全社DX戦略・グランドデザイン策定コンサルティングは、デジタル技術を用いてビジネスモデルや組織文化を根本から革新するための経営戦略支援です。本ページでは、基幹システムの老朽化や業務の属人化といった課題に対し、あるべき姿から逆算したロードマップの策定工程を解説します。
グランドデザインとは、企業が将来的に目指す姿(あるべき姿)を長期的かつ俯瞰的に描いた全体構想のことです。DXにおいては、単なるITツールの導入ではなく、経営戦略とシステム、さらには業務プロセスや組織体制がどう連動すべきかを示す「成功への羅針盤」としての役割を担います。
デジタル技術を駆使し、組織全体の革新を目指す
現代の競争が激しい市場において、デジタル技術の進展は大きな変革をもたらしています。特に、生成AIに代表される最新技術の動向が目まぐるしく変化する時代、企業が持続的な成長を実現し、競争力を高めるためには、全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略策定が不可欠です。 単なるデジタル化やデジタル技術(テクノロジー)の導入に留まらず、ビジネスモデル、業務プロセス、組織文化を革新する全社的な経営戦略としてDX推進を支援するのが、弊社の全社DX戦略・グランドデザイン策定コンサルティングです。
全社DX戦略・グランドデザイン策定とは
成功への羅針盤を描き、リスクを削減する
- 多くの企業が抱える「システムが部門ごとにバラバラ」「業務が属人化している」といった共通課題に向き合い、経営戦略としての中長期的な目標(あるべき姿:To-Be)を描き、その実現に向けてITの側面から設計するのが「全社DX戦略・グランドデザイン策定」です。
- システム刷新やDX推進には多くのステークホルダーが関与するため、プロジェクトを円滑に進めるためには、
「なぜそのシステムを導入するのか?」
「DXを進めることで何を実現し、解決すべきなのか?」
といった目的を徹底的に確認し、明確に確立することが非常に重要です。
この戦略策定は、プロジェクトを成功に導くための羅針盤としての役割を果たします。

全社DX戦略・グランドデザイン策定ご支援概要
- 2018年に経済産業省が発表した「DXレポート」を起因に、DX(デジタルトランスフォーメーション)は多くの企業が取り組むようになりました。昨今の生成AIに代表されるように、ITトレンドが目まぐるしく変化しています。そうした潮流から自社の課題を分析し、最適な解決策を見極める難易度も比例して上がりつつあります。
- 2025年の崖と叫ばれる中で、旧システムからの刷新を検討する企業が増えています。 その中で「自社にとって何が最適化なのか?」を第3者目線から合理的に考察したいというニーズからこれまで当社で培った「DX計画化ノウハウ」「システム構想策定事例」をベースに、中堅企業を中心し、ご支援させていただいております。
- 「自社にとって何が最適化なのか?」を第3者目線から合理的に考察し、短期的なシステム導入 ではなく、実現したい姿からバックキャストを意識したグランドデザインを策定します。
【一般的なシステム導入のステップのケース】

よくあるご相談内容
- 以下のようなご相談を多く頂戴しております。船井総研では様々なご要望に対し柔軟に対応させていただいております。
- 基幹システムが老朽化しているため、新たなシステムへの刷新を検討したい
- 将来の業容の拡大に向けて、今のシステムや業務を見直したい
- システムの更新が控えているため、今のうちにシステムの方向性を定めておきたい
- 現在のシステム構成や業務フローが最適なのか判断がつかずわからない
- DXに取り組む上で、既存の業務を抜本的に見直すためBPRに着手したい
- システムのブラックボックス化や担当者が不在のため継続的なシステム利用が不安
- 部分最適なシステムを見直し、データの一元管理や業務プロセスを標準化したい
- 現状の業務にシステムが合わなくなってきているため、現場業務が非効率化している
- 拠点や部署で複数のシステムが導入されているため、統一化したい
- システムに関する人材が不足しているため、第3者でプロジェクトを推進してほしい
全社DX戦略・グランドデザイン策定で押さえるポイント
- 全社DX戦略・グランドデザイン策定においては、以下のようなポイントを押さえて進めることが重要です。これらのポイントは船井総研のサポートにより補完可能です。
- チェックポイント
- 内容
- 1事業戦略との整合性
- ─システムは、あくまでも事業成長を目的とした手段となります。経営ビジョンや目的の中でどのようにシステムを最適化すべきか、事業戦略とグランドデザインが整合していることが大切です。
- 2あるべき姿の把握
- ─特に経営層において、システムの刷新やDXに取り組むことで、どのような課題を解消し、効果や成果を得ていきたいのか、会社としての理想像である「あるべき姿」をイメージすることが重要です。それがプロジェクトの拠り所につながります。
- 3現状とのギャップ把握
- ─全社DX戦略・グランドデザイン策定の前提として、現状のシステム状況・業務内容について把握し分析することが必要です。ユーザー部門がどのように業務やシステムが運用されているかの実態を把握することが、グランドデザインの解像度に影響します。
- 4最適な
システムの検討 - ─システムの製品が、当初の導入目的や解決すべき課題に対して、機能や性能、コスト感が合致しているかを踏まえ、あるべき姿と現状とのギャップを解消する上で最適なシステムを選定します。該当するシステムの情報から比較表を用いて検討サポートします。
- 5改善手段の検討
- ─システムの刷新においては、業務を抜本的に見直すBPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)や、インフラの改善など目的に応じてシステム以外の解決手段があります。何が自社にとって最適なのか複数施策に対してのロードマップを描いていくことも必要です。
- 6実現可能性の検討
・実行計画策定 - ─全社DX戦略・グランドデザイン策定をし、次のフェーズでは具体的なシステムの選定や導入に着手します。そのため、技術的な実現可能性や、予算、スケジュールなど、様々な制約条件を考慮し、実行計画を策定します。
全社DX戦略・グランドデザイン策定の流れ
- 標準的には以下の流れで策定します。ご状況に応じて柔軟に進め方を提案させていだきます。

アウトプットイメージ
- 以下のようなアウトプットをさせていただきます(一部抜粋)
【報告書目次例】※参考例
1.エグゼグティブサマリー
2.PJの目的と実施事項
3.PJ体制とスケジュール
・体制図
・全体スケジュール
・ヒアリング実施一覧4.現状の業務・システム利用状況
・現行の業務フロー
・システム全体概要
・業務システム利用機能5.業務課題分析結果
・非効率を起こしている要因分析サマリー
・業務フロー上の課題分析
・業務システム上の課題分析6.間接部門の業務効率化施策
・業務フローの施策
(手順や実行者の変更が有効であれば提示)
・システムの施策とツール紹介7.施策検討及びの導入する業務システム比較検討
・改善施策案
・導入検討システム比較
・改善・導入によって得られる効果【アウトプット資料例】

船井総研DXコンサルティングの特長
- 「当社グループ創業来の強みをベースに中堅・中小企業へデジタル×総合経営コンサルティングを一気通貫で提供する」という事業方針のもと、当社のDXコンサルティングサービスは、コンサルタントとエンジニアの融合部隊として、上流からのコンサルティング(顧客が実現したいことの具体化)と柔軟な支援が可能であるエンジニアリングによるシームレスにサービスを提供し顧客のDXを加速するご支援をいたします。

ご支援実績(一例)
- 船井総研では業種・業態・規模問わず、様々な全社DX戦略・グランドデザイン策定の実績がございます。
- 製造業
- サプライチェーンを見直し、各種現場や工場のデータを一元化及びシステム内で管理し、基幹システムの刷新を検討
- ✓データドリブン経営に向けた現場のマスタやBOMなどの出力データを分析し、現在の基幹システム(ERP)の妥当性を検証。
- 住宅販売
- グループ経営の推進に当たり、各グループ会社が行う業務やシステムを統一化することでシステム経営を推進したい
- ✓各グループ会社の業務からシステム構成を把握し、CRMを中心にグループ統一化の構成によるグランドデザインを策定。
- 賃貸管理
- 2拠点にまたがっているシステムの整理及び業務プロセスの改善を通じてナレッジ化を推進したい
- ✓現状の利用状況から、フロントから業務システム、会計システムの領域で統一すべきシステムを定めたグランドデザインを策定。
- ヘルスサービス
- M&Aによって複数の事業会社に跨っているバックオフィス業務のシステムと業務プロセスの統一化を図りたい
- ✓グループ会社が多いため、標準化した業務プロセス案を策定し、それに見合うシステム統一化、業務プロセス改善を実施。
- 専門サービス
- システム外で利用しているExcelや拠点別の業務にバラつきがあり、基幹システムの刷新を検討していきたい
- ✓既存のSFAシステムの利用状況を見直し、業務の観点から利用すべきシステムの機能からそれに合うシステム構成を策定。
- 商社
- 業務の属人化を解消し、システム間のデータ連携や二重入力の手間を改善し、シームレスなシステム化を目指したい
- ✓セル型からライン型の業務フロー・運用体制に変更し、既存のシステムを活かしつつ、周辺アプリの改善・導入を計画。
- 機械メーカー
- 開発したシステム及びローコードツールの多用による非効率化業務の改善にむけたシステム刷新の検討
- ✓既存の業務の課題から、システム構成について分析し、業務効率化に向けたシステム構成についてグランドデザインを策定。
- 物流
- 部分最適化で進めてきたシステムが多岐に渡り、全体最適化及び業務のスリム化のためのシステム構成を刷新したい
- ✓現場の利用状況や、既存システムの有用性を踏まえ、刷新すべきシステムとそうでないシステム整理し、全体最適化を図る。
資料ダウンロード
- 本ページ、全社DX戦略・グランドデザイン策定の内容は以下からダウンロードできます。

- 【資料目次】
①全社DX戦略・グランドデザイン策定とは
②全社DX戦略・グランドデザイン策定ご支援概要
③よくあるご相談内容
④全社DX戦略・グランドデザイン策定で押さえるポイント
⑤全社DX戦略・グランドデザイン策定の流れ
⑥アウトプットイメージ
⑦船井総研DXコンサルティングの特長
⑧ご支援実績(一例)
⑨ご相談の流れ
よくあるご質問
「DXグランドデザイン」とはそもそも何ですか?単なるシステムの入れ替えとは違うのでしょうか?
グランドデザインとは、会社が将来目指す姿を長期的な視点で描いた「全体構想」のことです。単なるITツールの導入ではなく、経営戦略や日々の業務手順、組織の体制をどのように連動させるかを示す「成功への羅針盤」となります。
どのような規模や業種の企業が対象になりますか?
主に中堅企業のお客様を中心にご支援しております。特定の業種に限らず、基幹システムの老朽化や、特定の人しかできない業務(属人化)に課題を感じている様々な企業様に対応可能です。
古いシステムを使い続けていますが、何から手をつければよいかわかりません。
まずは「自社にとって何が最適か」を第三者の視点で整理することが重要です。今のシステムをすぐに新しいものに変えるのではなく、会社として「今後どうなりたいか」という目標から逆算して、今後の方向性を一緒に定めていきます。
担当者しかやり方がわからない業務が多くて非効率です。DXの前に業務の見直しはできますか?
はい、可能です。DXを進める上では、現在の業務を根本から見直すこと(BPR)が欠かせません。システムを入れる前に、データの一元管理や、誰でも同じように作業できる手順(標準化)を整えるサポートもいたします。
経営陣と現場で、システムに対する考え方が違っているのですが進められますか?
ご安心ください。システム導入はあくまで事業を成長させるための「手段」です。私たちが間に入り、経営陣が目指すビジョンと事業戦略をしっかりと確認した上で、現場の業務改善ともつじつまが合うように計画を策定していきます。
社内にシステムに詳しい人材がいません。プロジェクトを任せることはできますか?
はい、お任せください。IT人材が不足している企業様に向けて、船井総研が第三者の専門家としてプロジェクトを主導し、推進するご支援を多数行っております。社内に専門知識がなくても安心して進められます。
部署や拠点ごとにバラバラのシステムを使っていて管理が大変です。統一できますか?
可能です。現在「部分的に最適化されてしまっている」複数のシステムを見直し、会社全体でデータを一元管理し、業務プロセスを統一・標準化するための最適なシステムの構成をご提案いたします。
今のシステム構成や業務の流れが、そもそも自社にとって正解なのか分かりません。診断してもらえますか?
はい、ご相談ください。船井総研がこれまで培ってきた「DX計画化ノウハウ」に基づき、客観的な第三者の目線から、現在のシステムや業務の流れが最適かどうかを合理的に評価・診断いたします。
とりあえず早く新しいシステムを入れたいのですが、グランドデザインの策定は必要ですか?
短期的な視点だけでシステムを入れると、「せっかく導入したのに現場の業務に合わない」といった失敗が起こりやすくなります。「なぜ導入するのか」「何を解決するのか」を明確にするため、まずはグランドデザインを描くことを強く推奨しています。
サイトにある「実現したい姿からのバックキャスト」とはどういう意味ですか?
現在の延長線上で物事を考えるのではなく、まずは「将来どういう会社になっていたいか(ゴール)」を思い描き、そこから逆算して「今、何をすべきか」を考える手法です。これにより、導入後にブレが生じないDX計画を立てることができます。
今のシステムは中身がどうなっているか誰も分からず不安です。解消できますか?
そういったご相談は非常に多いです。担当者の不在や老朽化で中身が分からない状態(ブラックボックス化)を解消するため、現在の業務とシステムを丁寧に紐解き、今後誰でも安定して利用できる新しい仕組みづくりを設計します。
今のシステムが現場の実態に合わなくなってきています。業務は楽になりますか?
はい、改善につながります。グランドデザインの策定では、将来の事業拡大なども見据えて現在の業務フローを根本から見直します。現場の皆様が本来の業務に集中できるよう、実態に即した効率的なシステムの方向性を導き出します。
吉本 直史
よしもと なおふみ
