
住宅業界の厳しい状況を第二の成長期と捉え、ナーシングホーム事業に新規参入。介護事業者、地主、投資家とのネットワークを構築し、効果的な販促活動を展開し、2年で20億円の受注を実現する。今後はより大きなビジョンとなる大規模木造建築や土地活用の商品ラインナップの強化を図るべく組織を拡大中である。
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企業情報
- 会社名:株式会社大忠建設
- 都道府県:大阪府
- 設立:1981年9月
- 従業員数:35人(2024年9月現在)
- 事業内容:
戸建及び集合住宅の新築、建替、リフォームの設計施工事業
福祉施設建築事業
倉庫・事務所建築事業
不動産の売買及び仲介事業
賃貸管理事業
ホテル・旅館業
1.ご支援の概要
ご支援開始前の課題
- 住宅業界は今後厳しくなると感じていた。
- 2023年までに新規事業をつくることを(中長期計画で決めていた)マイルストーンにしていた
- 着工戸数も現状維持が精一杯である状況であった
- 新しいことをやらないと成長できないと感じていた
- デイサービスみたいなのを作ったことがあったのでこのような事業を膨らませたかったが、ノウハウがなかった。
ご支援内容
- ナーシングホームを建築していただける地主、投資家への販促活動
- ナーシングホームを運営したい介護会社や医療法人への販促活動
- ナーシングホームへの融資に積極的な金融機関への営業活動
- ナーシングホームに特化した投資ファンドやリース会社の新規開拓
- 全国王手・全国企業とのパイプづくり
- 建設業経営研究会のモデル会員の実行予算の共有
ご支援の結果
- 取り組み2年で20億のナーシングホームなどの福祉施設を受注
- 100社を超える運営会社とのネットワークを構築
- 地主や投資家を紹介してくれる銀行、税理士、投資ファンドなどの有力なアライアンス先とのネットワークの構築
- 上記を専任者ではなく3人の兼任者で実現 住宅事業を兼務する3人の役割分担で実現
- 新規募集することなく既存人員の活用で実現
2.ご支援内容の詳細

①運営事業者とのネットワークの構築
初めはデイサービスみたいなものしか建築したことがなかったためまずは、ナーシングホームを建設した後、運営する介護事業者の方との接点を作ることから始めました。
その運営事業者の方とのネットワークを構築することで老人ホームの建築をするステップに入りました。
元々、土地の情報(特に質のいいあまり表に出ていない土地情報)がありましたのでその土地を活かして土地と建物ごと老人ホームの建築受注をしていくこと(自社建て)を運営事業者にしてもらうことにしました。
そのため、運営事業者との接点を持つために運営事業者向けにDMを送って相談会を実施し、
50社の運営事業者の方と知り合うことができ、手応えを感じることが出来ました。
②銀行、不動産会社経由で地主、投資家とのネットワーク構築
運営事業者とのネットワークを構築したことで自社建てでの受注が安定していました。
しかし、介護事業者の中にも自社で融資を受けて建築(自社建て)をするという会社だけでなく、
地主、投資家に建ててもらいそれを賃貸で借りて運営することを要望する事業者が多数出てきました。
そのため大忠建設として初めて、地主や投資家の集客の一環として、地主や投資家向けに不動産会社向けにセミナーを行いました。
不動産会社を通じて地主や投資家を紹介してもらうことを目的に、船井総研のノウハウをそのまま実践させていただきました。
結果は30社の不動産会社に来ていただき、担当のコンサルタントの方から「船井総研の中でもダントツですごい事例です。」と言ってくださりました。
そして、セミナーなどを通じて建て貸しの地主とのネットワーク(大忠建設ではアライアンス先と呼んでいる)が出来てきました。
地主とのネットワークを築くために不動産会社や金融機関などの富裕層を顧客に持つアライアンス先を豊富に持つことが非住宅建設事業の根幹になると考え、不動産会社、金融機関向けへのアプローチを欠かさないようにしております。
③新たな取り組み ファンド(投資会社、リース会社)とのネットワークの構築
アライアンス先も順調にでき始めたので、今現在は当初目指していたファンド(投資会社、リース会社などの投資会社)との連携で更なる建築受注の機会を目指しており、早速成果が現れ始めています。
ファンドは世の中にたくさんありますが、介護施設などのヘルスケア分野に特化したファンドとの連携を船井総研に手伝ってもらっています。
ファンドというとややハードルが高く、中小企業の建築会社とは少し疎遠な存在に感じると思われますが、船井総研がつながっている会社はむしろ地場の中小工務店に特化したファンドでしたので非常におすすめです。
「正直こんな世界があるとは思ってもみなかったので船井総研に相談して本当に良かったと思っています。」
大西社長は語ります。
船井総研のサポートのおかげで事業を開始して約2年で総額20億の受注を見込んでいます。
ナーシングホーム事業により得られた利益を社員に還元していきながら、人的資源の最大化を目指していきます。
3.船井総合研究所を選んだ理由

当社が主に戸建事業で受注を伸ばしていっている中で、住宅業界が今後厳しくなっていくため2023年までに新規事業をつくることを中長期計画で決めており、新規事業をやっていきたいと考えていました。
そうした中で知人を通してナーシングホーム事業の事を聞き、そのコンサルを船井総研がやっていることを知りました。自社でナーシングホーム事業のノウハウを構築するには時間がかかると思い、船井総研のコンサルを受けることに決めました。
ナーシングホーム事業に取り組む中でナーシングホームを運営されている事業者様など他業種の経営者の方との接点を持つので、その時に、一緒に船井総研のコンサルタントの方がいてくださることで初めてやることにも安心感を持って取り組むことが出来ました。
船井総研の研究会の方にも所属しており、同じくナーシングホーム事業に取り組んでいる建設会社の方と情報の共有をすることができ、同じ悩みを抱えている会社の経営者の方の話も聞く機会を持つことができるため、進むべき道を間違えることなくナーシングホーム事業に取り組むことが出来ています。
このような機会と場を提供してくださることに感謝しております。
0→1でやるのは難しく大変だと思いますので、早く、安全に立ち上げることをするためにはコンサルティングを頼んで良かったと思っています。
4.担当者(支援者)コメント
不動産会社とのネットワークに強みを持つ大忠建設様のポテンシャルがそのまま結果に表れた形となりました。ナーシングホームに限らず、BtoB建築営業においては売買用地、借地、建て貸し用地などの情報をスピーディーに提案することが最も重要です。現状に満足せず常に高みを目指される大忠建設様を心から尊敬していますし、これからも一緒に伴走できればと思っています。
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