ある日、代表の桑田社長が何気なく転職サイトの口コミを見ていると、自社のページに「短期の仕事ばかり、社員は単なる駒。足りなくなれば、補充。」「ワンマン会社であるため、あまり意見が通らない。やる気がなくなることがよくある。」と記載されていたそうです。
当時、個別面談等は実施していたため、社長も「こんなの嘘だ!」「退職した人間の戯言だ!」と一度は思ったそうですが、そういった評判が発生していることを気にしていらっしゃいました。
まず、匿名で社内満足度アンケートを実施したところ、社内からも「楽しさはない」「意義、価値はあまり感じない」「勉強したいと思っているのに、その機会が与えられないのが辛い」といった声が続出。ここから、社員満足度向上プロジェクトが始まりました。
中期経営計画における最優先事項に社員満足度80点以上を掲げ、労働環境改善の徹底、生産性向上の取り組みを行いました。働く人に合わせた七色の就業規則の整備、顧客満足度向上を確実にするための仕組みづくりを行い、労働環境改善を実施しました。
さらに、実効性のある教育・訓練の実施、受注活動でのデータ分析と測定ならびに評価システムの強化、高品質担保と業務密度の徹底管理で生産性向上を図りました。
社内アンケートでは平均80点超を当たり前に達成できるようになりました。社内から「やりがいと楽しさを感じている」「業務は他社より重く、使命感を感じる」「顧客から、〇〇さんなら大丈夫でしょうと言ってもらえた」などの声が出るようになりました。
加えて、労働集約型である設備設計業務に従事しているにもかかわらず、年間就労時間2000時間減で営業利益約5倍を実現。女性比率42.4%、離職率3.8%と業界平均を上回る数値を実現し、働きやすい環境でありながら、生産性向上も実現されています。
今後は社内独自の教育・マネジメントシステムを展開、RPAなどのITツールを生かしたさらなる受注活動の強化をともに目指しています。
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