ビフォーコロナにおいて、少し閉塞感を感じながら出店やM&Aなどの仕掛けを行っていた会社も少なくないでしょう。
昨年の後半から、市況も変化し、4つのエリアで移転や出店を考えていた会社は、それぞれ1~3か所ずつ物件が出てきました。現在、出店2つと移転1つを同時進行で進めています。M&Aを考えていた会社は、別々の業態で2つも案件が発生し、既に1件は契約が済んでいます。
打つ手を多く仕込んでいたからこそということもありますが、変化が起こる時、多くの場合、チャンスはまとまってやってくるのです。
案件が順番に発生していれば、人的にも資金的にも準備ができるのでしょうが、すべてを一気にまとめていかなければなりません。優先順位を決めて、やるやらないを明確にすることも大事ですが、断る案件も含めて、いくつかを同時で進めていくということには、違いありません。
法的なところと、案件を上手に取り廻す専門家など、外部への依頼は何とかなります。ヒトの課題もありますが、スタートに合わせて準備ができることもあります。どうにもならない目下の課題は、ファイナンスです。
個別でも大きな投資になるものを、複数のファイナンスを付けていかなければなりません。銀行との付き合い方、条件交渉、事業計画作成など、今からではなんともならないことも出てきています。
まとまったチャンスに向けて、平時からのファイナンス力の強化が必要です。
チャンスはまとまってやってくる
2022年02月03日