先日開催したイスラエルオンライン視察セミナーが大変好評だったようです。経営戦略セミナーのゲストWix社に多大なる協力を頂き、現地の環境や人財、企業風土等をご紹介しましたが、現地に赴く視察の臨場感こそ物足りないものの、コロナ禍で大きな変化を遂げつつあるテクノロジー先進国に着目するという意味では非常に意義のある内容でした。
船井総研の海外視察では、アメリカや中国といった超大国への訪問が多く、イスラエルへの現地視察は開催したことがありませんでした。テクノロジー先進国で、独自のポジションを確保しているという意味では、エストニアと似通った存在感かと思います。
この2か国の共通点としては
● 国家の存亡をかけて、テクノロジーをベースとした産業革新を行っている
● 人口が少ないため、民間だけでなく、行政のデジタル革新が進んでいる
● 民間企業でも、人口が少ないため、海外展開を前提とした事業を組み立てている(イグジットもIPOだけでなくM&Aを見据えている)
● スタートアップ系の経営ノウハウは、シリコンバレーのVC等から入ってきており、グローバルな競争に耐え得る次元に磨き込まれている
● デジタル人材の教育、輩出に確固たるメカニズムがあり、競争力の源泉である
といったところでしょうか。
日本人としては、アメリカや中国のトレンドは英語圏・中国圏20億人マーケットを背景とした超大国であるため、見上げるしかない。。。一方で、イスラエルやエストニアは過酷な環境を背景としたグローバル展開を想定しており、どうしても同じ環境とは考えられない。。。となりやすいものですが、イノベーションは極端な環境で起こりやすいもの、と捉えることができるかもしれません。
もう一つのテクノロジー先進国エストニアについても、コロナ以降にどんなアプローチを仕掛けているか、オンラインセミナーで迫っていきたいと考えております。
『オンラインエストニアセミナー』
『オンラインエストニアセミナー』
【詳しい内容はこちらから】
⇒https://www.funaisoken.co.jp/seminar/080608