兎にも角にも欲しい人材が採用できない
兎にも角にも欲しい人材が採用できないというところが、即戦力人材、キャリア人材のところで起こっていることかと思っております。応募は来たけれど、自社と合わない、そもそも応募すら来ない会社さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
では、なぜ採用できないかについて一般論に言われていることが、第3次採用ショックの到来と、未曾有の生産労働人口の減少がございます。それぞれ順番に説明していきます。

まず、この有効求人倍率というのは、経済の動向と比例して高騰、もしくは下向していくというところがございまして、もちろん経済が下火になってくると有効求人倍率は下がり、比較的企業様が採用しやすくなります。
逆に、好景気になってきたり、不景気が収束見込みになってきますと、また採用のニーズは高まっていくというような状況になります。ただし、日本はそれに掛け合わせて人口減少が進んでいるため、これまでバブル崩壊で経済が下火になったことで有効求人倍率が下がり、そこから徐々に落ち着いて第1次採用ショックが起きたということです。続いて、リーマンショックで再度下がり、そこからはコロナ前まで、毎年有効求人倍率が更新されていくというような状況でしたが、コロナの大流行により有効求人倍率が再び下がりました。しかし、データを見ていただくとおわかりの通り、第3次採用ショックはコロナが流行しても、有効求人倍率が高いとされたリーマンショックのピーク時と、コロナ発生の間もないタイミングでもほぼ同じという状況になっておりますので、この採用ショックはより高騰していく傾向があるということです。

そのため、今回の第3次採用ショックでは全ての業界の求人が昨年を上回る有効求人倍率が出ており、前年度よりも上がってきているという状況ですので、獲得競争はより加速しています。

また、今後も加速していくというところでいいますと、労働人口の減少ということで、これは皆さん何度も聞いているよという話かもしれませんが、労働人口の減少は凄まじいスピードで進んでおり、いわゆる15~65歳の生産労働人口の人数が現在7,341万人おりますが、2040年にはなんと5,787万人ということで、約1,500万人もの人数が現状よりも下がってしまいます。それに対してシニアの方の数は高まっていくという状況になっています。全体の人口も2040年には2,000万人程の人数が減ると言われておりますので、やはり今日より明日、採用活動がしやすくなるような状況は来ないということが実態ではないかなと思っています。
ただし、第3次採用ショックの到来、未曾有の生産労働人口減少はありますが、これが根本の原因ではないというところが今回セミナーに参加していただいている意味でもあると思いますし、これはマクロの環境になってきますので、なかなか一企業では変えられません。根本の原因ではないというのは言い過ぎかもしれませんが、ここを根本の原因だとは思ってはいけないというのが、企業のスタンスとして、採用で成功し続けるために大事な観点かなと思っております。
では、どこに目を向けるべきかといいますと、これだけ採用活動が難しくなってきますと、人材会社や、そのほかの求人の代理店は乱立し、様々な採用手法と新しい採用の考え方が生まれてきます。採用の手法と考え方が間違っているから自社は採用成功ができないのだ、というところに、是非目を向けていただけたらなと思っています。
既存の採用手法と考え方からの脱却
つまり本日から、既存の採用手法と考え方からの脱却を目指して、全国各地の新しい採用手法・考え方で成功している企業さんの行っているやり方、考え方をインストールしていただき、脱却いただけたらと思っています。
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