「あの担当者にしかわからない」給与計算から、誰が担当してもミスなく回る給与計算へ。
給与計算業務標準化・活性化コンサルティングは、属人化しがちな給与計算業務の業務フローを明確化し、マニュアル・チェックリスト・顧客別業務仕様書という形で「標準化」するとともに、伸びている給与計算代行市場で新規受注を増やす「活性化(マーケティング)」までを一気通貫でご支援する、社労士事務所向けの経営コンサルティングです。
給与計算を「手間がかかる割に儲からない業務」から「事務所の収益の柱」へ。業務効率化にとどまらず、事務所の業績アップをゴールに据えたご支援を行います。
このような社労士事務所経営者に依頼いただいています
- 「この顧問先は◯◯さんしかわからない」という属人化・ブラックボックス化が、事務所内で複数発生している
- 顧問先ごとに業務のやり方・ルールがバラバラで、お客様の要望に応える形で個別対応が積み重なってしまっている
- 給与計算の繁忙期に業務が集中し、職員の残業が多く、新しい取り組みに着手する「余白」がない
- 顧問先への給与計算業務の追加提案(給与計算の付帯率向上)を強化していきたい
- 給与計算の料金が市場相場に比べて安く、受注しても利益率が悪い。料金改定とあわせて業務を見直したい
- 税理士法人と併設しており、経理代行・記帳代行とあわせて給与計算を受託している
- 給与計算部門の新設や給与計算会社の立ち上げを予定しており、立ち上げを加速させたい
- 業務を「楽にしたい」だけでなく、給与計算をたくさん受注して事務所を大きくするために、今のうちに標準化・効率化に取り組みたい
ご依頼いただく事務所の規模としては職員5名程度から上限は設けておりませんが、特に20〜30名規模の事務所からのご相談を多くいただいています。
本ソリューションの内容
「標準化」と「活性化」をセットで支援する理由
給与計算は属人化しやすい業務です。顧問先が100社あれば100通りの業務フローとなり、多くの事務所が次のような「負の循環」に陥っています。
・生産性が上がらない
・担当者しか業務内容がわからない(ブラックボックス化)
・退職・異動のたびに、引き継ぎに膨大な時間がかかる
本ソリューションは、この課題を「標準化」と「活性化」の2ステップで解決します。
業務フローを明確化し、マニュアル・チェックリスト・顧客別業務仕様書を整備。
「特定の人にしかできない給与計算」から「誰が担当してもミスなく回る仕組み」へ転換
土台づくり
伸びている給与計算代行市場で新規受注を拡大。標準化で生まれたキャパシティを売上に転換し、給与計算を事務所の収益の柱に育成
本ソリューションのゴール
単なるツール導入支援・マニュアル作成代行ではありません
- 業界特化の業務設計×マーケティング:Google Workspace等の導入だけならITツールの専門家でも可能です。船井総研は社労士業界特化の経営コンサルティング会社として、顧問先ニーズを踏まえた業務設計のご提案から、業績アップ(マーケティング)への接続までを一体でご支援します。
- 「作成代行」ではなく「一緒に作る」:マニュアル等を作成して納品するのではなく、現場メンバーの意見を取り入れて課題を特定し、ディスカッションを重ねながら一緒に作り上げます。この過程での社内の合意形成こそが、標準化を定着させる鍵です。
具体的なご支援で提供できること
ご支援は大きく3つのパートに分かれています。
① 受注から業務開始までの標準化
新規の給与計算案件を受注してから業務を開始するまでのプロセスを標準化します。
業務の流れ(業務フロー)の明確化と、現状の棚卸し
担当者によってやり方が異なっている業務の整理・統一
標準フローから外れる個別対応については「別料金」とするなど、業務範囲と料金設計の決定
② 毎月の給与計算業務の標準化
毎月発生する給与計算業務そのものを、誰でも回せる仕組みにします。
決定した業務フローに基づくマニュアル・チェックリストの導入
顧客ごとのルールを整理した顧客別業務仕様書の導入
Googleスプレッドシート・Googleフォーム等のクラウドツールを活用した、顧客とのやり取り・情報収集の標準化と可視化
③ マーケティング(活性化)支援
標準化で生まれたキャパシティを、新規受注の拡大につなげます。
既存顧問先の給与計算業務付帯率の向上
新規セミナーマーケティング
紹介開拓(アライアンス開拓)
給与計算に特化したランディングページ(LP)の制作
リスティング広告等を活用した新規引き合いの獲得
LP制作の過程を通じた、提供サービス・ターゲット顧客の整理(ターゲット企業規模の設定、対応する給与システムの選定 など)
コンサルティング期間
標準化(①②)のご支援は6ヶ月〜を標準的なプランとして想定しています。③のマーケティング支援まで取り組まれる場合は、それ以上の期間となります。
成功事例
事例1:属人化からの脱却とクラウド活用
税理士法人併設・総勢50名超の事務所(東海地方)
- ・社労士部門の給与計算業務が逼迫
- ・顧問先とのやり取りが、お客様ごとにアプリ・メール・口頭などバラバラ
- ・「この顧問先はこの人にしかわからない」という属人化状態で、担当者の入れ替わりのたびに引き継ぎに膨大な時間がかかる負の循環
- ・業務フローの整理と、顧客別業務仕様書の作成
- ・支援後半からGoogle Workspace(Googleスプレッドシート・Googleフォーム等)を活用し、お客様から収集する情報をデータとして記録・可視化
- ・担当者以外のメンバーでも業務を引き継げる体制を実現
- ・「紙で続けたい」「クラウドに入れたくない」という既存顧客には時間をかけて移行交渉を継続しつつ、毎月増える新規顧客は最初からクラウド化された標準フローでご案内する運用が定着
事例2:給与計算特化LPで新規引き合いを拡大|標準化×マーケティングの同時推進
関東地方の社労士事務所
- ・受注は事務所の一般的なホームページ経由が中心
- ・「給与計算を事務所の武器にしたい」という想い
- ・給与計算に特化したランディングページ(LP)を制作し、リスティング広告で集客を開始
- ・LP制作の過程で「提供している業務」「来てほしいお客様」を整理し、メインターゲットを従業員50名規模の企業に設定
- ・新規の引き合いが拡大
- ・マーケティング上のターゲットが明確化
- ・「50名規模の企業ならこの給与システム」というように、対応すべきシステム・業務体制の議論まで前進
成功のポイントと、よくある失敗パターン
成功のポイントは2つ
1. 代表(トップ)の強い覚悟
業務のやり方を変えることには、現場からの反発がつきものです。「今のままの方がいい」という声も必ず出ます。それでも、事務所の未来のために属人化から脱却し、組織で給与計算を回す体制に変える――その方針を職員の皆様に理解していただき、必要であれば代表自らがお客さまへの運用変更のご案内に動く。そうした主体的なコミットメントが成功の第一条件です。
2. 決めたルール・ツールを現場に浸透させること
どんなに精緻なマニュアルができても、現場で使われなければ意味がありません。一緒に決めたルールや作り上げたツールを、現場が日々の業務でしっかり使い、定着させること。トップの覚悟と現場での実践、この2つが揃って初めて標準化は成果につながります。
よくある失敗パターンは3つ
1. 「ツールを入れれば解決する」と考えてしまう
どんなに優れたシステムを導入しても、それだけでは何も変わりません。例えば「FAXでのやり取りをやめる」と決めても、その結果として電話でのやり取りが増えたり、連絡が二重に来るようになっては本末転倒です。ツールを「導入したか」ではなく「使いこなせているか」が問われます。
2. ベテラン職員の声に押し切られてしまう
属人化が進んだ事務所ほど、特定のベテラン職員の一声で決めたルールが覆ってしまうケースがよくあります。これは経営の問題です。経営者が責任を持って「全社で同じやり方をする」ことを徹底できるかが分かれ目になります。
3. コンサルタントへの「丸投げ」
船井総研がすべてを代行するわけではありません。マニュアルのたたき台等はこちらからご提供しますが、それを専門にしたディスカッションや意思決定は、事務所の皆様と協力しながら進めていきます。「船井総研に頼めばすべてうまくいく」というスタンスでは、成果にはつながりません。
最後に|コンサルタントからのメッセージ
給与計算は「手間がかかる割に儲からない」と敬遠されがちな業務です。しかし、やり方次第で価格競争に巻き込まれにくく、適切な価格設定ができれば利益率の高い、事務所の柱となり得る商材でもあります。
一方で職員の目線に立つと、給与計算は「期日厳守・ミスが許されない」というプレッシャーの大きい業務であり、それがストレスとなって退職につながってしまうケースも実際にあります。同じ給与計算でも、退職の理由になってしまう事務所と、そうならない事務所がある。その違いは、業務がきちんと標準化されているかどうかです。
業務が標準化され、仕組みと時間的な余裕ができている事務所は、給与計算をしっかり受注して事務所のキャパシティを拡大し、伸びている市場の中で前向きな成長を描けています。逆に標準化ができなければ、給与計算が事務所の負の循環の起点になってしまいます。
給与計算をきっかけに、事務所の文化や体制、そして将来を変えていく。市場が伸びている今だからこそ、その大きなチャンスがあります。給与計算を事務所の武器にしていきたいとお考えの経営者の方は、ぜひ一度ご相談ください。
