
1.ご支援の概要
ご支援開始前の課題
・BtoCの集客方法がわからなかった
・障害年金申請の実務がわからなかった
・独立当初、顧問が殆どなく、事務所運営が見通せなかった
ご支援内容
・HP制作ディレクション
・WEBマーケティング
・就労移行支援事業所等の施設連携サポート
・職員の採用・定着支援
ご支援の結果
・障害年金部門立ち上げ
・受任数275件(2024年度障害年金経営研究会会員1位)
・売上1億円突破(障害年金部門と労務部門の合計)
2.ご支援内容の詳細
遠藤氏はまったくの未経験から障害年金事業に参入するにあたって、実務面とマーケティング面、両方で不安やハードルを感じていました。
遠藤氏のご不安に対し、船井総研はそのどちらに対しても実行支援を行いました。
①顧問事業から障害年金事業への参入にあたって実務の不安を解消
実務面のハードルとしては大きく分けて、お客様への対応と申請・書類作成業務がありました。
お客様への対応に関しては模擬の電話対応や面談対応を行い、顧問事業とはまた異なるBtoC事業の接客について体制を整えました。
具体的にはコンサルタントが障害年金の相談・依頼役として、電話、面談を行いました。
実際に、その対応を行っていただくことで、実際のお客様への対応時と限りなく近い状況を再現し、対応を担当されるスタッフや先生方の接客品質の向上と不安の払しょくしていただきました。
また、実際にお客様の接客に使用する質問事項をまとめた電話受付表や、面談時に使用する説明資料を作成し、スタッフ様にも対応いただけるよう社内の標準化を実施しました。
また、申請・書類作成業務に関しては、障害年金経営研究会で先輩方にお繋ぎし、業務についての不安を解消できる環境を整えました。
障害年金経営研究会とは障害年金事業に参入した事務所の皆様が障害年金についての事例の共有や、マーケティングについて話し合う、勉強会コミュニティで、経営者としての先達が数多く所属しています。
加えて、障害年金経営研究会では、実際の申請書類を蓄積しているデータベースというサービスもあるため、わからないことがあったとしても、受給につながった資料を参考に、書類を作成することが可能となっています。
このようなリソースを活用いただくことにより、実務面のハードルをなくすよう、努めました。
②マーケティング施策をフルサポート
マーケティングは、船井総研のコンサルティングの要であり、社会保険労務士法人ポラリス様の最も不安を感じていた部分でした。
当然ながら、お客様が来なければ売り上げは立ちません。特に、障害年金事業では労務顧問と異なり、ストック型のビジネスモデルではないため、お客様を常に呼び込み続ける必要があります。
その為に重要となるのが、障害年金専門ホームページです。
障害年金の情報提供に特化したホームページを作成することで、障害年金について、悩みや不安を抱えている方に障害年金についての知識をご紹介するとともに、ご自身での申請が難しいと感じた場合には、事務所の申請代行サポートをご依頼頂きます。
ですが、ここで重要となるのが、お客様に有用な情報を与え、お問合せへつながるよう導線を整理する、つまり「成果の出るHP」を作成しなければなりません。
このような中で、私たちは以下のような事項に気を付けながら、HPを社会保険労務士法人ポラリス様と共に作成しました。
【HP 制作】
ⅰ)メインビジュアル
HPを制作するにあたって重要となるのが「ファーストインプレッション」です。
簡単に言うと、HPに入った方が、一目で他のページも見たい、お問い合わせをしたいと思わせるようなデザインとなっていなければなりません。
そのためには、文字だけのサイトよりも、担当者や事務所の様子がわかる画像があった方が安心感をいだかせることができます。
この担当者や、事務所の様子がわかる画像を「メインビジュアル」といいます。
メインビジュアルには「障害年金の申請は専門の社労士にお任せください」といったメッセージを入れることで、HPで最も伝えたいメッセージを訴求できるように工夫しました。
さらに、事務所の実績が積みあがったタイミングでメインビジュアルに掲載、適宜リニューアルを行い、他事 務所との差別化を図りました。
また、メインビジュアルの下部に【事務所の強み】を掲載することで、よりお問い合わせへの誘導を強めることができます。
強みについては、各事務所ごとに異なるかと思いますが、特に立地などが強みとして認知されやすいです。
ⅱ)フローティングバナー
HPの最終目的は、障害年金についてのお問い合わせをいただき、受任をすることです。
そのため制作においては事務所の魅力を伝えるだけでなく、お問い合わせへの導線も大切です。
そこで、有効になるのが、【フローティングバナー】です。
フローティングバナーとは、スマートフォンやパソコンなどでどんなに画面を動かしても、
常に画面に表示されるバナーを指します。
このフローティングバナーでお電話や、メールでのお問い合わせなどの誘導を行うことで、常に、お問い合わせの導線を確保することができ、HPへの流入から受任までの確度を高めることができます。
このように、障害年金に特化したサイトでは、顧問業務とはまた異なる視点のサイト制作が求められるた
め、遠藤先生とご相談を重ねながら制作会社とのやり取りを行いました。
次に重要となるのが、HPの運用です。
HPは作ることがゴールではなく、常に手を加え続けることが必要となります。
なぜなら、作ったばかりのHPに入ってくる方はほとんどいないからです。
では、なぜ作ったばかりHPには流入が少ないのでしょうか。
それは「障害年金」に関するキーワードが検索された時に、
HPがGoogleやYahooといった検索サイトの1ページ目に表示をされておらず、
せっかくのHPを見つけてもらえていないからです。
そのため、障害年金についてのキーワードが検索されたときに、より上位にHPが表示されるようにする対策が「SEO対策」です。
【SEO 対策】
「SEO対策」にはいくつも方法がありますが、最も主な対策としては新規記事の作成があります。
・受給事例(実際に受給に成功したケース)
・うつ病、統合失調症、肢体障害といった傷病ごとのコラム
・障害年金とは?障害年金の受給要件といった障害年金の基礎知識
以上のような記事を掲載することで、検索結果の上位に HP を表示させることができます。
遠藤先生とは、日々どのようなキーワードが良く検索されているのか、どのような記事を書けば SEO 順位が上がるのかを検討し、記事の作成・更新を行っています。
このように、HP で集客を図るうえで、SEO 対策は非常に重要です。
事実、「横浜 障害年金」というキーワードでは社会保険労務士法人ポラリス・コンサルティング様は社労士事務所の中では SEO1 位となっております。(2025 年 3 月時点)
あくまで、目安にはなりますが新しい記事を掲載してからSEO順位が上がってくるまで、短くて半年、長いと1年から数年かかる場合もあります。
そのため、WEBマーケティングで、SEO対策は長期的施策に分類されます。
一方、短期で成果を出す方法もあり、それが「WEB広告」です。
【WEB 広告】
SEO対策が「時間」をかけて検索結果の上位に表示させる施策とすれば、
WEB広告は「お金」をかけて検索結果の上位に表示させる施策となります。
そして、「WEB広告」の中でも特に障害年金事業にお勧めなのが「リスティング広告」です。
「リスティング広告」とはうつ病で障害年金の請求を検討している方が「うつ病 障害年金」と検索した際に、SEO順位にかかわらず、検索結果の上位に表示させる広告形態です。
ただ、コストに見合った成果を出すためには専門的な知識が必要となりますので、マーケティングに特化した弊社が遠藤先生に代わり、広告運用を行いました。
弊社では全国の障害年金 HP の WEB 広告運用を行っておりましたので、そのノウハウを活かして、WEB広告を利用した反響最大化に取り組みました。
その他にもポスティングチラシなどを活用したオフライン集客についても、弊社でデザイン制作を行いながら、集客施策をフルサポートしました。
③事務所の経営計画策定
事務所の立ち上げから、障害年金事業への参入、遠藤先生が実際に手を動かし、職員様へ業務を移譲していく、といったように経営のフェーズ毎にそれぞれ課題が出てまいります。
これらの課題についても、遠藤先生はコンサルタントにご相談いただきながら、課題の解決を図っておられました。
集客だけではなく、採用や職員定着、業務効率化など日々、経営全体に伴走しているからこそ、数字には表れない経営者としてのお悩みに向き合うことができると考えております。
また、年度や期末に 1 年間の業績を振り返るなかで、3 年後、5 年後、10 年後の未来を描きながらそのために必要なステップを遠藤先生ともに策定しております。
3.船井総合研究所を選んだ理由
それまで社会保険労務士の主業務である、顧問事業に従事していましたが、業績が伸び悩んでいたこともあり、障害年金事業への参入を決意しました。
しかしながら、障害年金事業は当時でもマイナーな事業で、これまで相談を1件も受けていなかったこともあり、何から手を付けたらよいか、わかりませんでした。
そんな中、船井総研さんでは実務の進め方から、ホームページ制作のディレクション、運用方法、WEB広告を活用したマーケティングなど包括的にサポートを頂けるということで、支援をお願いしました。
また、障害年金経営研究会という、既に障害年金事業に参入された先達がたが集まる勉強会コミュニティがあり、不安な点があれば先輩方に質問できる、という環境があることも魅力に感じていました。
障害年金事業に参入した当初は、特にこういった実務から、マーケティングまで幅広くサポートしていただけるサービスを展開していたことが船井総研さんを選んだ理由です。
4.担当者(支援者)コメント
社会保険労務士法人ポラリス様のご支援を担当している、障害年金経営研究会 主宰の三登裕子と申します。
現在は事務所の集客や業務効率化、組織化など包括的なサポートを行っております。
2016年に社会保険労務士法人ポラリス様のご支援を開始し、いまでは障害年金業界をけん引する、事務所となり、今では障害年金事業だけで売上8500万円、一人当たり生産性1300万円を達成しています。
事務所が成長するにしたがって、その節目ごとに解決しなければならない課題は異なり、そのような課題に対して向き合うことで、コンサルタントとしての限界を広げることができます。
その為、社会保険労務士法人ポラリス様のような事務所を担当できるのは望外の喜びです。
社会保険労務士法人ポラリス様の次なる目標である、事務所売上1億を目指し、引き続き伴走してまいります。
ご相談の流れ
- 以下の流れにて、まずはお気軽にお問い合わせください。
貴社からのお問合せ
コンサルタントからご連絡
※目安1~3営業日以内無料経営相談
※45分~1時間程度