はじめに
最初に、女性専門整体院に関しましては出店も踏まえた形で進めさせていただきます。整体事業を進めていただいて3年で10店舗3億円の事業づくりを目指していただくために、本業以外の売上の柱を育てていただきたいということが今回のセミナーを通してお伝えしたいことになっております。女性専門整体院に絞ってお伝えさせていただきますが、こちらの出店はもちろんリスクを最小限に抑えて既存事業への付加の形でも始められるモデルとなっています。
ビジネスモデル全体像
ビジネスモデルを振り返らせていただくと女性専門整体院の集客の入口は肩こり、腰痛などの慢性症状になっております。こちらの症状を根本的に改善できる施術を短時間かつ低価格帯で提供していくビジネスモデルになります。また、継続商品として美容メニューも提供する。もしエステ業態を手掛けておられるのであれば、美容メニューも提供できるモデルを作って継続率を上げていくモデルとなっています。
こちらがビジネスモデルの比較になるのですが、他の整体院やリラクゼーションモデルとの大きな違いは結果売りを提供していることです。結果売りとなりますのでお客様のニーズが変わってきます。通常の整体院の場合はマッサージや矯正を目的に来院される方もいらっしゃいますが、女性専門整体モデルに関しては腰痛や肩こりなどを根本的に改善したい方を集客していく形になります。こちらのニーズに付随する形で継続商品としてダイエットや小顔にしたいなどのニーズも引き出して継続していただくモデルになっています。価格帯としては先ほどもお伝えしましたが、短時間かつ低価格帯で15分4,000円になっております。こちらは通常の整体院と比較して単価が高くなっていますが、先ほどお客様のニーズをお伝えしたように、通常の整体院やリラクゼーションモデルでは時間売りをしている店舗が多いです。このような時間売り業態によく来院される方は、根本的に改善したいというよりも長時間のマッサージや矯正を望まれる方が多いです。結果売りはお悩みを根本的に解決したい方を集客していくので、短時間でも満足度が下がらず総合的な価格帯としては低めなので来院しやすい商品設計になっています。社内的に見ると分単価の生産性は2倍以上を目指せるので、売上としては約120万円と通常の整体院と比べて2倍を目指せます。お悩みを改善したい方を集客していくので、継続率を上げやすく通っていただきやすいですが、さらに継続しやすいようにサブスクを絡ませることでこちらの離反率が低くなっています。
そして、このような仕組みを整えるための人材教育に関しては弊社が技術提携させていただいていますが、このような技術を一貫して揃えている店舗が教育の水準をある程度高く保ったまま再現性を保てています。教育期間自体も1ヵ月から1ヵ月半でデビュー可能なので早期戦力化が出来ます。
今回のビジネスモデルを深掘りすると、女性が抱えるニーズは大きく二つに分かれてくると考えております。一つ目のコンプレックスに関しては顔や体型になります。二つ目のお体のお悩みで多いのは肩こりや腰痛になります。女性専門整体院は整体でお身体の悩みを、美容メニューでコンプレックスを解決していけるので、女性が抱えるあらゆるお悩みを解消できる女性専用整体サロンとなっています。
先ほどもお伝えしましたが、今回のモデルは継続率が非常に高いモデルになっていますが、要因はサブスクモデルがあるからです。一般的な整体院は約半数の方が1回きりの来院で症状が改善された方でもその後は突発的な来院になってしまいます。女性専門整体院は来店されて症状改善した後は、メンテナンスもしくは美容メニューをご提案するという継続を前提としたモデルになっております。そのための仕組みとしてサブスクモデルを採用することで継続ありきのビジネスモデルが出来ています。
こちらは一般的な整体院と女性専門整体モデルの比較になります。一般的な整体院では60分5,000円から6,000円のような長時間の時間売り整体なのですが、女性専門整体院は15分という短時間な結果売り整体になっております。価格帯としても、一般的な整体院は高価格帯で60分6,000円を超えてくるのですが、女性専門整体院はワンランク落とした予約枠の20分で4,000円をいただく形になります。先ほどから何度もご説明させていただいていますが、一般的な整体院の継続率は良くても3ヵ月になりますが、女性専門整体モデルはメンテナンスもしくは美容メニューのご提供を前提としていますので、継続率が非常に高く平均的な継続来院月数は10ヵ月以上と大きな違いが出ます。
売上比率としても継続が9割で新規が1割なので、コロナ禍による緊急事態宣言や人流が止められた時期もあったと思いますが、こちらのビジネスモデルの場合は継続して来院される客層が9割なので売上が落ちにくいです。このようにリピート率が高く、新規集客や時期的指数に影響されない安定した需要を作っていける業態が女性専門整体になります。
こちらのビジネスモデルのポイントは、初期投資で出店する場合が700万円になります。例えば既存付加の場合は既存店舗のベッドをそのまま使っていただけますし、部屋も使っていただけますので、最小50万から100万円で始められます。店舗営業利益としては30%で、出店する場合の投資回収時期としては8ヵ月が最短の回収時期になっています。
また、初月でも単月黒字は可能です。理由としては、経費比率や損益分岐点が比較的低いことが挙げられます。1人あたりの売上は月に100万円から120万円を安定して作っていくモデルになっていますので、そういう生産性の高い人材の教育や採用に関しては、特に鍼灸師などの有資格者の方を採用しなくても1ヵ月半で戦力化できる教育フローを整えていることと、出店の立地に関しても結果非常に出店がしやすいモデルとなっております。坪数としては15坪で3ベッドから可能なので、1階のテナントに出店していただいてもかまいませんが、わざわざ1階のテナントに出さなくても出店が可能で、完全新規でのオープンでも準備期間が約3ヵ月になります。既存店舗に付加する場合は1、2ヵ月を目安にしていただきたいです。
先ほども既存店付加や新規出店などのお話をさせていただきましたが、改めて導入パターンを整理させていただくと、既存店舗のベッド1台を使ってスタートしていただいて、売上が上がってきた時点で新規出店していくことが一つ目のパターンです。二つ目では既存の事業に付加していただくのですが、既存事業との新しいコンセプトを確立し、既存店舗と連動しながら導入してシナジー効果を生むことで1人あたりの売上が100万円から120万円になるよう既存店舗を含めて作っていき、複数店舗を持っていらっしゃる方は横展開をするか新規出店をしていく形が二つ目のパターンになります。三つ目のパターンは女性専門整体院として最初から新規出店していく形になります。ペースとしては2番目と3番目が事業拡大のスピードを上げやすいモデルになっています。
女性専門整体の3 カ年事業計画イメージ
完全に新規出店する場合の計画イメージは、1年目は利益をあげてビジネスモデルを確立させていくフェーズになります。3年目までに7店舗から10店舗出店していくイメージになるのですが、売上は2億円から3億円を作っていくイメージになります。
既存店付加の場合は整体売上のみで2,000万円を作っていただきたいです。施術者の人数は2名体制で2,000万円を作っていく形になります。3年目で5店舗から7店舗まで展開して1億2000万から2億の売上を目指す形になりますので、3年で3億円以上の売上を目指したい場合は、一番やりやすいのは最初から新規出店するパターンです。逆にリスクを少なくしたい場合は既存店付加の3年で最大2億円を目指す形になります。
収支シミュレーション
初期投資イメージとしては700万円ほどになります。
スライドに記載させていただいたのはシミュレーションになります。出店の場合、こちらのビジネスモデルは高継続率かつ、損益分岐点が低いので収益性を高めていくことができるモデルとなっておりますので最短8ヵ月目には初期投資回収に持っていけますし、黒字化自体は初月から可能なモデルになります。
出店スケジュールイメージ
こちらは出店スケジュールになるのですが、オープンまでは3ヵ月から最大6ヵ月ほどを目安としていただければと思います。整体付加の場合は最短2ヵ月で導入可能ですので、立地選定から店舗設計、採用、オペレーション確立、販促、備品導入などを最大で6ヵ月の間で進めていただきたいです。
既存店への女性専門整体導入
このようなビジネスモデルをご紹介させていただきましたが、こちらのビジネスモデルを既に女性顧客をターゲットにした事業を行われている企業様がやるべき理由の一つ目が、健康需要を取り込んで集客の幅を広げた事業作りができて、ニーズと集客が安定しやすい事業になっているからです。二つ目が整体美容の流れを作ってLTVを向上させることで、ビジネスモデル自体を新規集客依存から既存顧客中心のビジネスモデルへ移行させることができるからです。三つ目の理由は整体美容と相性のいいサブスク導入をすることで、スタッフ個人の販売力に依存しない店舗設計ができるからです。四つ目の理由が生産性の向上です。どのスタッフでも安定した生産性で100万から120万円以上を作っていける体制を作れるからです。
このように四つのポイントがありますが、イメージとしては新規顧客が毎月10名来院してくだされば100万円の売上を目指せます。店舗として300万円の売上を目指したい場合は最低30名に来院していただき、そのような売上を継続していけると作ることができます。
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