今年の時流戦略・提言セミナーはゲストに竹中平蔵様をお招きし、私も対談をさせていただくことになりました。やはり経営者として今まさに気になるのは、日本の目下の景気、世界経済の行方ではないでしょうか。また、マクロに見て、日本の中小企業経営者はこの厳しい経営環境をどのように勝ち残っていくべきなのか、竹中様のご見解を伺ってみたいと考えています。
先だって、竹中様の著書で中小企業経営について触れていた部分をご紹介します。デイビット・アトキンソン氏との対談で、お互いの意見を交換していますが、視点は異なるものの主張はほぼ共通しているように読めました。
・中小企業の生産性を高める最適解は、「規模の拡大」と「賃上げ」
・デジタル化は生産性を高め得るが、一定の規模が必要
・M&Aは「規模の拡大」に直結するため、税制でも補助金でも支援すべき
・観光産業はまだまだ成長の余地があり、地方は盛り上がる
・「規制緩和」と「競争原理」を働かせることが重要で、制度設計のインセンティブが不足している
・中小企業経営においてはガバナンスよりも規律が重要(役員や管理職の登用、後継者の指名といった意思決定において)
マクロな方向付けとしては、この数年我々がご提案していたことと符合しているかと思いますが、より目先の舵取りについて、また成果を最大化するために、ヒントを掴んでおきたいという社長も多いかと思います。
今回の時流セミナーではこのようなトピックの中から、今後3年の経営の舵取りにおいて、いかに振る舞っていくべきか深掘りをしていきたいと考えておりますので、「これだけは聞いてほしい」という質問がございましたら、セミナー申込時にお寄せいただければ、代表して私が質問してみたいと思います(多数の場合は、私の視点で参加者全員に役立つ内容を選抜して、お伺いいたします)。
「2023年度版 時流戦略・提言セミナー」
https://www.funaisoken.co.jp/lp/jiryusenryaku
もう始まっている2023年の経営方針の策定
2022年09月26日