「社会性の高い新規事業」=「儲からない事業」?
本記事では、社会性の高い新規事業案をご紹介します。
「社会性の高い新規事業」=「儲からない事業」は誤った認識です。
社会性が高い新規事業=「ハイリターン事業」について
社会性の高い新規事業を手掛ける最大のメリットは、会社のブランドイメージを高められる点です。
新規事業を始め、軌道に乗せられれば新しい事業の売上が立ちます。
それに加えて、以下の循環図のようなサイクルを回すことが新規事業開発の理想形です。
新規事業とは、事業単体の収益性のみに着目して始めるものではありません。
・企業全体として取り組む意義があるのか
・その事業を始めることで、企業全体のブランドイメージ向上に貢献するのか
の視点も含めて検討すべきです。
この視点が、非常に重要な新規事業を
・事業単体の目線でしか捉えることのできない会社
・事業を企業ブランディング戦略の一環として考えることができる会社
の分岐点です。
では、この2つが候補に挙がった際にどちらを選ぶべきでしょうか。
・企業全体のブランドイメージ向上にはそこまで貢献しない。
ただし、今始めればそこそこ儲かるビジネス
・投資回収は数年かかるが、取り組むと企業全体のブランドイメージ向上につながるビジネス
企業の成長戦略を描くための新規事業なら、前者の事業は選ぶべきではありません。
しかし、事業単体としての収益性を全く無視しても良いというわけでもありません。
これからの新規事業案を選ぶ際の評価基準のスタンダードは目先の利益よりも「事業参入により企業全体に与える影響度」の優先度を高めることです。
社会性の高いビジネスは、事業単体の利益に加え様々なリターンを得ることができるから、”ハイリターンビジネス”といえるのです。
社会性が高いビジネスとは?
社会性が高いビジネスとは具体的にどのようなビジネスでしょうか。
どのような事業案なら社会性が高いと判断できるでしょうか。
それはSDGsのテーマと関連する事業です。
これらの17項目をイメージすると、以下の事業案は社会性の高い事業とされます。
・少子化問題を解決することを強く意識した婚活事業
・食品ロスの削減、地産地消を強く意識した外食事業
・水を汚さない技術をもったコインランドリー事業
・教育格差を解消することを目的としたスクール事業
・障がいをもった人の支えとなる就労支援事業
・空き家問題を解決する住宅事業
・地域活性化に繋がるグランピング事業
これら以外にも社会性の高い事業案は数多く存在し、近年その数は増加傾向です。
背景として、事業者側もユーザー側も社会性の高いテーマに対する興味が高まり、資金が集まりやすくなっています。
まとめ
先を見据える企業では、今新規事業計画の書き直しが急ぎ進められています。ウィズコロナのニューノーマル時代に対応した、新しい収益の柱となるような事業を今こそ検討すべきです。
他にも、最新の業績アップ事例を踏まえて、事業に役立つ情報を発信していく予定です。
楽しみにしていてください。