訪問看護ステーション経営 / 伸び悩む事業を再成長させる次の戦略

概要
訪問看護ステーションの活性化
訪問看護業界の動向
高齢化の進展に伴い、住み慣れた自宅での療養を望む声が高まっており、訪問看護の利用者数と事業所数は共に顕著な増加傾向にあります。
特に事業所数は、この10年間で約1.76倍にまで増加し、市場そのものが大きく拡大していることがわかります 。
しかし、この成長は同時に激しい競争を生み出しています。
2023年度には過去最高となる約2,400件もの事業所が新たに開設された一方で、競争に敗れ、事業の廃止や休止に追い込まれる事業所も後を絶たないのが現状です 。
持続的に成長してる訪問看護ステーションの特徴
成功している訪問看護の最大の特徴は、経営者が事業のポイントを正しく理解し、運営に深く関与している点です。
多くの失敗例では、臨床経験豊富な看護師に運営を丸投げしてしまいますが、病院と訪問看護ではビジネスモデルが全く異なります。成功する経営者は、ケアの質を担保するのはもちろんのこと、自らケアマネジャーや医療機関を回って仕事を取ってくる「営業活動」や、収益を最大化するための「保険算定の駆け引き」といった、在宅ならではの経営ノウハウを学び、事業を主導しています。
このような経営者のリーダーシップのもと、利益率20%を超えるような高い収益性を実現し、安定した事業成長を可能にしているのです。
訪問看護の活性化に向けて、最初に実施してほしいこと
訪問看護の活性化に向け、まず最初に取り組むべきは「マインドセット研修」の実施です。
第一に、病院と訪問看護のビジネスモデルの違いを全スタッフが深く理解する必要があります。患者を待つ病院とは異なり、訪問看護は自ら営業し、ケアマネジャーから信頼を得て依頼をいただくという業態であることを理解することが不可欠です。この意識転換が、全ての活動の原点となります。
第二に、最大の紹介元である居宅ケアマネジャーの特性を学びます。多忙な彼らが何を重視し、どのような情報提供を求めているかを理解し、営業時に意識すべきポイントを共有します。単なるサービス説明ではなく、彼らの業務を支援するパートナーとしての姿勢を身につけることが、信頼獲得への鍵です。この共通認識こそが、事業再成長の土台となります。
関連するダウンロードレポート
ご相談の流れ
- 以下の流れにて、まずはお気軽にお問い合わせください。
貴社からのお問合せ
コンサルタントからご連絡
※目安1~3営業日以内無料経営相談
※45分~1時間程度