ゲスト講座のここがスゴイ①
ゲスト講座のここがスゴイということで、①から④にかけてご説明させていただくのですが、まず初めにこちら写っておりますのが、Googleアナリティクス、いわゆるホームページ上の数値となります。2022年の1月~1月31日までの1カ月分のデータになるのですが見ていただきたい点は3カ所です。
まず1点目はユーザー、いわゆる流入数です。こちら業界平均が7,000弱に加えて、吹上浜フィールドホテル様は、15,000越えと、約2倍以上流入が多いです。ただ多いだけではなく、そのうち右側にあります緑枠の中、新規ユーザーがほぼ多い中でユーザー数を占めております。ですので、新しい顧客に対してしっかりアプローチができている状況となります。
そう考えていただいたあとに、次の二つ目、三つ目の数字を見ていただきたいのですが、まず直帰率です。こちらが何の数字なのかと言うと、ホームページを訪れてから何もせずに離脱してしまった割合を指します。こちらの数値は低ければ低い程良いです。そう考えた時に新規がほとんどいるのにも関わらず、直帰率の割合が非常に少ないです。また初めて来たユーザーに対して4.5ページという驚異的なペース数を見せている、これはホームページの作りからしてしっかりと自社の魅力をアピールできていると表わすことができます。
ゲスト講座のここがスゴイ②
続いて二つ目のポイントですが、宿泊施設で泊まる時、最もキーワード数が多いものは地域×業態、今回で言うと鹿児島×グランピングです。他の施設で言うと、例えば「北海道 旅館」であったり、「沖縄 ホテル」このような検索数が非常に多いです。その中でこちらの数値を見ていただきます通り、しっかりと「鹿児島 グランピング」「グランピング 鹿児島」というようなビッグキーワードでの流入を稼げている点がございます。
実際に地域検索では、左側のような、例えば「山梨 グランピング」と検索した時には、OTAサイトやまとめサイトというものが上に表示されます。同様に、「鹿児島 旅館」などで見た時にも、じゃらんさんや一休さんというOTAサイトが上位を独占することが多いです。
しかし、「鹿児島 グランピング」で検索した際に、二番目に出てきている、左側にあります通り、ユーザーというのはこちらの一番目から三番目にあるホームページだけで約5割の方が閲覧します。そうしますと上にあればあるほど良いという判断にもなります。ここに表示しているのは二番目ですが2021年10月の時には、しっかりと一番上に表示されていた時もございました。しかし、一番目と二番目だけを比べても2倍以上の差があるとなった時にどうやって1位になるのか、なかなかSEOだけでは難しいです。
ゲスト講座のここがスゴイ③
それはこの3点になっています。実際に私が何十社もご支援させていただいている中で、5号機が無くなってから業績アップが成功している店舗さんや、コロナ前の稼働と言いますか売上を100%に戻している店舗さんが結構多いですが、そこに当てはまるのはこの3点です。①LPを活用したWeb集客、②顧客属性別のWeb集客、そして③スロット企画による2次商圏集客、この3点が非常に大事になっています。
ゲスト講座のここがスゴイ③
そこで吹上浜フィールドホテル様では、Googleの広告を使うことによって、しっかりと欲しいキーワードに対して最上位で表示することを実現しています。
こちらもしっかりと広告を打つにあたって、まずは顧客情報、Webデータに基づいて配信を設定いたします。予約者の分布でいくと、こちら9割以上鹿児島が多いですので、基本的には鹿児島中心、プラスアルファ年齢に対しても25歳から44歳の方が多く流入しているデータがございますので、しっかりとターゲットと年齢、その他の詳細を設定して配信をしております。
具体的な数字データになりますが、12月から新規取り組み開始というところで、12月と1月では大きく差がひらいております。見ていただきたい点は、こちらのコンバージョン数、33から63に一気に増えております。このようにただ広告を配信するだけではなく、今の状態や今まで溜まってきたデータを基に配信地域や配信方法を変更することによって費用対効果の良い広告配信に繋げております。
ゲスト講座のここがスゴイ④
そしてゲスト講座が成功した最大の要因がこちらです。自走できる組織づくりです。元々船井総研が依頼したタイミングからここを目指しておりました。自走できる組織づくりとは何なのかということを①~⑤で表記していますが、全て共通していることは自分たちで考える、自分たちで自走していくんだというところになります。では具体的に自分たちで考える、自分たちで自走するとはどのようなことなのか簡単ではございますがご紹介させいただきます。
まず、自分たちで理解するです。基本的にご支援というところになると、右側に出ておりますのが私と本日ご講演いただきました鳥居様もいらっしゃるのですが、その他例えばホームページの担当者や支配人の方、温浴施設が隣にございますので温浴の責任者の方というような本部主導ではあるのですが、しっかりと担当者も参加する、こうすることで高速でPDCAを回すことができます。
二つ目ですが、自分たちでも分析してみるです。基本的に我々のほうからPDCAを回すための提案をしますが、時には今回で言うと吹上浜フィールドホテル様の中で分析をしてみる、そうすると自分たちが思っていなかった考え方やある仮説が出てきます。それに対して我々のほうでしっかりとフィードバックをして一つのものを作り上げていく、こうすることでただの支援を受けるだけではなく、自分たちで分析する、自分たちで考えるという志向へ少しずつ切り替わっていくことができます。
三つ目ですが、自分たちでタスクを管理することです。Web集客、Webマーケティングというのは、しっかりとやっていけば効果が出るものではございますが、なかなかこのタスクというものを消化していかないと成果は出てきません。ですので、このように決定日と誰が行うのか、いつまでに行うのかということを一覧表にし、色が変わっているところがタスクが消化されたところです。こうすることによって見える化できますので、タスクの進捗を全員で共有することができます。
ここで一つ押さえておいて欲しいのは、しっかりと期日を決めることです。もちろん通常業務に追われてできるできないこともありますが、そういう時にも期日を決めておくとリマインドすることができますし、誰かがフォローすることもできます。ですので、必ずいつまでやるのかを決めることは非常に重要となってきます。
四つ目ですが、自分たちから質問をするです。こちらはあるチャットワークの様子を張り付けているのですが、実際に本日のゲスト講座でご登壇された鳥居様から「このようにあるものを作ってみました。いかがでしょうか」という質問をいただきます。それに対して私のほうでチャットではございますが、いくつか気になった点や変えたほうが良い点をフィードバックしています。このように通常の支援時だけではなくて、このようなチャットを使うことでPDCAを回すことができ成長スピードも上げることができます。
そして五つ目、業績を自分たちで正確に把握するです。Webマーケティング、Web就職というとどうしても枝葉の部分である手段の話になりがちですが、最大の要因、目指すべき姿というのは、売上、利益を上げるところです。ですので、このような営業を上げることができる管理情報を使い数字を追っていくことで実行した施策が上がったのか、売上がどれだけ変わったのかが分かるようにすることで、モチベーションの向上プラスWebの細々としたところだけではなくてしっかりと自分たちがやっているところが売上や利益を上げるのに役立っている、担えているというように考えることができます。
こちらが本日のゲスト講座のここがスゴイポイントを四つ解説させていただきましたが、本日皆様にお伝えしたいところといたしましては、Webマーケティンの要諦です。経営者の皆様は是非こちらを押さえて持って帰っていただければと思います。
Webマーケティングの業績アップモデル
では、具体的にご説明をいたします。Webマーケティングの業績アップモデルとして昨今で言われているところのGo To、いつに始まるかというところはありますが、Go Toに備えるというところはもちろんです。また、Go To明けにどれだけ備えているかどうかという部分で業績に差が出るのは明白となっています。特に②に関しては、第1回目のGo To時に皆様も痛い経験をされたかと思います。
そこで押さえておいてほしいところですがまず①に関しては、過去客の優先案内です。DMやSMSやInstagramを通じて予約を募ることです。第1回Go To時には、今までのリピーターさんがなかなか予約が取れなくなってしまった、そういった声も多くあったのではないでしょうか。そのためまず優先的に過去客への案内をしていきプラスアルファ、②の部分の商品開発やWebマーケティングに取り組んでいくことです。しかし、Go Toが終わってから取り組んでいてはどうしても遅くなってしまいますので、今からこの商品開発とWebマーケティングの二つに取り組んでいっていただければと思います。
Webマーケティングについてよく言われることというのが、こちら二つです。自社予約比率を上げようという点やSNS運用、最近ではインスタグラムやTikTok、YouTubeなどを始めようということですが、どちらに対しても重要になってくるのはデータに基づいた施策を行っていこうということです。
これはどういうことなのか具体的にご説明いたします。基本的にWebマーケティングの業績アップモデルは①から⑤の項目となります。ほとんど多いところというのは、④の解決策立案・施策実行です。とりあえずやってみる、とりあえず真似してやってみるという④から行う経営者様や施設様が非常に多いです。しかし、そのようになりふり構わずやるのではなくて、しっかりと現状を分析する、データ集計をする、またデータが管理できるような状態にしておく、これが非常に重要になってきます。さもなければ、頑張ってやっていてもそれが結果として集客に繋がらず無駄になってしまうことがございます。ですので、①現状分析をしっかりした上で、②から⑤までの実行をしていくという流れになっていきます。