意味のない安売りをしていませんか?
デフレが長く続く日本では、安売りから脱却できない会社も多いようです。規模の経済を活かして事業展開する大企業であればまだしも、中小企業は価格競争に陥ると泥沼化してしまいます。
では、どうすれば安売りを回避し、値上げすることができるのか?
1つのやり方として、「ダイナミックプライシング」という価格設定の手法があります。ダイナミックプライシングとは、需要と供給に応じて価格が変動する手法のことです。航空業界やホテル業界では、一般的に取り入れられている手法です。要するに、需要が低い時は安い価格を設定し、需要が高い時は高い価格を設定することで、一律固定料金よりも結果的に高い売上を実現することができます。
ダイナミックプライシングを行う場合、価格を複数パターン設定する必要があります。例えば、飛行機の予約の場合、28日前だといくら、14日前だといくら、3日前だといくら、という具合に複数の価格を設定します。ホテルや旅館の場合、平日は安いが、週末は少し高め、GW期間中はかなり高い価格が設定されていたりします。
ダイナミックプライシングを機能させようと思うと、価格をリアルタイムに変更・反映させる予約サイトが必要になります。いくら複数の価格を用意したところで、お客様にそれが伝わらないと意味がありませんから。
ここで1つ問題が出てきます。確かにダイナミックプライシングを導入すれば、需要に応じて値上げすることができ、売上の機会損失を回避することができます。しかし、複数の価格を需要に応じて頻繁に変更し、予約サイトに反映する作業は非常に手間のかかる作業なのです。
この問題への解決策が「RPA(パソコン上の作業を自動化するツール)」です。手間がかかる単純作業はRPAの得意分野です。あるビジネスホテルでは、ダイナミックプライシングをRPAで自動化することで、平均客室単価が10%程度アップした成果が出ています。
ダイナミックプライシングは、飛行機やホテル・旅館だけでなく、ゴルフ場、キャンプ場、テニスコート、クルーズ客船、マンスリーマンション、レンタル、美容室、エステ、レストラン、生鮮食品のECなど幅広い分野で適用可能です。ぜひ自社でダイナミックプライシングが適用できないか考えていただきたいです。
詳細については、経営戦略セミナーでの講座「業績を上げる!攻めのRPA徹底活用術」でもお話します。ご興味ある方はぜひお申込みください。
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