街のお菓子屋さんが、VC(ベンチャーキャピタル)から資金調達した、とのことです。
私は、NewsPicks の中でも、スタートアップの記事を特に気に入って欠かさず読んでいますが、最近、IT系、ネット系のスタートアップが多い中で、こんな記事を発見しました。
「街のお菓子屋だけど、VCから資金調達した話」柴田愛里沙
(NewsPicks記事より引用)
札幌市にある「アリサの北海道お菓子店」は、一見したところ、街の洋菓子屋さんですが、全てのお菓子を「乳製品、卵、小麦、白砂糖」不使用で作っておられます。「ヴィーガン&グルテンフリー専門店」なのです。
そして、今回、これを東京に出店して、事業を加速していくために、北海道エリア特化型シードベンチャーキャピタル「POLAR SHORTCUT 1号投資事業有限責任組合」から資金調達をされた、とのことです。
ベンチャーキャピタル、スタートアップ投資というと、IT企業、ネット関連企業のイメージですが、こういう事業に投資されるVCもあるのですね。
船井総研のクライアント先には、洋菓子屋さん、和菓子屋さんをはじめ、成熟産業のところも多いのですが、このような業界の皆様は、資金調達というと「融資」を考えられる場合が殆どで、VCからの資金調達を考えられることは少ないのではないでしょうか?
実は日本のVCは数自体も非常に増えており、各地域に、地域の企業を応援するファンドも立ち上がっています。
既存事業の堅調な成長とは別に、思い切って、大きく伸びる事業を新規で開始される場合、また、大きく加速されることを検討されている際には、VCからの資金調達という道もあります。
勿論、VCへの持ち込み案件のうち、実際に投資されるのは、わずかではあります。
ともあれ、今、どんなスタートアップが出てきているのか、どんなVCがどこに投資しているのか、を見ていくことは、時流を読んでいくのに、とても面白いと思います。
融資ではなくVCという選択 ~お菓子屋さんがVCで資金調達をした話~
2022年02月10日