コロナ禍で、外食業産業、製菓製パン産業等は、厳しい状況が続いていますが、その中で、新しいビジネスのイノベーションが起こっています。その中で、高成長しているのが、冷凍食品ビジネスです。それで、EC通販、自動販売、テイクアウト等と、新たなビジネスモデルが、既存事業の業績ダウン分を上回る結果をだしています。3つの事例をご紹介させて頂きます。
【冷凍食品EC通販】
3店舗展開しているイタリアンレストランが、その内の1店舗を閉めて、自社の名物料理のピザで「冷凍ピザEC通販」を展開したところ、年商1.5億円になっています。
調理したピザを急速冷凍機で冷凍して商品化して、楽天市場、ヤフーショッピング等のネット通販のポータルサイトを活用して、
全国販売をしています。
このように店での名物メニューになっているものがあれば、EC冷凍商品通販の展開で、実店舗なみの売上を創ることが出来きます。
【冷凍パンのサブスク通販】
また、同じようなスキームで、冷凍パンのサブスク通販をやっている事例もあります。
これは、月々3000円で、冷凍パンの箱詰めで送られてくるサービスです。
美味しい名物パンに加えて、新商品や、季節商品が入っていて、飽きさせず、楽しませることから、継続率90%以上になっているようです。
よって、月々、安定的に新規顧客を開拓することにより、雪だるま式に売上が上がっていっています。
【冷凍食品の自動販売】
コロナの自粛から、営業時間の制限があったり、非接触の意識から来店を控えたりで、実店舗の売上が20%~50%も落ちている飲食店、製菓製パン店は、少なくありません。
そこで、少しでも業績をプラスするために出来たサービスが、「冷凍食品・自動販売機」です。
あるパン屋さんが、店頭の一角に「冷凍パンの自動販売機」を展開したところ、月500万円の売上を上げることが出来きました。
そして、それをもとに他の商業施設にも展開したところ同等の売上が創れており、第二の柱の事業になりつつあります。
また、他の事例でも、冷凍餃子、冷凍ホルモン等でも、同じように売上が上がっています。
以上の事例のように外食産業、製菓製パン産業からの冷凍食品ビジネスが、コロナ禍のニーズもあり、いろいろなビジネスの可能性が広がり、成長していっています。
どの店にも名物商品はあります。それがあれば、紹介した事例のように業績をプラスしたり、小さなイノベーションを起こせたりことは可能なのです。
そう意味では、チャンスが、すぐ側にあるということなのです。