ビジョナリーカンパニーなど、ビジョン経営が叫ばれて久しいですが、最近、特に重要と感じるのは、個々人のビジョンについてです。
我々のクライアントは、我々がマーケティングからご支援に入っているケースが多く、営業職・マーケティング職など、いわゆる文系の採用に強いようです。
我々の人材開発(採用や育成)のご支援も同様です。
これは従来でいうと、理系の職種の採用スキームがなかなか開かれていなかった現実もあります。
皆さまもご存じの通り、学校教育の形態も様変わりしており、文系や理系でくくってしまうのは、ナンセンスという風潮になっています。
そこで、重要になってくるのが、ビジョン採用です。
◆履歴書・エントリーシートよりも大事なもの
福島県を中心に展開される、あるリフォーム会社様では、営業スタッフから施工スタッフに至るまで、新卒を中心に幅広い採用を行っています。驚くのは、新卒営業職の受注新記録を毎年更新するという、とても“精度の高い”採用・育成を実践されている点です。
採用における選抜の基準は、文系・理系・学部の区別もありませんし、実は、すぐに成果が出せそう、優秀だというものにも限りません。重要視している指標に、長く活躍してくれるか、というものがあります。
社風に合うというのもその一種ではないでしょうか。
他社と同様に、リクルーター制度を活用し、学生との物理的な接点を増やしたりもしていますが、最も機能しているのは、インターンシップや面接も含めた、本人のキャリアビジョンシートづくりです。
「自身が、何年後に、どんな立場で、誰と、何の仕事をしているか。」
その通りになるかどうかではなく、どのくらい真剣に未来を考えるかを問うと、長く活躍できるかどうかも自ずと見えてくるそうです。
◆育成にもビジョンを!
私ども船井総研も、毎年100人以上の新卒採用を行っています。採用活動には、新卒・中途を問わずビジョンシートを使っています。
そして、早期育成という意味も含めて、社員の育成に当たっても、ビジョンシートを活用しています。
従来から、目標管理という評価・育成の手段はありますが、これは、ビジョン管理ともいうべき形です。
より遠く、より高く、羽ばたくための、リミッターを外したビジョンを描いてもらい、そこへのルート(行き方)を一緒に考えようという仕組みです。
上長の役割は、このビジョンシートの精査・深堀・実現サポートになります。
おかげさまで、新卒の定着率は、年々向上しており、活躍できるメンバーも増えています。
会社にも、社員にも、採用する学生にも、ビジョンが大事です。
ぜひ、目先のことから、ビジョンを意識してください。
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目先のことから「ビジョンが大事」
2021年04月16日