なぜ今、「業務の可視化」と「分析」が求められるのか?
現代の企業経営において、業務効率化や生産性向上は、企業の持続的な成長を実現するための大きなテーマです。 多くの経営者や担当者の様から、「社員の作業時間を削減したい」「残業を減らして働き方改革を進めたい」「社内の何か無駄をなくせば生産性は上がるはずだ」といった漠然とした課題感に関するご相談を受けます。
しかし、こうした背景を持つ一方で、業務改善に向けた具体的な施策の立案・実行に動けていないのが実情です。 この問題点を解決し、改革を成功に導くためには、勘や経験だけに頼るのではなく、まず自社の業務の実態を客観的なデータに基づいて正確に把握(可視化)し、その結果を基に新たな課題を明確にする必要があります。
私たち株式会社船井総合研究所が提供する「業務分析」と「業務可視化」は、まさにそのための最適な方法です。
船井総研が提供する業務効率化・生産性向上コンサルティングの全体像
- 弊社の業務効率化・生産性向上コンサルティングは、クライアントの現状の業務内容を的確に分析・可視化することからプロジェクトを開始します。 現状の業務フローやリソース配分を改善し、必要に応じてITシステム(アプリケーション)の導入・見直しをトータルでサポートすることで、労働生産性(従業員一人当たりの付加価値額)の最大化という目標達成を強力に支援します。
業務の実態を正確に可視化する際は、5W1Hの視点で業務一覧表、業務フロー図、工数管理表などを作成し、ボトルネックとなっている箇所を抽出・特定します。 続く業務分析のステップでは、豊富な経験を持つコンサルタントが「組織」「業務」「システム」という複数の観点から要因を調査・特定し、抽出された課題の緊急度と重要度を評価して、取り組むべき施策の優先順位を明確化します。
このプロセスを通じて、現状(AsIs)とあるべき姿(ToBe)の業務一覧表などを作成し、改善による期待される成果を可視化することで、関係者の皆様と目的を共有し、改革の定着までを見据えたご支援を行っています。
業務分析・可視化プロセス
- ボトルネック分析の必要性を特定する
何の業務にどれくらいの時間をかけているのかを把握し、ムダ・ムリ・ムラを発見します。 - 問題を特定する
組織内の問題点を組織・業務・システムの視点で要因分析を行い、課題を洗い出します。 - 問題を明確にする
課題の理解を深め、解決すべき点を明確にします。 - 解決策を検討する
課題に対処するための具体的な戦略を練り、潜在的な解決策を幅広く検討します。 - 解決策に優先順位をつける
課題に緊急度と重要度で評価を行い、優先度順に解決策を実行します。

このような経営課題・お悩みはございませんか?
- 業務分析・可視化については、日々さまざまなクライアントから多様なご相談を頂戴しております。
株式会社船井総合研究所では、これまでの豊富なコンサルティング経験と蓄積されたノウハウを基に、多様なご相談・ご要望に対して柔軟に対応いたします。

業務改革を成功に導くプロジェクトの進め方
- 私たちのプロジェクトでは、的確なステップを踏むことで、スムーズな課題解決を実現します。 業務プロセスやフロー、業務量を可視化した上で、問題点の特定、問題の要因分析を行い、本質的な課題を設定します。 そして、その課題に最も有効な解決策をクライアントと共に検討します。

業務可視化・分析の進め方 可視化
- 業務の可視化ができていない状態は、業務のブラックボックス化を意味します。 私たちは、5W1Hの観点で業務を分解し、チームの誰もが共有でき、わかりやすいように業務一覧表、業務フロー図、工数管理表にまとめ、ボトルネック箇所の的確な把握に役立てます。

業務分析・可視化の進め方 業務分析
- 業務分析は、「組織」「業務」「システム」という3つの視点から複合的に行うことで、発生事象の根本的な要因を特定し、真の課題を明確にすることができます。 また、抽出された課題の緊急度と重要度を評価することで、取り組むべき施策の優先度を明確にし、限られたリソースの中で効率的・効果的に施策を講じることが可能となります。


ご提出するアウトプット(成果物)の一例
- 当コンサルティングプロジェクトの成果として、クライアントには以下のような具体的なアウトプットをご提供します。
- 業務一覧表、業務フロー図、業務量一覧は現状とあるべき姿の両方を作成し、改善効果を定量的に可視化することで、改革の推進力と定着をサポートします。
- 業務一覧表
- 業務フロー図
- 業務量一覧表
- 課題施策一覧表
豊富な支援実績に裏付けされた、業種・業界特化のコンサルティング
- 株式会社船井総合研究所では、これまでに蓄積した豊富な経験と専門知識・ノウハウに基づき、業種・業態・企業規模を問わず、さまざまなクライアントが抱えるお悩みに対して、業務分析・可視化を基にした最適な改善策をご提案しています。
ここでは、実際にご支援させていただいたプロジェクトの中から、代表的なケースを一部ご紹介します。
- 不動産管理業
- 課題・背景: 部分最適でシステム(ツール)導入を続けていたため、部署横断での情報管理の弊害となり、業務非効率を生んでいました。
- 複数部署で対応している業務の中で、重複している非効率な業務の解消が求められていました。
- ヒアリングを実施し、業務の棚卸及び業務フローによる現状可視化を徹底。
- 利用システムを合わせて可視化し、DX推進にあたっての効果的活用の検討、優先順位付けや指針を提示しました。
- 総合建設業
- 事務ミスや事故が減らず、発生都度チェック業務が増え、Excel作業も多くなり、品質と生産性に大きな課題がありました。
- 今後予定されている事業拡大に耐えうる業務とシステムの体制にしたいというニーズがありました。
- ヒアリングを実施し、業務フローと利用システムを可視化。 非効率や品質不安定箇所を特定し、要因分析を実施しました。
- その結果を基に、あるべき業務フローとシステム全体像を構築。 システム刷新を前提にベンダー提示用のRFP(提案依頼書)を作成するサポートも行いました。
- ヘルスケアサービス業
- グループ企業の間接部門における業務フローや業務システムにバラつきがあり、属人化、業務のムラが発生。
- 各社の情報収集やグループ全体での数値把握の早期化が求められていました。
- 標準業務プロセスを構築し、全グループ企業統一人事、経理システムの統一導入を推進。
- 間接人員コストコントロール、業務標準化のため、グループ内でシェアードサービス化を実施しました。
- 住宅販売会社
- 今後DX化を推進するにあたり、既存業務及び利用システムの可視化・整理を行いたい。 非効率な業務を正確に把握したいというご要望がありました。
- ヒアリングを実施し、業務の棚卸及び業務フローによる現状可視化を行いました。
- 利用システムを合わせて可視化し、DX推進にあたっての効果的活用の検討、優先順位付けや指針を提示しました。
- BtoBサービス関連業
- 業務プロセスや作業の重複があり、ムダを解消したいというご要望がありました。
- 案件管理における業務プロセスが複雑であり、属人化している業務フローの解消を目的とされていました。
- ヒアリング等で把握した各人の案件管理手順を可視化し、マニュアルを整備。
- 業務で運用している、帳票、システム項目、運用ルールの可視化及び整理を実施し、不要なものを特定しムダを排除しました。
- 製造メーカー
- レガシーシステムの刷新の必要性を従業員から理解が得られず、刷新の方針がだせない。
- 原価管理がExcel管理で属人化していて、正しく捉えられているか判断がつかないという状況でした。
- 全業務を対象にアンケートとヒアリングを行い、業務フロー、利用システムを可視化し、ボトルネック箇所を特定。
- ボトルネックの要因分析を行い、システム刷新を業務(原価管理の観点含む)とシステムの両面から具体的に提示しました。
貴社の業務効率化と生産性向上という重要なプロジェクトを成功に導くため、私たち船井総合研究所の専門家チームがトータルでサポートいたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。貴社の状況に合った最適な進め方をご提案させていただきます。
資料ダウンロード
- 本ページの業務分析・可視化コンサルティングの内容は以下からダウンロードできます。
- 【資料目次】
①業務分析・可視化とは
②よくある相談内容
③業務分析・可視化の進め方
④アウトプットイメージ
⑤ご支援実績(一例)
⑥ご相談の流れ