今回は、どんな業界でもどんな企業でも、おカネを掛けずにすぐ出来てすぐ効果が上がるDXを紹介したいと思います。
それは「品揃え型スモール動画」です。ここで言う「品揃え型スモール動画」とは、主として営業用に使うものですが、顧客別・商品別・ニーズ別に10~30分程度の短い動画を数多く作り、それを中心に営業活動することです(ZOOM等の録画機能を活用して手軽に作成してみる)。
「顧客別」とは、全くの新規顧客とか、商談2回目の顧客とか、クロージング直前の顧客とか、昔ながらの上得意顧客とか、顧客との接点レベルで分けることです。さらには、業界別業種別とか、企業規模別にも分けることが出来るでしょう。同じような商品を売りたい場合でも、顧客との接点レベルでその説明の仕方は変わるからです。
「商品別」とは、商品が変わればもちろん紹介コメントは変わるでしょうから、1動画で1商品をキッチリ説明するのがポイントです。
「ニーズ別」とは、顧客のニーズに合わせた作り方で、「とりあえずは簡単な説明を」という時もあるでしょうし、「より詳しく具体的に」という時もあるでしょう。
このような形で、売りたい商品があれば、顧客別・商品別・ニーズ別に細かく分類して動画を作っておくのです。下手な営業トークするよりも、顧客に動画をじっと見て頂いた方が良い場合が実は多いです。動画視聴による営業をド真ん中に置いて、「動画がメインで営業マンはサブ」くらいに考えても良いでしょう。また、これらの動画から選定してWEBサイトにもUPしておいた方が良いでしょう。
さらには、メルマガにも活用してみてください。要するに、二次利用・三次利用ができます。営業人員を増やさなくても、営業の打ち手を増やすことができます。そして、WEBサイトやメルマガにマーケティングオートメーション機能を付けて、どの顧客が?どの動画を?いつ視聴したのか?を分析してみてください。顧客のニーズ動向が見えてきて、営業改善につながります。
この「品揃え型スモール動画」の目的と効果を整理すると以下です。
・営業の標準化が図れる
・営業の属人化が少なくなる
・経験の浅い営業マンの底上げができる
・営業人員を増やさずに営業の打ち手が増える
・顧客のニーズ調査ができる
「品揃え型スモール動画」、是非、チャレンジしてみてください。
(2~3本と言わずに、10~20本は当たり前で、100~200本くらい目指して作ってみてください)
おカネを掛けずに、すぐ出来てすぐ効果が上がるDX
2021年04月28日