- 時代の流れに沿った会社経営とは?時流適応から、経営にどう活かすかを解説
- 時流適応 関連コラム
GX(グリーン・トランスフォーメーション)とは
現在、日本の成長戦略の主軸には「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」が掲げられ、
何かしらのDXに取り組む企業は増えています。
しかし、企業経営、ひいては日本の持続可能な成長のために外せない主軸として
「カーボンニュートラル」もあり、
これは「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」と呼ばれています。
GXとは、温室効果ガスを発生させないグリーンエネルギーに転換することで、
産業構造や社会経済を変革し、成長につなげることです。
時流に即した取り組みのメリット
多くの経営者は
「これが企業経営に何のメリットがあるのか?」
「大企業の単なる外向けのPRに過ぎないのでは?中小企業には関係ない」
というイメージを持っていますが、
時流に即した取り組みが企業にとってプラスにならない訳がありません。
事例として、外務省主催のジャパンSDGsアワードの特別賞を受賞されている
株式会社大川印刷は「環境印刷」というコンセプトを掲げ、
2019年には企業経営における使用電力の再エネ比率を100%にされています。
そこから環境経営の啓蒙活動の一環として、自社の見学会やセミナー等を実施しておられ、
それが新規取引先の増加に繋がっています。
また、自社の太陽光発電設備のおかげで、停電時も工場を稼働継続することが出来ています。
GXに取り組んだことによって、結果的にエネルギーコストも削減でき、
BCP対策にもなり、利益も増えているのです。
時流に適応し、時流を活かす経営へ
船井総研の創業者、舩井幸雄は企業経営の大原則として「時流適応」することを唱えています。
これは世界や日本が推し進めている方針に「ただ単に従う」というものではありません。
その時流を「どう経営に活かすのか」という発想を持つことが時流適応であり、
いち早く取り組むことが、先行者メリットを掴むことに繋がるのです。