15分整体院とは?
まず、この15分整体とはというところですが、整体院にどのようなイメージを持たれているかというところはあると思いますが、この15分整体は東洋医学と西洋医学の両方の正しい医学知識を用いて、肩こり、腰痛などの慢性症状に対して根本的に改善できる施術、それを短時間、低価額帯で提供するモデルになっています。腰痛、肩こりはイメージつくと思いますが、それが慢性的、日常的に症状や痛みがあるという方は非常にたくさんいらっしゃいますが、そのような方に対してその場改善ではなくて根本的に治していきましょうということで、技術を提供して、その技術の提供の仕方として短時間の施術時間で相場感よりもお得な金額で販売するというようなモデルになります。
ですので、よく比較されるのは、商業施設などにも入っているマッサージ屋さんやリラクゼーション屋さんですが、それらには腰痛、肩こりで悩んでいる人も来たりはするのですが、どちらかといえばマッサージ、リラクゼーションに行く方はその場改善、今の悩みを何とかしてというようなところで、どちらかといえば提供の仕方もそういうような技術の提供の仕方をする、癒しなどを含めて提供していますが、今回の整体モデルはそれらとは別軸で、根本的に治す、痛みの出ないような体を作っていくということで効果に目を向けた提供の仕方をしているということです。つまり癒すではなく効果に目を向けた提供の仕方をしているというところが大きな違いになってきます。ここはビジネスモデルとして大きなコンセプトの持ち方になりますので、のちほど詳細にお話をさせていただこうかと思います。
業界の全体像 (1)施術業界全体の分類
まず、この業界の全体像としまして、スライドのように右上に整体・リラクゼーションと同じ括りに書かせていただきましたが、近しい業種で言うと右側にある美容・エステ・エステサロンなどが当てはまってきます。下のところで言うと、最近非常に増えています整骨院や鍼灸院になります。こちらは、資格がいる業態でして国家資格が必要になってきます。その近しいところで言うと、ストレッチ・専門店などです。有名どころで言うと、Dr.stretchさんのような専門店化している業態も非常に増えています。
今回は、右上の整体・リラクゼーションということですが、特徴としましては無資格者でも施術をすることが可能になっています。ですので、保健所に届け出ることも必要ないです。格安マッサージなど30分で2,980円、さらに低価格でやっているところも今多かったりします。
一方で、高単価で7、8,000円または1万円の整体をやっている業態も今増えてきています。
業界の全体像 (2)なぜ15分整体への参入がいいのか?
全体を踏まえれば店舗数自体は増えてはいるのですが、近しい業界、業態があるにも関わらず今回はなぜ15分整体がいいのかということです。こちらのスライドは採用のしやすさ、要は人が取りやすいか取りにくいかというところと生産性の高さを表しているのですが、生産性が低いところで言うと、ここに書いてあるように一般的な整体院やリラクゼーションは基本的には生産性は低くなりやすいです。一人当たりの売り上げは基本的にこの業界自体の売り上げ構造で言うと原価がほぼかかりませんので、売上=粗利というような感じで、約30万~60万が一般的な売り上げの平均値になっています。
生産性が高いゾーンで言うと、先ほど言ったスライド左側の接骨院、鍼灸院でして国家資格者で非常に採用が難しくなってきています。国家資格者の卒業生が減少している影響もあるのですが、このようなところから生産性は高いけども人が取りにくいという状況があるということです。
今回の15分整体のビジネスモデルの場合はそもそも整体になりますので、無資格者でもすることができますし、技術自体も無資格者の方も非常に多くの方が活躍しておりますので、採用が比較的しやすいということです。かつ短期間で高生産性が実現できるようなビジネスモデルになっているため、人も取りやすくなり、近しい業種を含めると整体モデルに参入していただいたほうがいいと思っております。
業界の全体像 (3)施術業界の状況
業界の今の状況を簡単にご説明していきますと、整体院にはどのようなものがあるのかと皆さん思われるかもしれないですが、例えば有名どころで言うと、駅前や駅中に見られるKA・RA・DA factoryさん、整体に近しいジャンルのDr.stretchさん、リラクゼーション系に寄りますがRe.Ra.Kuさん、ラフィネさん、りらくるさん、そしてやや店舗数が他と比較して少なめですが整体院というかたちでやっているのはTAiSEiKANさんです。ここは全部軒並み伸びておりまして、KA・RA・DA factoryさんも直近で非常に伸ばされているという状況です。施術産業の中でもやはり整体、リラクゼーションの分野でしっかり勝てている会社さんは伸ばされているという現状でございます。
業界のライフサイクルの部分になりますが、整体、リラクゼーションは安定期に入っているというところですが、このライフサイクルというのは導入期から成長期、成熟期、展開期、安定期というかたちでどのような業界や業態にも当てはまるのですが、スタート時はここの需給バランス見てもらったらわかるように、お店とお客さんで言うと最初はお店のほうが少ないという状態で、認知活動をして様々な情報を一般的なユーザーが知ることによってお店よりもお客さんが多い状態になっていき成長期になり、お客さんが多いということは様々な会社さんが参入してきますので、お店とお客さんが同じような状態を成熟期と言います。そして、そこから逆にお店のほうが多いような状態になって、それが安定していくかそのまま衰退してその業界自体がなくなってしまうかというようなかたちを経るのですが、現在、整体、リラクゼーションはこの安定期状態に入っていまして、正確に言うと、市場規模自体は微増しているというところですが、強い会社、強い企業自体は残りながら、弱いところが減少しているというようなかたちで、全体の店舗数で言うとまだ伸びていってはいます。ですが、微増の状態ですのでほぼ安定期に近しい状態にはなっているというところです。
これは正直どの業界にも当てはまるかとは思うのですが、施術業界自体はやはりダウントレンドになっていますので、やはり差別化というどのような専門店の見せ方にしていくかというところが必要な状態、時代になっていると思います。
スライドの業界マップになりますが、こちらは価格が高いか安いかというところと、最初にご説明したリラクゼーション寄りなのか整体寄りなのかというところで、左側ゾーンに関しては治療効果としてはやや癒し要素、右側のゾーンに関しては結果、効果にフォーカスしているかどうかというところです。基本的にリラクゼーションゾーン、癒しを求めているという点に関しては、皆さんもマッサージに行かれるとどうしても時間を見られるかと思います。30分、1時間でいくらかかるかというところで、結果も求めていますが時間をどれぐらいちゃんとしてくれるかというところで、ある意味癒しの時間、空間を含めたところが金額と比較されているというかたちになるので、どちらかと言えば生産性が上げにくい、つまり時間イコールお金で見られていると思います。我々の言葉に換えると分単価という考え方がありますが、1分あたりでいくらお金をいただけるかというところです。
例えば、60分に2,980円で言うと、1分あたり約50円になります。大体リラクゼーション業界は100円以下、つまり60分6,000円、30分3,000円、これがマックスレベルが多いです。ですので、金額面は割と高めですが生産性が非常にやりにくいという点があります。
そして、スライドの右側が整体ゾーンですが、一般的な整体院は癒し、リラクゼーション寄りのマッサージだけをするような整体院もあれば、効果売りをしているようなところもあります。
一方で、30分約8,000~1万円の単価の高いモデルでやっているところもあります。
今回は、整体の中でも結果によりフォーカスして時間自体は短いというモデルのご説明をします。時間は短いですが、結果を求めている、治してほしい、良くしてほしいという、時間よりもとにかく治療効果を求めておりますので、短くてもいいから良くしてほしいという方をターゲットにしています。そのようなターゲットの整体院を選ばれる方の中で、時間も短いですが金額面もお得にしているので、分単価の生産性もより良くなる、かつ他と比較しても通いやすい価格になるので、スライドに書いてあります低価格帯で高効果のモデルということになりますので、高生産性が実現できますという点がこの業界の全体像になります。
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