【講師】株式会社船井総合研究所 創業者 船井幸雄
株式会社船井総合研究所の創業者船井幸雄が登壇した1990年代の経営者向け講演会から、「経営者に大事な6つのこと」に関する箇所を抜粋。
リーダーの皆さん方は部下に自分の哲学を浸透させて欲しいです。若い世代にリーダーの哲学が伝わるかどうかはわかりませんが、それでもある程度の納得はさせて欲しいです。これは4つ目の哲学を持ってそれを少なくとも関係者に知らせておくことが経営者には必要だと思います。
5つ目は将来への正しい手を打っておくことです。
私が思う将来への正しい手の1番目は成功の3条件である勉強好き・素直・プラス発想という癖付けから離れないことです。具体的には勉強嫌いにならない。素直に行く。常にプラス発想を心がけるという成功の3条件を自分でも持ったうえで、部下にも浸透させて持たせることが大事になります。
2番目に人材づくりの手を打っておくことです。トップが成功の3条件を持たなければ人材は作れませんのでこのことは覚えていてください。
3つ目が本物化です。こちらの3つの手は将来のためにぜひ打っていただきたいです。この辺りはいつも言うことですので簡単に済ませたいと思います。
6番目に最近の日本人には勇気がないので勇気をもって行動することが大事になりますということを経営者の方に言っています。これらが今の経営者に大事なことです。
再度おさらいをしますが、つくこと、設けること、勉強して希望を持って前向きに生きること、哲学を持って部下、関係者に知らせておくこと、将来への正しい手を打っておくこと、将来への正しい手というのは成功の3条件と人材を作ることと本物化です。そして勇気を持って行動することです。