- 【宅配・デリバリー業界】今成長中の食品関連ビジネスモデル3選
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コロナ禍でも成長する食品関連市場
コロナ禍で成長した市場の1つとしてよく挙げられるのが、宅配・デリバリーサービスではないかと思います。
特に食品関連が成長していて、新たビジネスモデルが生まれています。
市場規模は、約2兆円とビックマーケットで、今後も成長の期待がもてる有望業種と言えます。
そこで、宅配・デリバリーで成長しているビジネスモデルをいくつか紹介させて頂きます。
1. ネットスーパー
宅配・デリバリーで成長しているビジネスモデルのうち、代表的なのはネットスーパーです。
ネットで食品、消耗品を注文して、その日に宅配されるサービスですが、コロナ禍で利用率が増えています。
スーパーのこれらの参入事業では、コロナ禍において、ほとんど2桁成長しています。
大手のスーパーだけでなく、地方のスーパーでもサービスが普及していて、
今後は、スーパー市場の中でのネットスーパーの割合がより多くなりそうです。
3. 高級弁当宅配ビジネス
ネットスーパーだけではなく、食材宅配も成長しています。
特に生鮮食材は、コロナ禍で苦戦していた生鮮の卸売が、苦肉の策として始めた野菜箱詰め定期宅配が、安くて新鮮、そして便利だと話題になりました。
その結果、期間限定のサービスの予定だったものが、事業になっています。
また、冷凍・チルド食品宅配も、主婦の日々の料理の手助けとして、また一人暮らしの方から「簡単、便利、美味しい」と人気が出てきています。
人気の外食店等が、このビジネスにコロナ禍で巣ごもり需要を狙って、続々と参入しています。
3. 高級弁当宅配ビジネス
テイクアウト、コンビニ、スーパーと差別化した高級弁当宅配がコロナ禍前から成長していましたが、これに加えて料亭、専門店も高級宅配弁当ビジネスに参入、ビジネスが成長しています。
個人で少し贅沢したい時、お祝いをしたい時、また家族だけの法事や法人の会議や集まり等で、少し贅沢な高級弁当ニーズがあります。
実際の事例としては、地方の企業様が高級焼肉弁当(予算2000円)を展開して、年商1億円、営業利益2000万円を実現しています。
まとめ
これら以外にも、消費者ニーズに合わせた宅配ビジネスが増えています。
この背景は、WEB、SNSを活用することで容易に集客が出来ること、
小口物流にインフラの整備が出来ていることがあります。
しかし、小売業や外食産業は、既存と違う手間があることが参入障壁になって、二の足を踏む企業がほとんどです。
そういう事から、異業種参の方が積極的で、成功しているケースも少なくはありません。
今後、成長する2兆円の宅配市場をどう攻略するかが、
小売業、外食産業だけではなく、異業種の企業にとっても
ニューノーマル時代に業績を上げる1つの選択肢になると思います。
杉浦 昇