「障がい者雇用コンサルティング」とは
企業の障がい者雇用は、義務をクリアするためだけの取り組みではありません。
お互いの価値観や個性を認め合い、それぞれの「長所」を最大限に活かせる職場環境を整えること。それにより、働く社員が「必要とされている」という実感とやりがいを持ち、組織全体の生産性や創造性を引き上げていくこと。これが、私たちが目指す未来の姿です。
「障がい者雇用コンサルティング」は、船井総合研究所が10年近くにわたり、船井総研グループ内でメンバーと共に試行錯誤しながら培ってきた「持続可能な活躍の仕組み」を、貴社のビジョンに合わせて構築・導入します。
【背景・課題】障がい者雇用の動向(現状→課題)
引き上げられる雇用率と、一過性ではない受け入れ態勢の必要性
令和6年4月に法定雇用率は2.5%へと引き上げられ、令和8年7月には2.7%へと段階的な拡大が予定されています。多くの企業が雇用の場を広げる努力を続けていますが、単に「採用人数を満たすこと」だけを目的にしてしまうと、受け入れ体制の不足や業務ミスマッチが生じやすくなります。
▼令和6年 障害者雇用状況の集計結果
実雇用率 3.07%(2.92%)
実雇用率 3.05%(2.96%)
実雇用率 2.75%(2.63%)
実雇用率 2.43%(2.34%)
最も重要な課題は「職場での定着」と「活躍の実感」
せっかくのご縁があっても、任せる役割が明確でなかったり、職場との連携が不足していたりすると、早期の離職につながってしまいます。実際に、精神障がいを持つ方の就職後1年目の定着率は49.2%に留まっており、雇用率という数字を追うだけでは解決できない「定着と活躍の仕組みづくり」が、いま多くの企業にとって真の課題となっています。
私たちは、働く人が自分らしくいられること、そして仕事に誇りを持てる環境を整えることが、これからの安定した企業経営の基盤になると確信しています。
▼ 障害者の職場定着率
出典:『障害者の就業状況等に関する調査研究』(2017年、JEED)
多様な個性を活かす雇用がうまくいく理由
① 「やりがい・働きがい」を軸に置いた定着率の向上
一人ひとりの特性やキャリアビジョンに合わせた業務設計と環境整備を行います。社内の他部署と日常的にコミュニケーションをとり、「自分の仕事が誰かの役に立っている」と実感できる関係性を築くことで、社員が誇りを持って長く働き続けられる職場を実現できます。
② 長所を活かす「適才適所」の業務プロセス設計
誰にでも、得意なことと苦手なことがあります。日常業務を細分化して手順を整えることで、「複雑な業務を丁寧に進めること」や「正確性を求められる実務」など、それぞれの得意な領域に集中して力を発揮できるようになります。
💡 船井総研グループの実践成果:
業務の最適分担によって文字起こしの効率が2.9倍、発送業務の処理数が1.9倍に向上!
③ 企業の「持続可能性(事業性)」を支える仕組みの確立
ボランティア精神や義務感だけに頼る雇用は、長期的に持続させることが困難です。社員が自分の仕事を通じて組織に貢献している実感を持ち、それによって組織全体の業務効率が高まる仕組みをつくること。この「持続可能な体制(事業性)」を確保する設計こそが、企業の成長と働く人の活躍を両立させ、長く続く基盤となります。
障がい者雇用コンサルティングの具体的なご支援の流れ
貴社の中に多様な人財が輝く場所をつくるため、以下の3つのステップで、段階的に体制を整えてまいります。
ステップ1:障がい者雇用計画の策定
- 企業理念や既存の組織風土を踏まえた、雇用の基本方針・目的の整理
- チームの立ち上げスケジュール調整と、持続可能なコスト・人員計画の算出
- 現在の業務から、個々の特性を活かして貢献できる「実務サポート領域」の洗い出し
ステップ2:受入環境の整備とマニュアル構築
- 誰もが手順を視覚的に理解し、安心して取り組めるための「業務マニュアル」の作成支援
- 給与体系や勤務時間など、お互いが快適に働ける勤務条件の設計
- 受け入れ部門だけでなく、全社に向けた多様性への理解を深めるための説明・共有
ステップ3:スタートと成長への伴走
- ハローワークや専門の地域関係機関(医療・福祉・教育関連)と連携した採用活動の展開
- 現場での定着に向けた定期的な面談や、業務進捗に応じたマニュアルの改善・アップデート
- 支援を担う担当者や、将来のチームリーダー候補の育成・フォロー
障がい者雇用コンサルティングの支援内容
✔ 「障がい者雇用計画」の策定支援
- 雇用方針・目的整理(雇用人数確認、基本方針決定)のサポート
- 社内リソース確認(担当部署・担当職員の選出、スケジュール作成、コスト算出)のシミュレーション
- 障がい者が取り組む適性業務(既存事業優先、または雇用のための新規事業・業務)の選定・提供支援
✔ 「雇用の受入準備」の環境整備支援
- 業務内容の細分化・整理、および手順を可視化した「業務マニュアル」の作成指導
- 募集要項・採用条件(給与・雇用形態・勤務時間・必要スキル・サポート体制)の設計支援
- 法人内(担当部門および法人全体)への告知・説明および意識啓発サポート
✔ 「雇用開始」から定着・管理(ノウハウ構築)の伴走支援
- ハローワーク等の求人活用支援、および地域の関係機関(医療・福祉・教育関連)との連携体制の整備
- 受け入れ体制の整備、および配属部門・現場担当者への継続的なフォローアップ指導
- 雇用開始後の業務内容の再整理、および実態に合わせたマニュアル修正の伴走指導
- 仕事の提供・管理(業務の切り出し、進捗管理・支援体制)の構築サポート
- 働き方の多様化と、自立的な人材育成のための「社内雇用ノウハウ」の構築支援
障がい者雇用の成功事例
お互いを認め合い、リーダーを育む組織へ:
船井総合研究所「チャレンジドサクセス室」の実践
- 背景
- 多様な人財がお互いの価値観や個性を尊重し、それぞれの長所を活かして顧客に貢献できる組織を目指し、2015年に大阪オフィスで少人数の本格的な組織的取り組みを開始しました。
- 取り組み
- 東京、大阪に加え、愛媛県松山市には就労支援事業者と連携したサテライトオフィスを設立。現在は「チャレンジドサクセス室」として、社内のあらゆる部署のビジネスサポート(DM発送、Web編集、各種事務補助等)を担う存在へと成長しました。
- 差別化ポイント
- ただ業務を委託するのではなく、メンバーの中から「障害者リーダー」の育成に取り組み、自立的な業務管理体制を確立しました。2025年には、サテライトオフィスで働く障がい者の正社員登用を行うとともに、支援事業者との契約を終了し、完全に独自の「自社運営による自立型サテライトオフィス」へと移行しました。
- 事例が示すこと
- 適切なフォロー、業務の構造化、そして「リーダーを育てる視点」があれば、働くメンバーが成長し、主体的にチームを運営できるようになります。それは都市部の高度なビジネスプロセスを地方から遠隔で支える、頼もしい戦力となることを証明しています。
- 弊社のご支援
- 船井総合研究所の船井総研グループ(従業員数1,317名)で、実際に汗をかきながら対話を重ねてつくりあげた「一人ひとりが輝き、組織を支える仕組み」を、現場の実践知のまま貴社に共有し、定着するまで伴走いたします。
障がい者雇用の成功のポイント
① 誰もが働きやすい「業務の見える化・細分化」
一人ひとりが自信を持って質の高い仕事を進めるためには、業務プロセスを細かく切り分け、可視化することが極めて重要です。仕事のゴールや手順が明確になることで、作業時の迷いやストレスが軽減され、高い精度で実務を継続できるようになります。
② 貴社の規模と歩みに合わせた「オーダーメイド設計」
常用労働者数によって求められる雇用人数や、各企業の事業内容、オフィスの環境はそれぞれ異なります。画一的なパッケージを適用するのではなく、まずは貴社の現在の業務内容や課題を丁寧にヒアリングし、最適な「役割分担」と「最小限の初期投資」による独自のプランを設計・提案いたします。
障がい者雇用で期待できる成果
- ✔ 法定雇用率の確実かつ安心な達成と、継続的なエンゲージメントの向上
- ✔ 業務の役割分担の最適化による、他部署の社員のコア業務への集中と生産性向上
- ✔ 業務の「見える化」とマニュアル整備による、社内全体の業務効率化および組織全体のDX推進
- ✔ 社員自身の「やりがい・働きがい」の向上による、早期離職を防ぐ高い職場定着率の実現
- ✔ ESG経営やダイバーシティ推進、社会的責任(CSR)への貢献による、社内外での企業ブランドの向上
| 対象労働者 | 短時間労働者以外 | 短時間労働者 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 支給総額 | 助成対象期間 | 支給対象期毎の支給額 | 支給総額 | 助成対象期間 | 支給対象期毎の支給額 | |
| 高年齢者(60歳以上) 母子家庭の母等 | 60万円 (50万円) | 1年 (1年) | 30万円 × 2期 (25万円 × 2期) | 40万円 (30万円) | 1年 (1年) | 20万円 × 2期 (15万円 × 2期) |
| 身体・知的障害者 | 120万円 (50万円) | 2年 (1年) | 30万円 × 4期 (25万円 × 2期) | 80万円 (30万円) | 2年 (1年) | 20万円 × 4期 (15万円 × 2期) |
| 重度障害者等 (重度障害者・精神障害者・45歳以上の障害者) | 240万円 (100万円) | 3年 (1年6ヶ月) | 40万円 × 6期 (33万円 × 3期) ※第3期の支給額は34万円 | |||
身体障害者、知的障害者、精神障害者 等
障がい者雇用に関する無料相談のご案内
「法定雇用率の引き上げに対して、何から手をつけていいか分からない」 「社内にどのような仕事を切り出して任せればよいのか、見極めが難しい」 「働く人にも、受け入れる現場にも、無理のない持続可能な仕組みをつくりたい」
このようなお悩みを、経験豊富な専門コンサルタントが丁寧にお伺いします。 貴社の従業員数や現在の業務内容、大切にされている企業理念を踏まえ、 「誰もがやりがいを持って活躍できる第一歩」を一緒に考えてまいります。
