今、格差社会が問題視されています。
最近Netflixで大ヒットした韓国ドラマ「イカゲーム」も、韓国の残酷なまでの格差社会を浮き彫りにしていると言われています。
格差には、様々なものが存在します。
経済格差、所得格差、教育格差、雇用格差などなど・・・
今後の格差で、企業が特に注意しないといけないのは「デジタル格差」です。
デジタル格差は、デジタル・ディバイドとも言われ、インターネットやスマホ、タブレットなどをうまく活用できる人とできない人の格差のことを指します。
なぜ、デジタル格差に注意しないといけないかというと、企業の労働生産性に大きく影響してくるからです。
例えば、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。
RPAはいわゆる単純作業を人間に代わって、ソフトウェアのロボットがやってくれる便利なツールです。RPAをうまく活用できれば、労働生産性を格段に向上できます。
しかし、RPAは試してみたけど、使えなかった。思った以上にできることが少なく、期待外れだった。というような声を聞くことも多いです。
実際、RPAを活用するには、いくつか注意が必要です。
まず、RPAに最初から完璧を求めないことです。RPAを使い始めのころはエラーが多発します。そのエラーを1つずつ解決することで、スムーズな業務処理を行うことができるようになります。エラーは当たり前に発生するものだと考えておくとよいでしょう。
そして、RPAを新入社員だと思うこともうまく活用するコツです。新入社員は業務のことに詳しくないので、ミスすることも多いですよね。RPAもそれと同じで、ミスを繰り返しながら業務を覚えていきます。
ただ、新入社員と違うのは、18時以降も働かせることができる点です。(笑)
18時から翌朝9時まで、人間が出社していない間もRPAは働くことができます。この時間を有効活用できるかどうかも、労働生産性に大きく影響してきます。
人口減少はこれからも止まらないでしょうし、人手不足の時代がやってくることは明らかです。そのような状況が見えている中で、RPAをはじめとしたデジタルツールを活用しない手はありません。
デジタル格差が深刻な社会問題になる日
2021年10月27日