船井総研のデジタルマーケティングコンサルティングは、不確実な時代でも持続的に成長し続ける飲食事業を構築するためにご活用いただけます。店舗や事業の業績向上を目指し、調査分析を実施してレポートにまとめご報告いたします。
船井総研は「長所伸展」の経営法に基づき、欠点を探すような指摘だけで終わるのではなく、お客様の会社や店舗の長所を最大限に発揮できるような方向性をご提案します。また、全国の飲食店における繁盛事例や失敗事例を熟知しているからこそ、具体的な施策をご提案できるのが強みです。
特に重要な9つの経営チェックポイント
事業の現状を把握するために、特に重要な9つの経営チェックポイントを分析します。
① 売上分析
現状の売上、過去の最大売上、年単位の推移などを多面的に分析します。
特に「曜日×時間帯別」の売上分析を行い、以下の点を明らかにします。
- 業態ごとに本来獲得しやすいポイントで、最大売上を獲得できているか。
- 曜日×時間帯で分けたときに、次に売上を伸ばせるポイントはどこか。
まずは、本来獲得しやすいポイントの売上を最大限に確保する対策を行うことで、売上のテコ入れがしやすくなります。
② ポジショニング分析
商圏内での「空白ポジション」を探すために、以下の点を再確認します。
- 立ち上げ当初から経年し、コロナ禍を経たことで、客層・利用動機に変化がないか。
- 競合環境が変わり、競争が激化していないか、あるいは空いた市場が生まれていないか。
最近は出店と退店が繰り返されており、1年で競合環境ががらりと変わることもあります。
思わぬ空白市場が生まれている場合もあるため、改めて競合調査を行うことで、自社の「勝ち筋」を見つけられます。
③ PL分析
経費構造が、業態の適正範囲に収まっているかという視点で確認します。
- FL(原価+人件費)の目安は、多店舗展開可能が55、目標ラインが60、利益を出すのがギリギリのラインが65です。まずは、最も大きな2つの経費であるFLの見直しから進めましょう。
- 過去に一度でも賃料交渉を行っているか。丁寧に交渉することで減額となる場合もあり、船井総合研究所では賃料交渉の専門企業もご紹介可能です。
- 1~2年に1回は電気代の見直しをしているか。電気代も携帯電話料金のように、定期的に見直す時代です。
- グルメサイトの送客手数料は適正か。すべての席予約を開放せずに、コストを抑えて効率的に予約を獲得できているか。
④ 原価分析
原価構造を正確に把握することが第一歩です。
- 目標原価率と乖離していないか、またその設定は適正か。
- 理論原価表は活用できているか。
- ロス管理表は活用できているか。
- ロスの種類を把握し、自社基準(%)を設けているか。
⑤ 価格戦略分析
継続的な値上げを実施するための価格戦略を考えます。
- 目標客単価どおりのメニュー構成になっているか。
- 繁盛店並みの注文点数になっているか(例:居酒屋=フード3.5皿+ドリンク2.5杯=6皿/人)。
- 目標客単価に対して、商品構成における中心価格帯は「客単価÷6」となっているか。
- すし・串・天ぷらなどの一貫売り商品は、目標客単価÷20が当該カテゴリの中心価格帯となっているか。
⑥ メニューブック分析
商品の3つの役割(集客商品、収益商品、品揃え商品)を理解し、適切に配置できているかを確認します。
- これら3つの商品をバランスよく構成することで、「集客でき(売上がつく)」「利益がつく」「オペレーション負担もちょうどいい」商品構成が実現できます。
- 注文誘導したいカテゴリは、目標売上構成比どおりの面積比率を確保できているか。
- 注文誘導していきたい商品は、「一等地」や「Zの法則」のポイントに配置できているか。
⑦ 販促分析
数値を実績として捉え、効率的に販促費を活用しましょう。
- 販促費比率は適正か(目安は通常2%、繁忙期3%強)。
- グルメサイト等の手数料を適正に抑えられているか。
- 媒体ごとの反応率は適正か(例:チラシ0.5%以上、グルメサイト1%以上など)。
- そもそも客層や利用動機に合った販促方法となっているか。
⑧ 顧客管理体制の分析
顧客名簿を取得し、再来店や固定客化の取り組みに繋げているかを確認します。
- LINEミニアプリ(他システム連携など)や自社アプリ、メルマガ会員等で、顧客名簿を取得できているか。
- 会員専用の配信など、来店販促として活用できているか。
- 1年間来店のない会員の精査や、休眠客の掘り起こし施策など、名簿の定期メンテナンスができているか。
⑨ システム・業務最適化分析
「企業規模×メイン業態」に合わせた最適なシステム体制を構築しましょう。
- 社内での改良改善が困難な、自社構築システムをいまだに運用していないか。
- 企業規模に応じて、外注や代行、パートさんによる内製化、社内システムによる効率化を最適に運用できているか。
- 集客、店舗運営、バックヤードなどジャンルごとに最適なシステムを選択し、連動させているか。
このような方におすすめ
・数字でしっかりと自社を捉えたい。
・第三者の視点から、外食業界の他社事例なども踏まえて見てほしい。
・会社が大きくなるにつれて、店舗によって業績の好調・不調が出てきたため、一度見直したい。
・これから会社をさらに成長させるために、今のうちに会社の足元を固めておきたい。
本プログラムの進め方
- STEP 1:無料経営相談
- まずはご相談ください。今感じていらっしゃる課題感をお伺いします。
- STEP 2:企画書の作成・提出
- ご相談に基づいて必要な診断項目を整理し、実施スケジュールに落とし込んだ企画書をご提出・ご説明いたします。
- STEP 3:ヒアリングと提案
- 経営者ヒアリング、幹部・店長ヒアリング、数値データ共有による分析、現場調査などを組み合わせ、強みや課題の特定、施策のご報告やご提案を行います。
- STEP 4:伴走型支援のご提案
- 施策の実行が社内だけでは難しそうな場合は、本当に必要な施策から優先順位を付けながら、伴走型のご支援もご提案いたします。
