今回はコロナ禍でも好調事業の特徴についてお伝えさせていただきたいと思います。
日々のコンサルティングの中で、目立つ特徴は下記の3点です。
1.耐久消費財を長持ちさせる事業
業界の例をお伝えしますと住宅ではリフォーム、 自動車ではコーティングといった耐久消費財において長持ちさせる需要が増加しています。コロナ禍で自宅に滞在することや自家用車での移動が増えているため消費者も気になり消費に動いているように思います。
2.可処分時間を消費させる事業
コロナ禍で外食機会も減り、自宅での可処分時間が増加しているためゲームやECでの買い物などが好調です。また、先日給湯器の販売をされている企業が絶好調とのお話を伺いました。これも自宅で過ごす時間が長くなり、恐らくお風呂に入ることも多くなることで給湯器の故障も増え、販売が好調になっていることが予想されます。
3.WEB集客に注力できている事業
住宅に関しては賃貸のオンライン接客、自動車業界においてはオンライン審査などが普及し始めるなど非対面サービスが増加しています。このように、オンラインでのサービスが増えていることも背景にあり集客自体もオンライン強化(WEB集客)ができているかで実績に差が生じています。デジタル集客の最初の一歩として、会社全体のサービスを掲載しているコーポレイトサイトだけでは集客が弱くなります。そのため、絞り込みしたサービスサイトを構築して広告宣伝を行っている企業が好調になります。B2C市場だけでなく、B2B市場においてもMA(マーケティングオートメーション)を導入できている企業は業績が向上しています。
好調事業はお客様に可処分所得や可処分時間を分配してもらっていることになります。
下記は出生数の推移のグラフになります。コロナ禍で2021年は80万人を割るとも予想されていますが、グラフにしてみてみると団塊世代や団塊ジュニア世代がいかに多いか実感されると思います。皆様の会社の商材は、この世代に支持されていますでしょうか。
コロナ終息後に向けて、自社の商品がどの世代に支持されていて、伸ばす分野を決め、新商品開発や集客に向けての準備ができているか?改めて見直していただくきっかけになりましたら幸いです。
コロナ禍でも好調事業の特徴とは?
2021年06月21日