ワクチン接種が進む一方で、デルタ株の感染がますます拡大し、緊急事態宣言にも終わりがなかなか見えません。 昨年より制度融資や補助金で少し安心しつつあった資金繰りも、「いつ返済が開始するのか」「どの程度の収益改善ができるか」「コロナのダメージはどの程度か」の目途が立たないまま、返済の据え置き期間が終了してしまう、という状況がこれから到来するのではないでしょうか。
実は金融機関でも今後の融資スタンスを決めかねており、今後の融資環境は不透明な要素が少なくありません。金融機関目線で資金使途ごとの考え方を整理したものを社長onlineに掲載しておりますので、こちらでご確認ください。
https://newspicks.com/news/5969639/body/?ref=index
また、2010年代は営業利益率重視の高収益経営、つまりPL重視の経営スタンスが、コロナショック前から高効率経営、つまりBS重視になりつつあると言えるでしょう。先の見えない今後数年においても、大きな投資やそれに伴う資金調達、あるいは売却や購入といった決断を迫られるケースは当然にやってきます。その際に不安なく意思決定できるような財務面の物差しを持っておくことが必要となるでしょう。
例えば、下記のようなセルフチェックは常に行っておきたいところです。
□ 売掛金で長期に回収できないようなものはないか
□ 会社と社長の間に不明なお金の貸し借りはないか
□ 他社に貸し付けているお金はいつ返済してもらえるか。返済してもらえないお金はないか
他にも重要なチェック項目を下記に用意していますので、こちらもご一読ください。
https://newspicks.com/news/6131816/body/?ref=index
この数カ月は我慢の経営が続きますが、改めて盤石な財務体制を整えることで、各業種で到来するであろう新たなビジネスモデルに投資をできる下準備を進めておきたいところです。
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https://www.funaisoken.co.jp/lp/media
まだ終わらないコロナ禍で先行き不安な資金繰り問題に目を向けよう
2021年09月06日