
入社1年目で新規事業の立ち上げに抜擢-早期戦力化は成長のための「礎」づくりから
お話

取締役 増子 則博 (ましこ・のりひろ)氏
増子建築工業 増子氏が求める人材像


【1】入社直後
船井総研の新入社員研修
(住宅・不動産業界向け)
入社してから一週間も経たない状態での研修は、若手社員にとってこれまで知らなかったことを知る機会につながっています。

【2】入社半年後
半年振り返り研修
4月の研修の成果が活かされているか、新入社員同士でディスカッションを実施。
仕事に慣れ始めた半年というタイミングで再び初心に立ち返る大切な時間です。

【3】2ヵ月に一度
設計勉強会
家作りに必要な敷地条件の読み取りやプラン設計の知識について専門家を交え、2ヵ月に一度の頻度で設計勉強会を実施。実践に結びつける知識を身につけてもらいます。
当社は大工系の注文住宅で木材にこだわった3,000~4,000万円の高単価な住宅を扱う新築住宅販売会社です。現在、既存の事業に加えてリノベーション事業の立ち上げ、さらにセミオーダー型のパッケージ商品の開発を進めています。 当社は、大工などの技術系の社員が多く、事業拡大と同時に営業にも携わる設計部門の人材の戦力化が急務でした。
同業社員との交流が仕事へのモチベーションにつながる
これまでは現場でのOJTを通じた研修が中心でしたが、早期戦力化を見据え、船井総研の住宅不動産分野に特化した新入社員研修に参加させることを決めました。研修では同業他社の社員との交流により、自社の強みやビジネスモデルを再認識するだけでなく、自分との差を感じたことで仕事に対するモチベーションも上がったようです。また、社会人として必要なマインドを学んだことで、彼らが仕事に躓いたときに立ち返れる拠り所としても効果を発揮しています。

営業部 プランナー 阿部 和正(あべ・かずまさ)さん
研修での学びが成長の質を変える
新築住宅という高単価な商品は、お客様が一大決心して購入されます。そのためお客様と向き合う姿勢や、営業・設計・工務・大工というチームの中で与えられた役割を果たし、横のつながりを意識したパフォーマンスが求められます。それらは研修などで簡単に教えることはできません。しかしながら、今回研修に参加した6名は、早期に活躍してもらうために会社が求めていることの理解が早まっているように感じています。
本誌にご紹介いただく阿部もその一人です。研修に参加したことで仕事にやりがいを感じ、当社の社員として活躍していくことを自覚するようになりました。また職人気質な傾向が強い当社の中でも営業職に必要な「笑顔・明るさ・人懐っこさ」を彼は持ち合わせていました。そのため入社1年目でありながら、リノベーション事業の立ち上げメンバーに抜擢することにしたのです。結果的にではあるものの、研修を通じて「船井流の成長するために必要なベース」を形成できたことが早期の戦力化につながったと思います。

調湿効果のある木やシラス壁など自然素材のこだわり抜いた家作りが同社の最大の強み。(モデルハウス:環・めぐり)
平成世代が活躍する会社づくりを目指す
今後はリノベーション事業の立ち上げとパッケージ商品の開発に取り組みます。企画商品は、従来のような土地や日当たりから内装の部分まで網羅した完全オーダーメイド型の商品に比べて、販売までのフローを短縮化することで、さらに新入社員の早期戦力化を目指した商品につなげていきたいと考えています。事業の拡大は事業戦略だけでなく、人材戦略も兼ね備えることが必要です。そのため、採用だけなく、教育や人材定着率アップを目指したグループウェアの導入や表彰制度なども予定しており、これから入社してくる平成世代が成長できる環境づくりも同時進行で取り組んでいきたいと思います。
1年間の学びが自分の成長の財産
営業部 プランナー 阿部 和正(あべ・かずまさ)さん
新入社員研修では、社会人としての考え方やあり方について学ぶことができました。学生気分が残っていた私にとって、学生と社会人との違いを入社間もない頃に学べたことはとてもよかったです。研修後は、建築の現場から設計(営業部)、そして役所まわりや測量を行う現場監督など多様な業務に携わりました。入社から1年間という短い期間でも、家を売る上で必要な全体のフローを直接現場で学べたことは、自分の成長につながる大きな財産となっています。

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