クリニック経営の課題を解決する「診療効率化」

多くのクリニックが、日々の診療において共通の課題に直面しています。
長時間労働によるスタッフの疲弊、それに伴う高い離職率、そして常にスタッフ補充のための採用活動に追われている現状は、多くの院長先生にとって頭の痛い問題ではないでしょうか。
診療現場でこんなお悩みはありませんか?
● 患者さんが多く来院しすぎて、診療時間内に業務が終わらない
● 院長先生やスタッフが疲弊し、モチベーションが維持できない
● スタッフとの連携に課題を感じ、診察業務に支障が出ている
● 患者さんの待ち時間が長く、クレームにつながることがある
● 「もっと多くの患者さんを診たい」という意欲はあるが、現在のオペレーションに限界を感じている
● 初期教育以外のスタッフ教育に時間を割く余裕がない
これらの課題は、診療効率の悪さが引き起こす典型的な問題です。
そして、これは貴院の持続的な成長と、質の高い医療提供を妨げる要因にもなりかねません。
診療効率化がもたらすクリニックの明るい未来
こうした課題を解決し、クリニックの経営を安定させるためには、診療効率化が不可欠です。
診療を効率化することで、貴院は以下のような多くのメリットを享受できます。
● スタッフの定着率向上
残業時間が減り、院長先生やスタッフの疲弊が軽減されることで、安心して長く働ける環境が整います。
● スタッフのキャリアパスの拡大
初期教育だけでなく、スキルアップのための長期的な教育も可能になります。
● 医院体制全体の強化
スタッフ一人ひとりのスキルが向上し、チーム全体の連携がスムーズになることで、クリニック全体の医療提供能力が高まります。
● 医師が診察に集中できる環境
医師が本来の業務である診察に集中できる体制が整うことは、診療の質と効率を飛躍的に向上させる最大のメリットと言えるでしょう。
船井総研が提案する具体的な診療効率化施策
船井総研では、貴院の診療効率化を強力にサポートするための具体的な施策をご提案しています。
1. 受付業務の迅速化と患者さんの待ち時間短縮
診療効率化の第一歩は、患者さんが来院されてから診察室に入るまでの流れをスムーズにすることです。
【QRコード付診察券・LINE診察券の活用】
患者さんがスマートフォンでQRコードをかざすだけで簡単にチェックインが完了します。診察券の受け渡しや手入力が不要になり、受付スタッフの負担が大幅に軽減されます。デジタル形式のLINE診察券は、紙診察券の管理や再発行の手間、紛失対応にかかるコストも削減できます。
2. 事前情報収集による診察室滞在時間の削減
診察前に患者さんの情報を適切に収集することで、診察室での時間を有効活用できます。
【WEB問診の導入】
紙で行っていた問診を、事前にWEB上で済ませられるようになります。WEB問診内で内視鏡検査の同意書へのサインも完了できるため、同意書のペーパーレス化も実現します。検査や疾患に関する説明もWEB問診内に記載できるため、事前に患者さんの情報が収集でき、診察室での滞在時間を短縮できます。
3. 医師が診察に集中できる体制構築
医師が本来の業務である診察に集中できる環境を整備することは、診療の質と効率を飛躍的に向上させます。
【クラークの活用】
診察中にカルテ記入を専門に行うスタッフ「クラーク」を配置します。医師は診察中はカルテを見ることなく、患者さんとの対話に集中でき、診察終了後すぐに次の患者さんの対応に移ることが理想です。医療事務スタッフを教育してクラークを担当してもらうケースが多く見られます。医師がSOAP(Subjective,Objective, Assessment, Plan)に沿って話すことで、クラークはスムーズにカルテを記入できます。 特に有効なのが、医師1名・2診察室・2クラーク体制です。この体制では、医師が1つの診察室で診察している間に、もう1つの診察室ではクラークが次の患者さんの準備や前問診を進めます。これにより、スムーズな患者さんの入れ替えが可能となり、全体の診察効率が向上します。
4. 説明時間の効率化と患者理解の深化
患者さんへの説明は重要ですが、多くの時間を要することも課題です。動画や資料を活用することで、説明時間を短縮しつつ、患者さんの理解度を高めることができます。
【動画や資料の活用】
大腸カメラ検査の下剤説明や内視鏡の検査説明を動画で提供できます。動画をご覧いただいた上で、説明資料を持ち帰ってもらうことで、患者さんは自宅でも内容を確認できます。これにより、普段口頭で説明している医師や看護師の説明時間が短縮されます。 さらに、各疾患の詳細説明を資料化し、リーフレットとして既存患者さんに配布することで、治療や検査への誘導にも繋がります。患者さんだけでなくご家族の満足度も上がり、良い口コミにも好影響を与えることが期待できます。
5. 内視鏡検査準備時間の効率化
効率化を図ることは全体の診療効率に大いに貢献します。
【ダウンタイム縮小による内視鏡検査効率化】
内視鏡検査の効率化で重要なのが「ダウンタイム縮小」です。これは、医師がスコープを「握っている時間」と「握っていない時間(看護師による患者さんの準備時間など)」に分け、後者の時間を効率化する施策です。
1人目の患者さんのスコープを抜いてから、次の患者さんにスコープを入れるまでの時間は5分が理想とされています。
ダウンタイム縮小のためには、ルート確保や検査の体勢(大腸カメラの場合横向き)など、検査前の準備を検査室の外で済ませることや、インカムを活用してスタッフ間の連携を密にすることが挙げられます。
これにより、検査中の待合室の運用、所見の代行入力、院内導線の見直しといった多角的な視点から、内視鏡検査の効率化を推進することができます。
6. 会計業務の効率化
診療の最終段階である会計業務の効率化は、患者さんの待ち時間短縮と受付スタッフの負担軽減に直結します。
【自動精算機などの導入】
自動釣銭機は、事務スタッフが金額を設定し、患者さんが現金を投入するとお釣りが自動で払い戻される仕組みです。
さらに進んだ自動精算機では、金額の表示からお釣りの払い戻しまで全て機械が対応します。
また、スマートフォン上でお会計ができるキャッシュレス決済の導入も、患者さんの利便性向上と会計業務の効率化に貢献します。
船井総研の【診療見学+診療効率化ご提案】をご検討ください
上記でご紹介した診療効率化施策は、貴院が抱える「より多くの患者さんを診察したい」「スタッフと連携し効率よく診療したい」「残業を減らしたい」「待ち時間をなくしたい」といったお悩みを解決するための具体的な道筋です。
船井総研では、これらの診療効率化にご興味をお持ちの先生方のために、【診療見学+診療効率化ご提案】をご提供しております。
まずはメールにて必要事項をヒアリングさせていただき、その後、貴院を訪問し、診療の現状を見学させていただきます。
貴院の状況を詳細に把握した上で、最適な診療効率化のご提案をさせていただきます。費用は1万円と交通費のみで承っております。
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