上場すると採用力が強くなる、優秀な人材を採用しやすくなる、といわれますが本当でしょうか?
「高収益経営フォーラムIPO・M&A分科会」でゲストで登壇いただくIPOした上場企業の社長に
「IPOして良かったことは?」という質問を毎回しているのですが、
・HPからの応募が増えた
・応募者の学歴があがった
・優秀な人の応募が増えた
・いわゆる「親ブロック」がなくなった
など、表現は違えども必ず「採用」というキーワードが出てきます。
なぜでしょう?
上場しているから安心感がある、といわれますが、安心感とは?
・業績を開示している
→決算資料などを開示しているため、その会社がもうかっている会社か赤字の会社をHPから確認できます
・中期経営計画を開示している
→会社の向かう方向性がわかり、自分の成長、活躍する姿をイメージできる
など開示していることが多いため、自分で情報収集して会社のことを事前に知ることができる、入社してからのギャップが少ないだろう、ということがあると考えられます。
上場すると必然的に開示すべき事項が多いのですが、未上場の会社でも自社のことを積極的に開示し発信することで近い効果を得ることができる可能性があります。
今後、自社の継続的発展のために採用力強化が必要だと考えている経営者の方はIPOを目指すか否かを問わず、上場会社がどのように情報を開示し発信しているか参考にしてみてはいかがでしょう。
採用力強化、優秀な人材を採用するには?
2021年06月08日