【内科クリニック向け】 患者さんを増やすWeb集患対策10選

Web集患対策10選
本コラムでは、Webを活用してより多くの患者さんに来院していただくための具体的な集患施策を10個ご紹介します。
Web集患は、ホームページへの流入を増やす「導線戦略」と、来院につなげる「受皿戦略」を組み合わせることで、より効果を発揮します。
1. 【SEO対策】キーワード選定で患者数を増やす
患者さんは、自身の抱える症状や疾患に関するキーワードを検索して、クリニックのホームページにたどり着きます。
より多くの患者さんに認知され、来院数を増やすには、実際にどのようなキーワードが検索されているかを把握し、ホームページ上で適切な対策を講じることが不可欠です。
疾患に特化して地域一番を目指すには、「エリア名×疾患名」のキーワードの対策が最優先です。
例えば、「千代田区 高血圧」や「渋谷区 糖尿病」などです。
また、”高血圧”等の検索ボリュームが大きいキーワードだけでなく、検索ボリュームが少なくとも、来院につながりやすいニッチなキーワードも対策することで、効率的に患者さんを集めることができます。
2. 差別化要素を大きく打ち出したホームページにリニューアルする
「当院ならではの特徴」を明確に打ち出してアピールすることが重要です。
地域に複数のクリニックがある場合には、患者さんに他院と比較された際に、自院の強みが伝わりにくいと、選ばれる可能性が下がってしまいます。
また、スマートフォンからホームページを見る人が多いため、スマホ版の表示を最適化することも欠かせません。
どのページからでもすぐに予約ができるように「フローティングバナー」を設置するなど、患者さんの利便性を高める工夫も効果的です。
来院につながるまでの流れをスムーズにし、患者さんが使いやすいデザインに改善することです。
3. 専門性の高い「疾患ページ」を作成する
ターゲットとするキーワードを網羅し、検索上位を目指せる専門性の高い「疾患ページ」を作成することが有効です。
疾患や症状毎に独立したページを作ることで、検索エンジンからの評価が高まり、検索順位が上がりやすくなります。
例えば、高血圧に特化した詳しいページを作成することは、高血圧の患者数を増やす事につながります。
ページは、3,000字を目安に、写真やイラストを用いながら、患者さんが知りたい情報を網羅しましょう。
4. 来院につながる「症状ページ」を作成する
「疾患ページ」と同様に、患者さんが抱える「症状」に特化したページを作成するのも効果的です。
症状ページの検索ボリュームは少ない傾向がありますが、その分競合が少ないため、しっかりと対策をすれば、上位表示を狙いやすいです。
重要なのは、その症状で悩む患者さんには、どのような検査や治療が必要になる可能性があるか、どんな疾患が疑われるかをわかりやすく、明確に記載することです。
例えば、「健診異常」「動悸」「のどが渇く」というような、集患したい疾患に関わるページを作成し、来院のきっかけを作りましょう。
5. 特定の疾患に特化した専門サイト(サテライトサイト)を作成する
特定の疾患に特化した「疾患専門サイト」を作成するのも効果的なWeb集患施策です。
例えば、「睡眠時無呼吸症候群専門サイト」のように、一つの疾患について幅広く網羅的な情報を提供することで、患者さんの信頼を獲得できます。
専門性の高さを示すことで、「このクリニックに行けば、自分の悩みを解決してくれる」という安心感につながります。
この専門サイトは、クリニックの本体サイト内に「サテライトサイト」として設置するのがおすすめです。
これにより、相互のサイトへのアクセス数に良い影響を与え、クリニック全体の集患効果をより高めることができます。
6. Web予約システムを導入する
ホームページからの予約を増やす上で、最も効果的な施策の一つが「Web予約システムの導入」です。
システムを選ぶ際は、「患者さんにとって使いやすいか」を最優先に考えましょう。
診療内容ごとにメニューを分けたり、カレンダー形式でスケジュールを確認できるようにしたりするだけでも、予約率は大きく変わります。
予約枠を最大限に活用できるよう、クリニックのキャパシティを把握して適切に設定することも重要です。
7. Googleリスティング広告を活用する
Googleリスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果ページの上部に表示される広告です。
そのため、「地名 + 診療科名」(例:新宿 内科)のように、すでに特定のクリニックを探している「顕在層」の患者さんをターゲットにするのに非常に効果的です。
一方で、広告の設定次第では、まだ通院を具体的に検討していない「潜在層」にもアプローチできます。
例えば、「高血圧 症状」や「健診 脂質異常」といった疾患や症状に関するキーワードで広告を配信することで、潜在的な患者さんとの接点を作り出すことができます。
このように、ターゲットに合わせて柔軟に設定を変えられる点が、Googleリスティング広告の大きな強みと言えるでしょう。
広告をクリックした後のページには、「疾患ページ」や「症状ページ」を設定するのがおすすめです。
また、広告費に対する効果を細かく計測し、運用を改善していくことで、費用対効果を高めることができます。生活習慣病の場合、来院2回分の売上で、広告費用を回収できるのが理想です。
8. SNS広告で潜在層にアプローチする
InstagramやFacebook広告は、まだ病気に気づいていない「潜在層」の患者さんにアプローチするための強力なツールです。
これらの広告では、画像や動画が何よりも重要です。ターゲットを細かく設定できるため、特定の層に絞り込んで効果的なアプローチが可能です。定期的に画像を更新し、ユーザーの興味を引きつける工夫を続けましょう。
9. YouTube広告でクリニックの認知度を上げる
YouTube広告も、認知度向上と潜在層へのアプローチに非常に有効です。
特に、漫画をアニメーションにした動画広告は患者さんに受け入れられやすく、高い効果が期待できます。
視聴単価は5~10円程度と非常に安価で(※1)、動画の冒頭5秒でクリニック名を呼びかけることで、スキップされても無料で認知度を広げられるというメリットもあります。
※1 一例です。状況により異なります。
10. クリニックのLINEアカウントを運用する
LINEは、ホームページへの流入から来院までの中継地点として重要な役割を担います。
リッチメニューを作り込み、Web予約システムと連携させることで、患者さんの利便性を向上させることができます。
また、既存患者さんの離脱防止や、医療サービスの案内にも有効です。
配信頻度が高すぎるとブロックされる可能性があるため、1~2週間に1回程度が適切な頻度です。
まとめ
ここまで、Web集患の具体的な施策を10個ご紹介しました。
クリニックの状況や目標に合わせて、これらをどう組み合わせていくかという点が重要です。
ぜひ、自院で取り組めることから、優先順位をつけて対策頂ければと思います。
Web集患対策について、より詳しく知りたい方は、コンサルタントとの無料経営相談を、お気軽にご利用ください。
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