「リアルタイム経営で365日24時間データを可視化」とはDX化で目指すべき方向性の1つで、「経営者が、見たいデータを365日24時間見たい時に見たい軸でリアルタイムで見れる」経営のことです。決して、365日24時間営業することではありません。
経営者としてみたいデータとは、例えば、売上、在庫、仕入・支払い、粗利・原価、現金残高、経費、広告・プロモーションの結果、社員の労働時間・残業時間等々・・・。これらのデータの今日・前日・前月、あるいは、前年のデータ、さらには3か年推移データやそれらとの比較も見たいでしょう。また、部門別比較やエリア別・拠点別比較も見たいでしょう。それこそ様々な軸で見たいはずです。
普通、データ集計というのは、データの種類によって日次・週次・月次・4半期・年次・・・と集計時期を決めています。データを完全RPA化・自動計算している企業もありますが、その集計時期に合わせて事務員が手作業で集計している企業が多いでしょう。いずれにしても、決められた集計期日を待っている訳で、例えば、月末に締めて、翌月の5日や10日にならないと、集計結果が上がってこないという企業は多いです。つまり、経営者はその集計時期を待って経営判断する訳です。下手すると、30日前の結果を今見ており、冷静に考えるとかなり遅い経営判断です。これが決算ともなると、30日過ぎても出てこない、1.5か月目にやっと出てくる・・・そんな企業もあるかもしれません。これは、まさに「待つ」経営です。
「経営の見える化!365日24時間!リアルタイム経営」とは、経営者が見たいデータを365日24時間見たい時に見たい軸でリアルタイムで見れる経営のことです。常にリアルタイム集計されている状態です。例えば、先週1週間だけを抽出して、その期間中の客数・売上・経費・社員労働時間・現金残高等々の前年対比がパッと見れるということです。いちいち集計期日を待たなくても、見たい時に見たい軸で見れるのです。これによりリアルタイムな経営判断が出来ます。
これはDX化の1つであるBIツールの導入により可能になります。「BI」と聞くと、漠然として良く分からない方が多いようですが、BI導入の1つの目的がリアルタイム経営の実現になります。
さて、皆様の経営は「リアルタイム」経営ですか?それとも「待つ」経営ですか?
リアルタイム経営で365日24時間データを可視化!DXで目指す方向性
2021年03月17日