会員企業さまから、新規事業やM&Aについての問い合わせやご相談をいただくことが多くあります。
自社の業績を伸ばしていく中で、事業展開も含めた大きなビジョンを描くというのは、とても大事なことで、可能性を狭めないようなアドバイスを心がけています。
◆歴史に学ぶ業界再編
1980年代~1990年代にかけて、いわゆる全国チェーン(チェーンストア)と言われる業態が広がりました。特にこの時期に影響が大きかったのは、GMS(スーパー)やホームセンターです。八百屋・金物屋など、地域の中での商売が苦境に立たされる(淘汰される)ということが起こりました。
続いて、家電専門店、衣料品店、ディスカウントストアなどが躍進し、全国の商店街に影響を及ぼしました。
近年では、ネット通販も加わり、再編の波は小売業全体へと拡大しました。
これまでも、マーケットの縮小に合わせたマーケティングや事業展開を推進していましたが、新型コロナの影響は、数年を早送りしたような事態です。飲食店をはじめサービス業全般においては顕著ですが、まさに、すべての会社にとって「在り方の変更」を余儀なくされています。
そのような中で、過去を振り返りながら我々が意識しなければならないのは、業績を伸ばし続ける会社しか残れないという事実です。
◆効率的に業界再編の波に乗るためには・・・
「新ビジネスモデル化・新業態開発」「チャネル(店舗)拡大・変更」「新規事業参入」「友好的M&A」・・・
加えて言うと、これらを視野に入れたIPOへの挑戦、ホールディング体制への移行が含まれます。
特にIPOは、ブランディング、人材強化、資金調達など、あらゆる面で加速させることができます。
業界再編の波に乗るという発想より、業界再編を促す側に回る。
自社の戦略を、これまでと違った角度から見直していただければと思います。
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他人事ではない“業界再編” 自社の打つ手は?
2021年04月09日