呼吸器内科クリニックの課題を解決する「経営マトリクス診断」

呼吸器内科クリニックの経営において、院長先生から多く寄せられるお悩みは、主に以下の3つに集約されます。
課題①:患者数が不安定で利益が伸びない(季節変動に左右され、打ち手が散漫になっている)
課題②:専門患者が集まらない(風邪患者ばかりで、本当に診たい呼吸器疾患の患者が少ない)
課題③:定期のかかりつけ患者がいない(右腕スタッフがおらず、全ての判断を院長がしているため時間が取れない)
本ページでは、これらの課題から抜け出し、地域で圧倒的なブランドを築くための要素と具体的なアプローチを解説します。
1. 自院の現在地を知る「経営マトリクス診断」
現在のクリニックがどのような状態にあるのか、「かかりつけ患者数(多い・少ない)」と「専門性:呼吸器疾患の割合(高い・低い)」の2軸で整理したマトリクスで診断してみましょう。
現状のクリニックは、以下の3つのいずれかに陥っていませんか?
① 開業・認知不足(患者数・少 × 専門性・低)
とにかく集患しようと焦り、ターゲットが定まらないまま手探りで施策を乱発しているフェーズです。
② 発熱外来・疲弊(患者数・多 × 専門性・低)
発熱などの風邪患者を数多く診て利益を出そうとするモデルです。専門性を活かす時間はなく、スタッフも院長も疲労だけが溜まり、利益も頭打ちになります。
③ 職人肌・機会損失(患者数・少 × 専門性・高)
専門性は高いものの、院長一人が丁寧に説明しすぎている状態です。1日に診られる人数に限界があり、経営規模が縮小・停滞してしまう「もったいない」状態と言えます。
目指すべき「理想のゴール」は、右上の象限である「かかりつけ×呼吸器専門の両立」です。風邪患者も断らずに受け入れつつ、専門患者の再診数が積み上がり、さらにスタッフが説明や指導を担うことで、院長が「診療」に集中できるチーム医療の形です。
自院の現在地と、目指すべき「理想のゴール」は見えてきたでしょうか。
しかし、「発熱外来中心の疲弊状態」や「院長依存の職人状態」から、いきなり理想のゴールへ飛躍することはできません。かかりつけ医としての広い間口を持ちながら、呼吸器専門の患者様を確実に見つけ出し、定着させる「仕組み」が必要になります。
そこで重要になるのが、クリニックを理想の形へと導き、医師1人体制でも年商1.5億〜3.0億円の達成を可能にする「4つの要素」と、それを動かす「成長の歯車」です。
2. 理想へ導く「4つの設計図」とKGI・KPI
これからの呼吸器内科に求められる理想は、以下の4つの要素で構成されます。
1.地域の「かかりつけ」機能と疾患スクリーニング
まずは風邪などの患者様が気軽に来院できる広い間口を確保し、地域での認知を獲得します。その上で、来院された患者様の中から「呼吸器専門治療が必要な方」を院内の仕組みで的確に見つけ出します。
2.呼吸器専門治療の提供と高い継続率の維持
患者様がご自身の疾患に気づき、治療の必要性を理解するための「気づき」「教育」のプロセスを仕組み化します。これにより治療からの離脱を防ぎ、地域における専門クリニックとしての確固たるブランドを築き上げます。
3.スタッフが主役となるチーム医療とタスクの分業化
専門教育を受けたスタッフが「私たちが患者さんを支える」という誇りを持ち、検査や吸入指導といった専門的なタスクを自律的に担う、強固なチーム医療を実現します。
4.院長の経営者へのシフトと時間の創出
スタッフへのタスクシフトによって、院長は本来の役割である「診断と治療方針の決定」に没頭できるようになります。さらに、生み出された時間を使って経営課題にコミットし、クリニックのより良い未来を構築していくことが可能になります。
この要素に基づき、「呼吸器疾患比率70%」「レセプト単価1,100点」「呼吸器患者の継続率95%」などのKPIを達成することで、安定した高収益モデル(医師1人で年商1.5億~3.0億円)が実現可能となります。
3. 数値を動かす「成長の歯車(具体的なアクション)」
では、具体的にどのようにして上記のKPIを達成し、理想のゴールへ近づいていくのでしょうか。
それには、以下の4つのアクション(歯車)を連動して回すことが求められます。
1.集患する(Web戦略)
現状を把握し、他院との差別化要素(専門性など)をHPで明確に打ち出し、閲覧数と来院率を向上させます。
2.疾患比率を上げる(スクリーニング)
発熱患者の中から、Web問診や看護師による確認を活用し、隠れた呼吸器疾患患者を見つけ出します。
3.継続率を上げる
問診を活用して患者様の病識(病気への理解)を高め、院内で確実に次回の予約を取り切ることで来院のきっかけを作ります。
4.効率を上げる(タスクシフト)
診療見学などで現場のボトルネックを抽出し、スタッフへの分業化やDX・ITツールを活用して診療効率を最大化します。
4. 経営課題を根本から解決する「総合的な経営支援」
これまで解説した「専門患者のスクリーニング」や「タスクシフトによる時間創出」を、日々の診療でお忙しい院長先生がお一人で仕組み化を進めたり、単発の広告施策のみでカバーしたりするには、多くの労力と負担がかかるケースが見受けられます。
理想のクリニック(右上の象限)へ着実にステップアップするためには、Webマーケティングによる「集患」はもちろんのこと、スタッフへの業務移譲(マネジメント)や、現場のオペレーション改善(診療効率化)など、クリニック全体を通じた総合的なアプローチが重要になります。
船井総研では、季節変動に依存しない「集患特化セミナー」や、院長の時間を創出する「診療効率化セミナー」などの情報を発信しております。
また、現状の課題をデータから客観的に洗い出し、戦略立案から現場への落とし込みまでを伴走する経営コンサルティングを実施しています。
「忙しいのに利益が残らない」「専門性を発揮しきれていない」とお悩みの院長先生は、ぜひ一度、自院の課題と未来の設計図について弊社にご相談ください。
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