下請けというと儲からないイメージがありますが、客層を絞りこみ、商品(技術)を絞り込み「狭属性専門特化」すると、高収益なビジネスになります。理由として、材料ロス軽減、施工ロス軽減、人的生産性UP、時間的生産性UPより、通常の下請けと比べ、20%程度のコストが削減することが出来ます。また、絞ることにより、スピード見積、スピード施工が実現により、サービスの付加価値が出ます。それによりリピート、紹介が増えて、ムダに新規開拓の営業をしなくても二ケタ成長の業績を上げることが出来ます。
ある年商数億円の内装工事は、不動産業者のマンションのリノベーションに「狭属性専門特化」することで、営業効率UP、施工効率UPすることで、年商10億円以上、営業利益10%以上の高成長、高収益を実現しています。
【スピード見積】
通常の下請けの内装業にリノベーションの見積を頼むと、1週間以上も掛かることざらにありますが、リノベーション絞った「狭属性専門特化」した内装下請け工事に頼むと、3日以内には見積が出来ます。そうすることで、元請けの不動産会社の営業マンが、中古物件を仲介するお客様に提案しやすくなり、見積依頼が増え、結果的な受注が増えてきます。
「狭属性専門特化」することで、見積のパターン化、標準化が進み、通常の1/3の時間で可能になります。また、元請けの不動産会社によって、仕様の標準化が進めば、より短縮することが可能です。
実は、下請けで業績を上げるには、「スピード見積」を実現することで、見積の手数を増やす仕組みが、重要な戦略と言えます。
【スピード施工】
見積でパターン化、標準化が出来ると、施工でも短縮することが出来てきます。通常、マンション1室のリノベーションであれば、80日位掛かるところが、60日で施工することが出来ます。よって、職人の人工が削減することが出来て、粗利率5%~10%も上げることが可能になります。そして、施工管理者が、それらによって、毎日、現場へ行って指示しなくても施工が進むので、リモート施工管理が実現して、業界平均の1.5倍以上の現場をこなすことが出来ます。
つまり、「狭属性専門特化」すると、工事のパターン化、標準化により、工事のDX(デジタル・トランスフォーメーション)が起こり、高生産性、高収益を実現することが出来るのです。
この2つのように「狭属性専門特化」による「スピード」の付加価値を創ることで、下請けの工事業において、高生産性、高収益を実現して、更に高成長も実現するビジネスモデルに変革することが出来るのです。
「スピード」で儲けるビジネスモデル
2021年03月26日