緊急事態宣言も延長され、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
そして、日本はコロナ禍に関係なく人口減少時代に本格的に突入していきます。
2021年はコロナ禍で出生数もさらに減少しておりは80万人も割る可能性があると予測されています。
1980年の出生数が約157万人、2000年の出生数が約119万人ですので、20年間で約40万人近く出生数が減少していることを見ると危機感が増してくることかと思います。
そのような時代であるからこそ、従来と同じような方法では立ちいかなくなるなと感じられている方も多いのではないでしょうか。その問題意識を解決する唯一といっても良い方法はイノベーションを起こしている、さらに業績が伸びている企業はどこなのかという情報収集を行い続け、自社に取り入れることが重要だと考えています。
私が担当させていただくことが多い自動車業界でもイノベーションを起こしている企業がないか情報収集をしています。国内はもちろんですが、海外の事例などを参考にすることも少なくありません。最近でもコロナ禍でも面白い取り組みで業績を伸ばしている企業がありました。
エイビス(Avis)という米国でレンタカー事業を行っている企業では、コロナ禍でレンタカー事業は打撃を受けましたが2020年の中古車の販売台数は2019年の約2倍に伸びています。全米での600以上のレンタカーの店舗でUltimate Test Drive(究極のテストドライブ)と呼ばれる最大3日間の試乗プログラムを実施しています。要は試乗で気に入った車があれば購入して使い続けることが可能になります。そしてエイビスは購入希望のお客様には必要な書類を顧客の自宅に発送し、お客様は人との接触を避けつつ、車の購入を完了できる仕組みです。他の自動車ディーラーには真似の出来ない販売手法で伸ばしています。
皆様の業界においてもイノベーションを起こし、業績を上げている企業がきっとあるはずですので情報収集を行っていただきたいと思います。さらに皆様の業種だけでなく、日本よりも進んでいる国の情報収集も併せて行っていただければ幸いです。
船井総研でも日本よりも進んでいる諸外国の取り組みをご紹介させていただくセミナーを開催しております。10月にはデジタル先進国であるイスラエルのオンライン視察セミナーを開催いたしますのでこちらもぜひご参加ください。
⇒https://www.funaisoken.co.jp/seminar/077527
イノベーションを起こす為の情報収集
2021年09月13日