正しくサブスクビジネスを理解する 自社で導入する際の3つのポイント ~今月のセミナー特選講演録~

◆開催日時:2020年9月10日(木)

◆講師:船井総合研究所 日坂 大起

◆演題:「第1講座 正しくサブスクビジネスを理解する自社で導入する際の3つのポイント」

サブスクビジネスを正しく理解するーサブスクビジネスとは?

サブスクビジネスを正しく理解するーサブスクビジネスとは?


まず、サブスクビジネス、サブスクリプション、サブスクリプションビジネスなどいろいろな呼び方はありますが、本日は共通のキーワードとしてサブスクビジネスというキーワードでお送りしたいと思います。


皆さんも去年くらいから耳にしたことある方多いかと思いますが、去年くらいからメディアで取り上げられる回数が増えてきました。

そこで、面白いのが、大手の会社さんが参入したケース以外の取り上げというのが多くなっていまして、それこそベンチャー企業が取り組むようになったり、老舗のメーカーさんが新しい取り組みとしてやってみるとか、各種方面で、各種業界で、このサブスクというテーマでのビジネスをされている方が多くなってきている印象があります。


では、この市場の成長性はどのようなものかといいますと、どういうふうに図っていくかにもよりますが、われわれの見解でいきますと、大体毎年110%~115%前後で推移していまして、恐らく2019年から2020年、そして2020年から2021年にかけては、より大きく成長してくるのではないかと思います。


なぜかというならば、メディアでの取り上げ方も非常に多いですし、実際に身の回りでもサブスクサービスというものが増えてきている体感値にもなってまいりますし、なによりも船井総研がいろいろな業界のコンサルティングをおこなう中で、このサブスクビジネスの取り組みを勧めてきているというところも市場を占う一つの要因かなというふうに考えております。


では、なぜサブスクというのが先行してきているのかということですが、大きく分けて二つあります。


一つ目ですが、最近の若い方の世代において、ものを所有するという概念が薄くなっていまして、ものを利用するという概念が強くなってきております。

例えば、これをお聞きになっている50代くらいの経営者の方々でいきますと、車は買うもの、またはブランドバッグ、アパレルといったものは買うものといったお考えの方々が多かったと思います。


しかし、私自身も、サブスクサービスを利用して、車は購入せず使用するときだけ使わせていただく、また、かばんなどもレンタルして飽きたら違うものと交換するといったような市場動向に変わってきております。


また、高額な消費を一気におこなうということをリスクと考える世代になってきております。

サブスクというのは、月額課金型と月額分割型では何が違うのかといいますと、利用するかしないのかの上限を前提にしているかどうかが一番になってきまして、ここを抑えていただきたいのですが、今後経済をメインとして担っていく世代が、昭和生まれから平成生まれにシフトしていき、消費の概念が大きく変わろうとしているところが一番の要因ではないのだろうかと考えております。


その平成型の考えをもっている方々の消費活動というのが、先ほど話しました115%の推移に近付いてきている要因なのではと考えております。


では、二つ目にいきます。

例えば、30年前と今とでは一番何が違うのかといいますと、インターネットのインフラというのが大きく変化していまして、恐らく今お聞きいただいている皆様も、パソコン、iPad、スマートフォンなどで見ている方もいらっしゃるかもしれませんが、ITインフラやデジタルツールというところが大きく変化しました。


それによって取り巻く環境や理解というのも変わってきているというのが一つのポイントになってきているのではないかというふうに思います。


まとめますと、サブスクビジネスというのは、流行りものではなくて、今後のライフスタイルにおいて最も中心となってくる支払いの仕方の一つでして、それが先行している理由というのは、今後経済を担っていく平成生まれの方々が、社会に出ていけばいくほどこのビジネスはより伸びてくるのだろうと考えております。



このサブスクというものを正しくご理解いただくうえで、最も重要になってくるのが、「利用料金の分割支払いサービスではないのですか」と聞かれます。

例えば、サブスクリプションでいきますと、ブランドバッグが月額6,800円とか1万円弱で、何十万する高級な鞄のレンタルが受けられます。これ自体は分割払いではないのです。



ただしく定義をするならば、サブスクというのは、一定の使用料金を払ったうえで、サービス利用の権利を得ることができるというのが正しい理解かなと思います。

ですので、サブスクビジネスをおこなう企業側からしますと、例えば20万円のブランドバッグを月1万円で20カ月使用して、分割払いで利益をいただくというのではなく、月々1万円の利用料金をいただく中で、かばんの提供を受ける方もいれば受けない方もいますし、交換中であって、一時的にかばんを所有してない方もいるということです。


その他でもいきますと・・・

※ セミナーの講演録と当日使用したテキストをダウンロードいただけます。

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