本記事では、「初めてディスプレイ広告に取り組む時のポイント」について、ご紹介します。
ディスプレイ広告とは
ー ディスプレイ広告は効果が薄いのか ー
まずディスプレイ広告について説明します。
ディスプレイ広告とは、ニュースサイトやブログ記事などを見ると、画面の色々なところに出てくるバナー型の画像広告です。
このディスプレイ広告は、検索広告とは少し違う特性があります。
検索広告と同じ物差しで成果を測ると、少し期待外れと捉えてしまいがちです。
改めてディスプレイ広告とは、どういうものかをお伝えします。
検索広告とディスプレイ広告の目的
検索広告では、お客様の購入に近いところに広告を掛けるのが良いです。
既にニーズが顕在化している、ということです。
一方で、何か欲しい買いたいと思う前に、それに気付くフェーズがあります。
ディスプレイ広告の役割は、この「気付く」、に誘導することです。
この「気付く」は、認知や興味とも言われます。
例えば日経新聞と読売新聞等のように、1つのメディア、同じ紙媒体でも、読者層は異なります。
読者層が異なれば、そこに広告を出す会社やサービスも変わります。
同様に、ネット広告も種類や、配信面で異なります。
ディスプレイ広告は
・自社のサービスを知らない人
・商品を知らない人
・まだ探していない人たち
に知ってもらうのに非常に効果的です。
多くの方に発信できる一方、打率は検索広告と比べると上げづらいです。
このことから、検索広告と比べて、反響が悪いと言われることがあります。
しかし、目的が違う広告と理解し、上手に使っている企業もあります。
再訪問を狙うリマーケティング設定
ディスプレイ広告を、上手に使っている事例をご紹介します。
こちらの会社では、リマーケティング設定を上手に使っています。
Webサイトに来た方に、もう一度メッセージで思い出していただく目的です。
消費者が、自分が欲しいと思った商品サイトを見ます。
その後、別のサイトを見ていて、先程の商品サイトのバナーが表示されます。
これを見て、「何だか追い掛けられているな」と思いますよね。
これがリマーケティング広告です。
ディスプレイ広告なら、リマーケティング設定を通じて、一度来てくれた方に、もう一度思い出してもらうための広告表示ができます。
ディスプレイ広告を試したい方は、リマーケティングから初めて見ると良いです。
ー ディスプレイ広告は認知に効果があり、ニーズが顕在化していない時や、リマーケティングで再訪問を狙う時に効果的 ー
ディスプレイ広告で最低限押さえるべきこと
ー ディスプレイ広告設定で、押さえておくことは ー
押さえていただきたい2つのことは、以下の2点です。
①クリエイティブ
②オーディエンス
検索広告も同じですが、広告文を「クリエイティブ」と表現します。
しかし、ディスプレイ広告では、バナー広告画像も「クリエイティブ」と表現します。
①クリエイティブ
この「クリエイティブ」をどのようなものにするかが重要です。
マーケティングで非常に大切なのは、わかりやすい表現です。
限られたスペースで、未来のお客様に何を伝えるべきかを整理し、伝わりやすく表現することが求められます。
1つのパターンでやらずに、いくつかのパターンを作って検証すると良いです。
まずはクリエイティブで成功パターンを見つけることが重要です。
②オーディエンス
分かりやすく言うと、「誰に見せたいか」です。
Google広告も、Yahoo!広告もどのような人に配信するかを設定できます。
昨今スマートフォンを使っている人が多いです。
またWebを見ている人も、たくさん増えています。
しかし、誰でもいいから見て欲しい商品や、サービスはほとんどないです。
「男性or女性」、「年齢10代or50代」、「家を持っている方or持っていない方」、その他にも「造園に興味がある」、などマニアックなオーディエンスを設定できます。
見せたい「クリエイティブ」と、「オーディエンス」の上手な設定、掛け合わせが重要です。
この掛け合わせを実現すると、知ってもらいたい方に、知って欲しい情報を、届けられます。
ー クリエイティブにこだわりABテストを継続、オーディエンスのターゲットの細かい・マニアックな部分まで設定 ー
ディスプレイ広告を活用するポイント
ー ディスプレイ広告を上手に活用するポイントは何か ー
Web広告の王道は、お客様が何を感じ、何を行動しているか、を知ることです。
知った情報に対して、広告を表示することで、反響を獲得できます。
多くの方に配信できるディスプレイ広告だからこそ、小さくセグメントして、成功するパターンを作っていくことが大事です。
リフォーム会社のディスプレイ広告事例
リフォームをしたいお客様を探すために、ディスプレイ広告を配信しています。
「お家を持っている方」×「お庭の園芸などに興味がある」オーディエンスに、地元エリアに絞って配信をしています。
このように限定した方々に、「このようなリフォームができます」、「クリエイティブ」を作っています。
リフォーム診断のページを見たが、お問い合わせに繋がってない方は、「リフォーム診断無料」のリマーケティング広告を配信しています。
オンライン接客のように
「お客様、これでお悩みになっていませんか。」
「実は我々はこういうサービスもご用意していまして…」と配信しています。
お問い合わせのフォーム入力中に抜けてしまった方には、
「今お問い合わせいただいたらこんな特典あります」
と、今すぐあと1歩だけ手を差し伸べた広告も配信をしています。
Webに見ている方がたくさんいると、色々なお客様の状態があります。
お客様の状態に合わせて、配信することが大事です。
ディスプレイ広告ができることは、お客様の誘導です。
Webサイトが店舗ならば、店舗に多くのお客様を誘導することが目的です。
さらにお客様の行動から、次のメッセージを設計します。
このように進化させていくことが、ディスプレイ広告の成功パターンです。
認知でお客様を集め、最後の一押しもできてしまう事例でした。
他にも、最新の業績アップ事例を踏まえて、事業に役立つ情報を発信していく予定です。
楽しみにしていてください。