時流 コロナ禍の状況
それでは冷凍餃子の通販拡大のポイントということで、時流のところからお話をさせていただけばと思います。
一つ目は、コロナ禍の状況を特に書かせていただいていますが、コロナが一つのきっかけとなりまして、業界の構造も大きく変わってきたという状況が現状になります。具体的に一言で申し上げますと、業務用の商品の流通高が落ちて、家庭用の商品が流通を拡大している形になっております。そのため、お客様の家に直接商品を届けるビジネスという視点で、家庭用の通信販売、宅配業が伸びているというのが現状の販路の構成となっております。
冷凍餃子通販事業の整理
冷凍餃子通販事業の整理をさせていただきますと、基本的には家庭用の冷凍餃子の展開というものが成功の近道と考えていただけばと思います。通販を活用してブランド認知度をアップするということから卸、ないしはOEMの拡大へというところが一つの道筋になっていると考えているところでございます。
これは冷凍食品事業のそもそものビジネスモデルになっておりますが、まずは商品化と販売生産性アップ、ここからがスタートでございます。次に、この商品が商品化されたという状況からまずは通信販売、そしてそこからあえて卸売への拡大へと通じ、最終的には冷凍技術を活用した新しい業態の開発が一つのゴールになってくると考えております。
冷凍餃子通販事業ビジネスモデル 飲食店の展開例
これは飲食店様の展開例でございますが、こちらの横軸が業態という視点での軸になっておりまして、縦軸が川上という視点になっております。飲食店様の例で考えておりますので、まずはリアルでの飲食店さんの展開、ここから横軸に直売店や通信販売というものを付加し、ここから事業領域を拡大していく形で新業態、卸売り、OEMと拡大をしていくというのが横軸での展開になります。縦軸の展開に関しましては、ここでの通信販売や業態の開発を通じて外食でご提供されている商品やメニューを冷凍食品として商品化し、ここから食品メーカーへと発展していくというのが川上、縦軸の発展のさせ方になっております。重要なのは通信販売や直売店などを通じて事業領域を拡大して、ブランドないしは認知度を拡大していくことで、縦軸のメーカー化に向けて進んでいくというのがビジネスモデルとしての一つの見解とお考えいただければと思っております。
冷凍餃子通販事業ビジネスモデル 「家庭用冷凍餃子」事業展開のポイント
これは家庭用の冷凍餃子事業展開のポイントでございますが、まずはブランド認知度があるかなしか、物販のご経験があるかなしかによってスタート地点が変わってまいります。
具体的にはブランド認知度がなく、物販のご経験もないということであれば、限りなく初期の段階から大きい売上を作るというのはなかなか難しいということになりますので、まずはメディアへの露出、WEBやSNSを活用して、物販をスタートさせたということからの認知度拡大がスタートになっておりますし、通販や物販のご経験があるというケースの場合には、既存のお客様をいかに巻き込むかということが売上アップのカギになっております。
ブランド認知度はあるが物販経験がないという形であれば、こちらの場合は商品化して物販をスタートさせることによって、いかに拡散されるような形を基盤として作れるかというところがスタートになってきます。また、ブランド認知度があり、そして通販や店舗での物販経験があるということであれば、こちらに関しても既存のお客様を通販の新規顧客化をし、加えてこういったお客様をいかに継続してご購入いただけるように持っていけるかというところがスタートになってくると考えております。
冷凍餃子通販拡大ビジネスモデル 「家庭用冷凍餃子」事業展開イメージ
こちらは冷凍餃子通販事業ビジネスモデルの全体観でございますが、冷凍での餃子の事業展開を一から始めるということであれば、まずはスモールスタートということでショーケースを置いて店舗内で販売を始めるところがスタートになってきます。ここから通信販売をスタートさせてこちらを拡大活性化させていき、ブランド認知度を向上させることで卸売りに繋げていき、専門店といった新業態の開発に繋げていくというのが事業展開の全体観になっていきます。
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