1週間のオンライン経営戦略セミナーが終わりました。ご参加・ご視聴いただいた皆様、ありがとうございます。
いよいよ、ワクチンの接種スピードが上がってきており、コロナの収束が見えてきました。
経営戦略戦セミナーの私の講座では、Afterコロナから数年間、業界再編、M&Aが加速することを見据えて、今年度のグレートカンパニーアワードの業績アップ賞を受賞されました株式会社リバティグループ様の事例について、お話しさせて頂きました。
リバティ様は京都で創業された自動車販売業の会社様で、15年間で売上15億円から200億円、利益20倍を実現されています。成熟期の中古車販売において、いち早く軽未使用車に特化、1-2年に1店舗ペースで出店されて業績を拡大されてこられましたが、2018年からは、超友好的M&Aにより更に業績拡大を実現されています。
成熟期においては、自前で出店するよりも、M&Aによる店舗拡大が有力な選択肢になる、蓮尾社長。実は、この間にM&Aされた自動車販売業4社のうち3社は、同じ船井総研のモビリティの研究会員様同士のM&Aです。そして、M&Aでグループインした企業様の業績がいずれも大幅に伸びています。
私も蓮尾社長のお話を伺って、改めて、これぞ「超友好的M&A」或いは「共生型M&A」と呼ぶに相応しい、と感銘を受けました。リバティグループ様の超友好的なM&Aのポイントは、次のようなものです。
1)前経営者との信頼関係を最重視
①前経営者は基本的に残留可
②引退したい場合は買収金額上積み
蓮尾社長曰く、前経営者との信頼関係なしには、M&Aも成立しないし、M&A後の業績アップにも、全経営者の協力があるのとないのとでは全然違う。
2)引き継いだ従業員の不安解消
①従業員も基本サービスもそのまま、売上・利益の向上対策(2年以内)
②収益向上を前提に給与も増額、労働環境も改善
M&Aでは従業員は、「辞めさせられるのでは?」「全然違うことをやらされるのでは?」等々、例外なく全員が不安を感じる。1人1人社長自ら面談して、安心してもらい、目標を共有してもらう。
文字数の制限が来てしまいました・・・。皆様の会社でも、「超友好的M&A」を成長戦略に組み込まれてはいかがでしょうか?
Afterコロナの業界再編期は「超友好的M&A戦略」を!
2021年06月15日