株式会社ダブルツリー様
岡山県
軽自動車専門店を中心とした販売、販売・車検・整備・鈑金塗装・部品用品販売・損害保険代行業務、カフェ事業・フィットネス事業・ランドリー事業・観光事業
自動車事業で差別化を図り上場を目指す中、地域多角化戦略を推進。
船井総合研究所との15年にわたる伴走で組織を強化し、新規事業を立ち上げ、売上が右肩上がりの成長と共に上場を実現。
競争が激しい業界からの脱却!なぜ今、「地域多角化」が必要なのか
ひとつの事業だけで会社を大きくし続けることに、限界を感じていませんか。
特に競合他社が多く商品やサービスでの差別化が難しい業界では、価格競争に巻き込まれやすく利益を伸ばすのが難しくなります。
これを「団子状態」と呼ぶこともありますが、まさに多くの企業が抜け出せない悩みの一つです。
そこで有効な戦略となるのが、今回のテーマである「多角化」です。
多角化とは本業とは異なる新しい分野に事業を広げることを指します。今回ご紹介する株式会社ダブルツリー様の事例では、もともとの主力事業である「自動車販売・整備」に加え、「フィットネスジム」「グランピング施設」「カフェ」「コインランドリー」など、全く異なる業種へと事業を広げられました。
ここで重要なポイントは、ただ闇雲に手を広げるのではなく「地域密着型」で多角化を進めたという点です。 地元のお客様が求めているサービスを同じ地域の中で展開していく。
これを「地域多角化」や「地域コングロマリット経営」と呼びます。
一つの地域の中で複数の事業を展開することで、商圏を広げずに会社全体の売上を積み上げることが可能になります。
「車を買ってくれたお客様がジムにも通ってくれる」
「カフェに来たお客様が車のことを知ってくれる」
このように地域内での認知度を高めながら、複数の事業で収益の柱を作る。
これが地方企業が安定して成長するための「多角化」の成功モデルです。
失敗しない多角化のカギは「数値データ」に基づいた投資判断
「多角化が良いのはわかるけれど、未経験のビジネスを始めるのは怖い」
そう考える経営者様は多いはずです。確かに、本業の経験則が通用しない新規事業にはリスク(危険)が伴います。しかしそのリスクを最小限に抑える方法があります。
それが「客観的な数値データ」に基づく投資判断です。
新しい事業を始めるとき「なんとなく儲かりそうだ」「流行っているから」という感覚だけで進めてしまうと、失敗する可能性が高くなります。
しかし成功事例を持つ専門家のサポートがあれば話は別です。 今回の事例でもカフェやグランピング事業を始める際に、当社は専門的な数値データを提供させていただきました。
• そのエリアでどれくらいの集客が見込めるか
• 初期投資はいくらで何年で回収できるか
• 運営にかかるコストはどれくらいか
これらの「勝てる根拠」となる数字を事前にシミュレーションすることで、経営者様は自信を持って「投資する」という決断を下すことができます。
実際に株式会社ダブルツリー様はこれらのデータによってスムーズな投資判断ができ、その結果ここ5年以上にわたり売上が右肩上がりで伸び続けています。
多角化を成功させるためには自社の「やりたい気持ち」だけでなく、外部の知見やデータを活用し、冷静な計算の上でスタートすることが不可欠です。
これにより新規事業は「ギャンブル」ではなく、「計算された投資」へと変わります。
「多角化」と「上場」をセットで進めることで組織はもっと強くなる
多角化を進めると会社の中にいろいろな種類の仕事が増えます。
すると「社長一人ですべてを管理しきれない」という壁にぶつかることがあります。 そこで次のステップとして視野に入れたいのが「株式上場(IPO)」です。
「うちは地方の中小企業だから上場なんて関係ない」と思っていませんか。
実は上場を目指すプロセスそのものが、会社を強くする最高のトレーニングになります。
上場するためには、「内部統制」と呼ばれる社内のルールや仕組みをしっかりと整える必要があります。 誰が責任者で誰がどのような権限を持っているのか。お金の管理はどうなっているか。
これらを明確にすることで、社長が細かく口出しをしなくても社員たちだけで会社が回る仕組みが出来上がります。
株式会社ダブルツリー様の事例でも上場準備を進める中で、車以外の新規事業の整理整頓が進み、各事業の責任者がしっかりと運営できる体制へと成長しました。
つまり「多角化」で売上の柱を増やし、「上場準備」でそれを支える組織を作る。
この両輪を回すことで会社は家業から、永続的に成長できる企業へと進化できます。
上場はゴールではなく会社を強くし、次の成長ステージへ進むための手段です。
多角化によって事業が複雑になるからこそ、上場基準のしっかりとした管理体制を取り入れることがさらなる成長の秘訣といえます。
社長がいなくても回る会社へ。外部パートナーを活用する本当のメリット
多角化を進め上場を目指す道のりは決して平坦ではありません。 時には社内のメンバーだけでは解決できない課題や、耳の痛い指摘が必要な場面も出てきます。
そんな時こそ社外のコンサルタントのような「外部パートナー」の存在が重要になります。 社内の人間は日々の業務の忙しさや、人間関係への配慮から会社の課題に対して「見て見ぬふり」をしてしまうことがあります。また社長に対して厳しい意見を言える社員はなかなかいません。
しかし外部のパートナーであれば、しがらみなく客観的な視点で「こうしましょう」「それはダメです」と率直に伝えることができます。
今回の事例でもコンサルタントが時には厳しく指導し、やるべきことを明確に示したことが、会社の成長にとって最も大きな要因だったと評価いただいています。
また一般的なコンサルティング会社は「人事だけ」「広告だけ」とサービスがバラバラになりがちですが、多角化を目指すなら戦略づくりから現場の数値管理、採用、そして上場支援までを「繋げてサポートできる」パートナーを選ぶことが大切です。
一貫したサポートがあるからこそ経営者は安心して「多角化」という新しい挑戦に踏み出すことができます。
本記事はこのような経営者様におすすめです
• 主力事業の伸び悩みを感じ新しい収益の柱を作りたい方
• 「多角化」に興味はあるが何から始めればよいかわからない方
• 地域密着で地元のお客様に多種多様なサービスを提供したい方
• 事業拡大に伴い社長一人での管理に限界を感じている方
• 将来的に「上場(IPO)」やホールディングス化を視野に入れている方
本コラムでご紹介した株式会社ダブルツリー様の具体的な取り組みや、代表取締役 林和樹様のリアルなインタビューは、以下のページで詳しくご覧いただけます。
「多角化」で会社を次のステージへ進めたいとお考えの経営者様は、ぜひ一度ご覧ください。
▼【成功事例】右肩上がりの売上と組織変革で、地域多角化と上場を実現。さらなる成長ステージへ。
