを押さえて進めることが重要です。これらのポイントは船井総研のサポートにより補完可能です。
- チェックポイント
- 内容
- 1自社の方向性との
整合性 - ─人事・経理の領域は、企業経営の礎となる重要な役割りを果たします。バックオフィスのシステムは、従業員に大きな影響を与えるため、どのシステムを最適化すべきか、自社が目指す方向性や改善内容と整合していることが大切です。
- 2あるべき姿の把握
- ─バックオフィス部門としての課題解消ならびに、従業員の働き方や経営データとしての取り扱いまで、どのような課題を解消し、効果や成果を得ていきたいのか、会社としての理想像である「あるべき姿」をイメージすることが重要です。
- 3現状とのギャップ把握
- ─人事・経理DXを進めていく前提として、現状のシステム状況・業務内容について把握し分析することが必要です。また社内のルールが拠点などによってバラつきがないかなど、実態を把握することが、適切な人事・経理DXにつながります。
- 4最適なシステムの検討
- ─あるべき姿から導入の目的や解決すべき課題にマッチした製品の選定が大切です。近年のSaaSツールが多様化している影響もあり、人事・経理システムだけでなく、その周辺とのシステムとの連携可否など広い視点から全体最適な製品選定がポイントになります。
- 5スモールスタートな
実行計画の策定 - ─人事・経理DXは、システムを管理するバックオフィス部門だけではなく、それらを利用する社員も巻き込む必要があるため、全社としてスモールスタートするためにはどのようなスケジュールで進めていくかの実行計画を策定することが大切です。
人事・経理DXの流れ
- 標準的には以下の流れで策定します。ご状況に応じて柔軟に進め方を提案させていだきます。


アウトプットイメージ
- 以下のようなアウトプットをさせていただきます(一部抜粋)
- 業務フロー改善
- 課題分析・仮説設計
- システム構成・比較
船井総研DXコンサルティングの特長
- 「当社グループ創業来の強みをベースに中堅・中小企業へデジタル×総合経営コンサルティングを一気通貫で提供する」という事業方針のもと、当社のDXコンサルティングサービスは、コンサルタントとエンジニアの融合部隊として、上流からのコンサルティング(顧客が実現したいことの具体化)と柔軟な支援が可能であるエンジニアリングによるシームレスにサービスを提供し顧客のDXを加速するご支援をいたします。

ご支援実績(一例)
- 船井総研では業種・業態・規模問わず、様々な人事・経理DXの実績がございます。
- 情報処理サービス
- 業務の可視化不足による非効率な運用状態かつ標準化不足による業務管理の混乱の解消。
- ✓「業務の属人化からの脱却」「労働生産性向上」を目的とした、工数管理の定着と業務標準化にむけた業務改善を実施。
- ヘルスケアサービス
- M&Aによって複数の事業会社に跨っているバックオフィス業務のシステムと業務プロセスの統一化を図りたい
- ✓グループ会社が多いため、標準化した業務プロセス案を策定し、それに見合うシステム統一化、業務プロセス改善を実施。
- システムサービス
- 労務管理、給与計算のシステムを見直し、業務を標準化し属人化を解消及び法改正への対応スムーズ化を図りたい
- ✓将来的な刷新を見据えた会計、人事給与、勤怠管理の製品選定を実施。システム変更に伴う社則変更も実施。
- 住宅不動産業
- 人事業務においてシステム導入しているものの、一部勤怠などで紙運用が残っており、最適なシステム構成を検討したい
- ✓相互に連携可能なシステムの変更を視野にいれ、勤怠システムならびに人事労務管理・年末調整システムの導入選定を実施。
- 物流
- 手作業で管理をしている勤怠管理の業務をシステムで改善し、電子帳簿保存法への対応を実施したい
- ✓業種に特化した勤怠管理ツールを選定し導入。給与明細の電子化から請求書の電子化のためのツールとフローを設計。
- 製造業
- 海外拠点が増える中で多言語・多通貨の会計処理や労務管理の負担増加の解消
- ✓現地法人向けの経理・人事労務システムを導入のうえ、日本本社の経理・人事システムとの連携を考慮したグランドデザインの設計と構築を実施
- 士業事務所
- 業務時間の多くがクライアント対応に割かれることから、内部管理業務の負担を減少。および、紙管理の解消。
- ✓ペーパーレス化を行いつつ、記帳や税務業務をAIによって効率化
- 医療介護
- 勤怠管理やシフト管理、評価周りの効率化
- ✓担当者のシフト作成を自動化し、目標設定と業務時間内の行動評価を連動
資料ダウンロード
- 本ページ、人事・経理DXコンサルティングの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
①人事・経理DXとは
②人事・経理DXのご支援概要
③よくあるご相談内容
④人事・経理DXを実施するうえで押さえるポイント
⑤人事・経理DXの流れ
⑥成果物のイメージ
⑦船井総研DXコンサルティングの特長
⑧ご支援実績(一例)