前々回、前回と船井総研で「成果を出せた」「重視している」デジタルシフトのトップ3を紹介しました。今回は、船井総研社内の取り組みではなく、ご支援先に提案しているデジタルシフトで最も代表的なアプローチを3つご紹介したいと思います。
一つ目は「オンライン営業」の導入です。オンライン営業とは、営業マンがZoom等を活用してリモート営業に切り替えることに限らず、マーケティングオートメーションを駆使するようなデジタルマーケティングや、オンライン診療やオンライン教育といった業種業界別のリモートサービスツールの活用、さらには契約や決済のオンライン化まで含めた一連の集客・販売・営業活動のデジタル化を指します。これまでのビジネス形態が完全にオフラインだとした場合、その隣に完全オンラインのビジネスモデルを並べ、相互に行き来できる状態を形成する、という表現が適切でしょう。
二つ目は「ロボティクス」の導入です。最も代表的なツールはRPAと呼ばれるパソコン上で自動化を実現するロボットですが、製造業やサービス業では既に実物のロボットの導入が増えてきています。今のところは単純作業を自動化する、代替するのが主要業務ですが、実は単純作業時間だけでなく、それにまつわる移動時間も削減することができるのがロボット導入の効果として見逃せません。
三つ目は「リアルタイム経営」の導入です。こちらは前回ご紹介した「経営データベース」を構築できれば、BI(ビジネスインテリジェンス)と連携させることで、より視覚的に、かつ自動的に、かつリアルタイムでデータドリブンな意思決定を行えるようになります。特に会計データから出しづらいプロセス指標を組み合わせて経営判断をする際に、効果的です。
便利なデジタルツールを社員一人あたりいくらで費用対効果を算出するのと比べると、一桁はスケールが上がる投資になります。投資利益率(ROI)の観点で、どの程度利益にインパクトがあるかを見極めることが肝心です。また、いくつかの業務フローを見直すことにもなるため、会社としての覚悟も必要になるでしょう。各々3つぐらいの選択肢を比較検討して見定めることをお奨めします。
そして当社でも、経営をデジタル変革させるための環境を用意をしております。
今回で94回目を迎える当社を代表する経営者向けイベント『経営戦略セミナー』
6月6日から7日間、オンラインで開催します。
メイン講座は第2日目の6月7日(月)となります。メイン講座でお伝えしたいテーマは「ネクストノーマル」です。コロナ禍で業績を伸ばしている経営者が取組んでいること、コロナ後の時流と今打つべき手をお伝えします。
そして第4日目の6月9日(水)には、DX関連の講座も多数ラインナップしております。 中小企業を対象とした「AI」「RPA」「クラウド」「デジタルマーケティング」「オンライン営業」など、全19講座の中から自社に必要なテーマをお選びいただけます。
ぜひこの機会に、貴社の経営をデジタル変革させるきっかけを掴んでください。
経営者が進化する一週間!
『第94回経営戦略セミナー 研究会全国大会2021』
6月6日(日)~6月12日(土) オンライン開催
⇒ 詳細はこちらから(特設ページへ)
船井総研が「提案している」デジタルシフト3選
2021年04月26日